長崎に残る戦争の記憶—新興善小学校と金比羅山を巡る歴史の足跡
8月9日 長崎の原爆投下から79年。
様々な場所に眠る長崎原爆の傷跡。
長崎の子供達は必ず8月9日が登校日で祈りを捧げます。
これが全国で実施されている事だと思い込んでいたあの頃、
長崎に住んでいると、当たり前に感じていた事が県外にいくと見かけない。
改めてその片鱗を綴ります。
1: 新興善小学校の歴史を紐解く—特設救護病院としての役割
新興善小学校は、私が通っていた小学校であり、
戦後の歴史に深く関わる場所でもあります。
1945年8月9日に長崎に原爆が投下された直後、