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コッカーと精油

昨日、コッカーにはティーツリーの精油を使ってはいけない。と言うお話を聞きました。
この言葉を一括りにするのは、ちょっと乱暴な意見に聞こえたので、自分なりに紐解いてメモしておくことにします。

コッカーの特徴とアロマの成分の話です。
いや、ほぼ精油成分の話です。
おもんないです。
興味のある方はどうぞ。

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コッカーのなかでも、イングリッシュやスプリンガーは、キレやすかったり、てんかんを起こしやすかったりする。と言う一般論があります。

たしかに、今まで出会ったコッカーの中には、キレやすい子、てんかんの子も多かったので納得です。

でも、この話とコッカーにティーツリーの精油を使ってはいけない。というのは、また別の話で、性格と精油の性質の話が混ざりあって、掛け違えになっているように思えた。
もしかしたら、私が知らないだけでコッカーとティーツリー精油について、エビデンスあるのかも…と探ってみたけれど、ぜんっぜん見つからなかった。

探せて無いだけで、
ほんとはあるのかな???

この情報については師匠に聞いてみることにした。すると、コッカーとティーツリーの関係については聞いた事がないと言っていた。

師匠が知らないと言うことは
あやふやな情報による
作り話と確定。

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精油の成分の話
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精油にはたくさんの成分が含まれていて、その植物ひとつひとつ、元素記号レベルで違っている。そして、それが精油の基本となる。
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精油を構成する3つの元素
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アロマで使われる精油は、さまざまな成分の化合物で、おもに炭素(C)、水素(H)、酸素(O)の3元素が結合し、これらの並びの違いで芳香や作用が違っている。
精油の化学式には、官能基と呼ばれる部分があり、この官能基をもとに類似の特徴を持つ成分がグループ分けされている。
精油に含まれる成分のグループを見ることで、その精油の、おもな作用効能が分かるようになっていて、共通した官能基を持っているということは、化合物として共通した特徴もあるということになる。
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化合物の種類
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①炭化水素類 ②アルコール類 ③アルデヒド類 ④ケトン類 ⑤フェノール類 ⑥フェノールエーテル類 ⑦エステル類 ⑧酸化物(オキサイド)類 ⑨ラクトン類

話を戻すと、そもそもなぜ、
コッカーにティーツリーオイルだけ
あかんの?と言う疑問。

ティーツリーオイルと言えば、アボリジニの常備薬。主要成分はテルピネン4オール。この精油にケトン類は多くない。成分で言うと①モノテルペン炭化水素類。

今回心配している成分はなんだろう。

引っかかっているのは
たぶん、、、
④ケトン類か⑧酸化物(オキサイド類)

一般的に危険だと言われている
④ケトン類

なぜ危険?
ケトン類が良くないというのは、一部の精油に神経毒性があるから。
成分や使い方を知っておく必要はあるけれど、一般的に使われているものに殺傷能力はなく使い方や量を間違わなければ、安全という認識。

でも、ティーツリーオイルは
ケトン類じゃない。
だとすると、
何が心配なんだろう。

ティーツリーオイルを分解してみると、
⑧酸化物(オキサイド)にあたる
1.8シネオールが含まれる。

もし、このティーツリーオイルに含まれる1.8シネオールの事を指しているのであれば、含有量が多いユーカリの方が先に挙げられる。

ティーツリーオイルじゃなくて、
ユーカリの間違いかな??と
妄想を膨らませる。

ひと口にユーカリと言っても何種類もあって、成分によって使い分けが必要な精油であることは間違いない。

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ユーカリ精油いろいろ
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ユーカリ・グロブルズ
(Eucalyptus globulus)
1.8シネオールの含有量がとても高い。そのため少しツンとした香りがする。

ユーカリ・ラディアーター
(Eucalyptus radiata)
少し甘めのウッディな香り。ナチュラルな植物っぽい感じ。グロブルズが苦手な方はいいかも。

ユーカリ・シトリオドラ
(Eucalyptus citriodora)
別名レモンユーカリ
シトロネラールの含有な量が高いことから、虫が自然と除ける香りとして、古くから研究されています。
シトラス調の香りを併せ持つユーカリで、レモングラスやシトロネラ系統の香り。

他にもあるけど割愛\(^o^)/
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結論
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コッカーにティーツリーオイルが使えない訳じゃない。
ティーツリーとユーカリは同じフトモモ科の植物なので、混同しているのかもしれない。
たしかに、ユーカリの1.8-シネオールの含有率が高いと刺激が強く過剰反応が出る可能性がある。

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補足知識メモ
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ティーツリーオイルのアロマテラピーなどの利用には、テルピネン-4-オールの含有量が高く、1,8-シネオールの含有量が低いものがおすすめ。
オーストラリア規格のティーツリーオイルは、テルピネン4オールが30%以上含まれることが定められている。
オーストラリア規格のユーカリは1.8シネオールは15%を占めている。

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猫と精油について
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猫と精油については、猫は脂質を代謝する酵素が少ないため、脂質である精油の代謝が苦手なので、あまり良くないと言う結論。

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最後に
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ワンコに精油を使いたけれど不安なときはアロマの知識がある方や、ペットアロマに詳しい方にご相談ください。

もちろん私も相談受付てます♡
#宣伝しとるやないか


長文お読みいただき
ありがとうございます。

ニッコリ笑顔の日になりますように。

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