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旅の組み立て方|『ホーチミン』でアオザイを着て写真を撮りたい

せっかくのゴールデンウィークだし、どこかに行きたいけど、今の会社に入社して一年目なので有給休暇はそんなにないし、特に予定のないまま4月になっていた。

「ホーチミンのガイドブック買っちゃった」

4月10日に友人から無邪気なLINEが届いた。

数ヶ月前にホーチミンとダナンに行ったばかりだが、トイレットペーパーをトイレに流せないことをのぞけば、ご飯も美味しくて、物価も安く、すぐにでも再訪したいぐらい快適だったので「5月の連休に行くなら教えて欲しい」と伝えた。GWの予定はガラ空きだから、便乗するのもありだなと思った。
それからLINEグループの中で「みんなでアオザイ着て写真撮りたい」と盛り上がり、あれよあれよと数時間後には仮の日程が決まっていた。

4月29日(月・祝)に出発し、5月4日(土)に日本に帰る。
これなら有給休暇を1日も使うことなく、ベトナム旅行ができる。現在勤めている会社は海外からのテレワークが可能なので、4月30日、5月1日、2日はベトナムから働けばいい。
日本との時差は2時間なので、朝7時に業務を開始すれば、夕方4時には仕事が終わる。夕方からはホーチミンの街を楽しんで、早めに就寝すれば翌日の業務に支障がないのは、前回のベトナム旅行で実践済みだ。

飛行機を予約しよう

安心感と価格のバランスから、前回ベトナムに行った時はベトナム航空を利用したし、今回も第一候補はベトナム航空だったが、スカイスキャナーで航空券の価格を比較していると、気になるJALのチケットを見つけた。

予約はJALアプリを利用

深夜便だが羽田空港発で3万円台は破格。早朝にホーチミンに到着するので、貴重な祝日を有効活用できそうだ。
行きの便が決まったので、帰りの便もJALで探すことにした。JALマイラーとしては、JALで予約できるなら、それに越したことはない。5月5日の夜に予定があったので、5月5日の早朝に到着する便を探した。
行きの便よりは高くついたがGWなのでいたしかたない。

  • 4月29日1:25羽田発 → 4月29日5:15ホーチミン着:JL79

  • 5月4日23:20ホーチミン発 → 5月5日6:50羽田着:JL70

航空券は羽田発着で、108,400 円(うち30,400 円は税金・燃油特別付加運賃など)となった。直前予約かつゴールデンウィーク時期と思うと、妥当なラインかなと思った。

あと2人の日程も決まって、今回の旅のメンバー3人のスケジュールが出揃った。3人が現地で一緒に行動できるのは5月3日、4日の2日間になりそうだ。

  • 私:4月29日(月・祝)〜5月4日(土)

  • 友人A:4月30日(火)〜5月4日(土)

    • 彼女はGW 10連休なので平日の移動が可能

  • 友人B:5月3日(金・祝)〜5月6日(月)

    • 5月2日の仕事を終えて、5月3日深夜便でホーチミンへ

どこに泊まろう

各自別々のホテルを予約してもいいが、現地ツアーの参加時や合流する際のことを考えると、同じホテルにしておいた方が何かと都合がいい。

ホーチミンの1区はとても便利で徒歩圏内に飲食店や市場がある。さらに前回の旅行でGrabという便利なサービスも覚えたので「1区がおすすめ」とだけ伝えで、どこに泊まるかは友人のセレクトに委ねることにした。

「ホテルのプールに入りたい!」というリクエストがあり、1区にあるアラゴン ホテル & スパ (Alagon Saigon Hotel & Spa)を予約した。窓とバスタブのないシンプルな部屋に滞在して、5泊でVND 8,661,717(日本円で約53,000円)だった。ホーチミンの中だと高級ホテルの部類だ。

「アオザイを着て写真を撮りたい」

往復の航空券とホテルの予約が済んだので、アオザイ情報を調べた。大手の旅行代理店がアオザイレンタルをしているという情報もあったが、コロナもあってここ数年は営業していないという情報もあり、意外と選択肢は少なかった。

条件で整理すると、選択肢はこんな感じだ。

  1. アオザイをレンタルする(ホテル配送)

  2. アオザイをレンタル+撮影(ホテル配送+カメラマンの現地ツアー)

  3. アオザイをレンタル+撮影(お店で借りる+カメラマンの現地ツアー)

  4. アオザイを購入する

  5. アオザイ購入+撮影(カメラマンだけ手配)

  6. アオザイレンタル+ヘアメイク+撮影

アオザイをホテルのフロントに届けてもらうサービスもあったが、試着して選びたかったので今回は却下。(1と2が消える)
アオザイ購入はいいものが見つかればいいが、いいものが見つからなかった時に困るのと、値段の相場も見えなかったので却下。(4と5が消える)
悩んだ末に「ベトナム風のヘアメイクって楽しそう!」ということで、少し割高感はあるものの一人あたり15,614円の『6.アオザイレンタル+ヘアメイク+撮影』を予約した。※今回ツアーを予約したベルトラは私の勤務先である

このツアーは午前8時ホテルロビーでピックアップなので、予約できるのは3人が朝から揃っている5月4日(土・祝)一択となった。

旅の準備

Google Map

3人の行きたい場所を集約するのに、Google Mapを活用してリストを作った。行きたい場所がありすぎてハートだらけになったが、行った感想も随時書き込めるので、旅行中はガイドブック代わりに活用した。

もう1つ便利だったのがGoogle Mapの現在地共有機能だ。今どこにいるかとか、合流するまでどれぐらいかかりそうかが、都度LINEで確認しなくともGoogle Mapのアプリを開けば確認できる。

今回私からのリクエストとして、お気に入りのレストラン「クックガッククアン/CUC GACH QUAN」を5月3日のディナーに設定した。

3人が合流した後のスケジュールはざっくりこんな感じだ。せっかくプール付きのホテルを予約したので、プールの時間も確保したいし、マッサージも行きたい。

eSIM

私のiPhoneはeSIMが使えるので、AmazonでeSIMを購入した。物理SIMと違って差し替えの手間がないので、SIMを失くしたりする心配もない。QRコードを読み込んで簡単な設定をするだけで、ベトナムでスマホ利用ができてとても便利だ。

Grab

前回のベトナム旅行でとても便利だったGrabの設定を再度確認しておいた。車両手配・事前支払い、出前が可能で、ベトナム旅行では欠かせないアプリだ。タクシーだとぼったくられる心配があるが、Grabだと事前支払いなのでその心配がない。

少し離れたエリアへの移動のほか、テレワークの日にランチの出前をしたり、今回の旅行でもお世話になった。

車のグレードによって金額が変わる

移動距離にもよるが、1回の移動につき利用料金は数百円なので、日本のタクシーよりも安く、気軽に使える。

旅の10枚

行列のできる隠れた名店「Bánh Mì 37」
カメラマンによるアオザイ撮影の様子
再訪したホーチミンの素敵バー「STIR」
1日おきにマッサージ通い
ホーチミンの名所「タンディン教会」
SF映画に出てきそうな夜のブイビエン通り
惚れ惚れする可愛さのカフェ「every half」
予定を変更してホテルのナイトプール
相変わらずおいしかった「クックガッククアン
ホテル近くのローカルなお店でバインミーチャオの朝食


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