往復書簡:テラとTERAの音楽をめぐって④(音源付き)グリット・レカクンより最後の手紙
by 田中教順、グリット・レカクン
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第六便:グリット・レカクンより
教順さん、こんにちは。
私の中では、私たちは音楽と仏教や、タイ人と日本人の音楽の違いを議論しているわけではないと思っています。実際、私たちは人間で、人類の創造と発展において、世界の文化の下にいます。ですから、タイの『TERA เถระ』や日本の『テラ』で表現された音楽は、グローバル化した世界における私たちの文化や経験を表しています。ゴージャスな音楽、美しい音楽、はた