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「世の中に迎合しない」という選択


私がやりたいと思うことについて。
わたしは絵を描いていますが、そのことについて描きたいと思います。

やっぱり絵を描くことを仕事にしようとすると、
失敗するな、と思いました。

仕事にしようとすることはつまり、
世の中のニーズに合わせていくことだったりします。
少なくとも、私の中ではそうでした。

ビジネスとして、世の中のニーズに合わせていくことは大事かもしれません。
けど、創作と、世の中に合わせていくことを
「一緒くた」にして考えたら、創作が止まります。

誰かの望むものを作ろうとするからです。
純粋な創作って、自分が作るのを楽しめていることだと思います。
ていうか、そうじゃないと続かないです。私の場合はですけど。

今、私の目標は、まず「続けること」です。
今までは、なんか仕事になりそうかなーって手をだして、
自分のやり方、自分の個性にあっていないのに始めて、
まあ自分を知るためにそういう経験も必要なんでしょうけど、
やっぱり楽しくなかったり、プレッシャーを感じたり、
「やらなきゃいけない」ってなって、
気分が重くなって、結局やめちゃったりしてたのかなあって思います。

そんで、結局誰かの評価、お金になることもそうですけど、
誰かに認められることをゴールにしてやっていくのはキツいです。
相当なメンタル強者です。
誰かに認められるのって、難しいです。
私は、社会的に成功するとかを含め、
誰かに認めてもらうことをゴールにしてしまうと、
「認めてもらえない」という現実にすぐに直面してしまうことになります。

まあそりゃそうですよね。
最初から評価を得られる人ってごく少数だと思います。

もしかしたら、そういう、たまたまラッキーで
最初から評価を得られた人のことを「才能がある人」だと
私たちは勘違いしているのかもしれません。

それで、やっぱり才能ないんだって諦めちゃうんです。
たぶん、そういう人多いような気がします。知らんけど。

私もここを勘違いしていて、でも私は結構うぬぼれ屋さんなので
才能あるのになんで評価してもらえないんだろう〜
みたいな風に考えていじけてしまってたのかもしれません。
情けないですが。

でも、中には、結果が出てないのに、コツコツ努力ができたり、
地道に自分の実力を磨いている人がいる。
そして私は「続けるのが苦手な人」だと思っていました。
次第に、私の継続力に問題があることにきがつきました。

そしてそれは改善できることかもしれない、
ということを思い始めました。

そこで、私はなにか学びたいとき、そういう本があるのかどうか
Amazonで検索するのですが、ありました。
「継続するコツ」という本で、出版されたばかり。
そのほかには、私のニーズにあった本はなさそうでした。

新品ではなるべく買わないようにしているので、
図書館かメルカリで探します。
新しい本なので図書館にはありませんでした。
メルカリで購入。

そしたら、すごくよかったんです。
私が間違えていたことがわかりました。

継続するには、自分がやりやすい形にしたらよかったということもわかりました。
それで、継続することに今、熱を注ぎ始めているんですが、
SNSにアップしているとどうしても何か
落ち込んでしまう自分に気がつきました。

自分が描きたい絵を描き始めた途端、フォロワーが1人減りました。
1人だけですけど、私にはすごく否定された気持ちだったんです。
いつものクセで、「あ、やっぱりダメなんだ」とか思いそうになりました。

けど、いやいや、私はなぜ落ちこんでしまうのだろう、
どうやったら落ち込まずに続けられるだろうってことを考えることにしました。

すぐに答えが出たわけではないですが、
徐々に私の「迎合グセ」みたいなことが、犯人であるような気がしてきました。
わたしは、無意識に人のニーズに合わせにいっちゃうところがあるんです。
それで人間関係とかでも疲れてしまってきたんですけど。

絵のことに関しても、自分が描きたいことと、
世の中のニーズが違うかもしれないということを
おそらく認めたくなかったんだと思います。

世の中のニーズっぽい作品、わかりやすい作品をあげているとき、
フォロワーが結構増えました。
(最近はじめたから50人弱ですけど)
けど、たった1人減っただけで、私は正直うろたえていたんです。
それは、人に認められたいっていう執着が残っていたから。

人に認められることをするのか、自分なりに自分のやりたいようにするのか。
その線引きができてなかったんですね。
自分のやりたいようにするには、人に認められることを
いったん手放す必要があります。

「できれば認めてもらいたい。
でも、認められなくても自分のやりたいようにする。」

こういう決意が必要だったように感じます。

世の中に迎合することは、今はやりたくないんです。
世の中に合わせることは、私にとって自然じゃないことだから。
自然じゃないことは、やりたくなくなる可能性が高い。
やりたくないことは、続けられない。
続けるのが苦痛になってしまうから。

わたしは、認められることより、お金になることより、
まず「続ける」ということをできるようになりたい。
だから、自分がどうやったら続けられるのかを一生懸命考えるし、
そのためには、世の中に迎合することは諦めようって思ったんです。

自分らしいものを発信するっていうことを続けていたほうが、
きっといいものも出来ます。
上手く描こうとしたり、売れそうかどうかを意識して作るものよりも、
練習のつもりで楽しく描いた絵のほうが、よかったりします。

自分のなかで作品の質を上げていくためにも、
いったん世の中のニーズから離れようって思ったんです。

「世の中に調子を合わせるべからず」

聖書にそういう教えがあるって何かの本で読んだことがあります。
今は自分の質を上げていくためにも、
そのように考えていこうと思ったのでした。

やっぱりどうしても「成功すること」が重視されがちで、
自分らしくやることは二の次のように考えてしまう人も多くいるのではないかと思います。私を含め。
けど、本当に大切なのは自分らしくやること。
自分らしくやっていない人の作品は心を動かしません。

ビジネスにおいては、ニーズを知ることは大切かもしれないですけど、
ときには急がば回れの精神で、あえて遠回りをしてみるのもいいかもしれません。

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