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南インド・オーロヴィル編🇮🇳

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2017年10月の旅の記録。南インドの環境実験都市・オーロヴィルの探訪記。
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#旅のフォトアルバム

Dreamer's cafeの出会い

南インド・オーロヴィル編-5 オーロヴィル中心部のビジターセンターには Dreamer’s cafeというカフェがある。 時に出会いはあるものの、主に単独行動のわたしは昼下がりのカフェのカウンター席に座り、行き交うカラフルな民族衣装を纏う人々を眺めながら、ぼんやりとこんなことを思っていた。 『…なんだか誰かと話したいな。 ひとり旅って面白いけど、こういうとき寂しいよね。これ美味しいよねって分かちあったりさ、そういうことがしたいときって絶対あるわけですよ…。今、このタイミ

インドの洗礼と、マトリマンディル

南インド・オーロヴィル編-4 オーロヴィルでの滞在は2週間と決めていて、Véritéのゲストハウスに移動して数日経つ頃になるとインドの洗礼という名の腹痛がやってきた。 微熱にうなされ宿の部屋の中でベッドをうろちょろし続ける蟻んこ達と格闘しながら、トイレと部屋を往復し続ける。噂通り、日本から持ってきた薬は効かなかった…。 *** 洗礼(腹痛+下痢)に至る理由について。 思うに、オーロヴィルの敷地内には各ポイントに浄水器が設置されていて、ペットボトルやゴミが増えないよう

踊るインド人ヨギ、現る。

南インド・オーロヴィル編-3 オーロヴィルは広大な敷地内を宿から宿へ移動するための無料タクシーがある。荷物を載せ、最初の宿Sharnga guest houseから新たなお気に入りの宿Véritéへと無事に引越したのだった。 ようやくお気に入りの宿を見つけたわい…ほっと安堵しながら部屋に入ると、今度はカバンに小さな蟻んこ達が湧き出しひたすら巡回し続け、ベッドでもうろちょろし始めた。食べかすなどないつもりでも、何度倒しても延々と湧いてくる。 だからどーしたと言いたい。そん

オーロヴィル散策と、新たな宿ヴェリテ

南インド・オーロヴィル編-2 ひとり、部屋でじめじめしていた初インドの当時33才の旅人。それでも人間、腹は減る。宿には夕食がついていたので何とか重たい体を起こして食堂スペースに向かった。 するとそこには欧米諸国からのゲストやムンバイから来ているという、お洒落で明るいインド人の女の子達がいたりして(広告関係の仕事をしているらしく、エスニックと現代的センスが融合した着こなしが洗練されていてとても可愛いかった)少し気持ちがほぐれたのだった。 相席の滞在者達とちょこちょこ話した