学生からはじめるモノづくりスタートアップのすすめ:なぜ起業という道にいたったのか 起業の理由・経緯

本記事ではそもそもなぜ起業しようとおもったのか、その経緯について記載します。起業理由・経緯というには本当にひとそれぞれに理由の違いがあるとは思いますが。起業の選択を考えている方の参考にしていただければと思います。

起業したくて起業したわけではない

結論からいえば私はあまり起業をしたくて起業したわけではありません。どちらかというと当時取り組んでいた履帯(キャタピラ)の研究を続けるために起業という選択をしたという経緯があります。当初は大学の研究室でやりたかったのですが残念ながら大学院の研究テーマとして受け入れて貰うことができず、では自分自身でやっていくための器として創業の道を選びました。

もちろんいきなり起業という選択肢が自分にあったわけではありません。大学4年の頃に後に株式会社CuboRexの副代表に就任することになるFabmobiの代表 嘉数と島風技研というチーム名で活動していた寺嶋が一緒にリバネスのテックプランターというコンテストに出場することがあり、そこで他のメンバーと一緒になって中山間地むけの製品やサービスを作るホープフィールドというベンチャーを作ったことがありました。そこではじめて会社って自分でも作っていいんだ!!ということを学びました。はずかしながらそれまで会社を自分でつくるという選択肢がなかったので、まさか自分がベンチャーの創業メンバーに入るとは思ってみませんでした。

その後ホープフィールドをぬけることになるのですが、ベンチャーでの活動の中で独立して支援頂ける方との出会いもあり、私自身も独立して研究、事業としてやりたいことが見つかったため、大学4年の3月に株式会社CuboRexを創業することになりました。

起業は手段

会社を創業するということは目的ではなくどこまでいっても手段であって、自身がやりたいことに対してどういった器でやるのが最も相性がいいのか見極めるのが重要です。ぜひ周りにいる会社や個人事業主、NPO、その他の団体など実際に作られた経験のある方に自分がやりたいことを説明し、それを実施する上で適切な手段についてアドバイスをうけることをおすすめします。もし周りにそういった知り合いがいないよということであれば、基本的に自治体や大学内にある起業相談、創業支援窓口にそれっぽい企画書やすでに試作品などがあるのであればそれをもって飛び込んでいくのもよいでしょう。

最近はベンチャーやスタートアップがよく取り上げられますが、必ずしもそれだけが選択肢ではないので自分にあった手段としての器を選んでほしいです。

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不整地産業のパイオニア CuboRexの代表として培ったモノづくりスタートアップのノウハウをベースに他の学生からものづくりスタートアップを…

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