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自分だけの「価値観」の作り方


世の中にはいろいろな考え方がある。
ひとつのことをとっても、真逆の考え方がある。

例えば、「毎日しっかりお肉を食べるべき」という人もいれば、
「菜食中心にするべき」という人もいる。
これはわかりやすい例で、
自分の体質に合ったほうを選ぶのがいい。

私の夫はお肉を食べないとパワーが出ない。
私は、そんなにお肉を食べなくても元気でいられる。
その代わりに、お肉を消化するのが遅いし、胃がもたれやすかったりする。
お肉を食べなくてもいい代わりに、鉄分をたくさん補給しないと
パワー切れする。

心の健康も、「食べ物から見直すべき」という人もいるけど、
私は「考え方」から見直したほうが早かった。

この間、「世の中に迎合しない」という記事を書いたけど、
「世の中に迎合」したほうが、健康で幸せでいられる人も多いと思う。

要は、世にあふれる様々な価値観を、どうやって自分のものにするか。
誰かの価値観に難癖をつけてないで、「自分だったらどうか」を考える癖を
つけるほうがいい。

誰かの価値観に文句があるとしたら、あなたのとは違うということ。
別に論争はしなくていいし、お互いが「自分はこれ」というものを
知っているだけでいいと思う。

例えば宗教やスピリチュアルも、
信じたほうがうまくいく人もいれば、
現実的に生きた方が性に合っている人もいる。
その中間の人も。

みんな、わかりやすい意見には流されやすい。
極論を言う人にはついて行きやすい。
「黒は着るな」とか「赤い財布はだめ」とかって
影響力のある人がいうと、それが真実になる気がする。
でも、本当に黒い服を来てみたり、赤い財布をもってみたりしないと、
本当にそれが自分にとっても「だめ」なのかはわからない。

私たちは、いろんな価値観を「試して」みる必要があると思う。
それで、どれが自分に合っているか、
どの価値観を「着ている」時が1番動きやすくて、気分が上がるのか。
それを「感じる」という癖をつけるのがいいと思う。

若い頃から、どうやって働くのが理想的で、
どうやって振る舞うのが理想的で、
どうやって友達を作って付き合うのかとか、
そういうことまで「正解」がありすぎる。

さっきみたいに、真逆の価値観があるものはまだ
わかりやすいけど、
偉い人とか、影響力のある人の言葉によって何が「正解」か
教えられていて、信じてしまっているものもある。

それも全部一回見直したほうがいい。
知らない価値観の中で、気づかないうちにすごく窮屈な思いをしているかもしれないから。
自分にあっていない価値観は、正直言って無意味だし、
捨てた方がいい。

いらない価値観に縛られていると、それで人を良いとか悪いとかって
判断してしまうこともある。
例えば仕事が早い方が良いっていう価値観に囚われているひとは、
ゆっくり自分のペースで快適に仕事をするっていう価値を見逃しているし、
ゆっくり仕事をする人に対して批判的になることもある。

価値観の「棚卸し」が必要だ。
そして、自分の幸福に必要なものなのかどうか、
一つひとつ見極めて、分類していく必要がある。

そうすれば、自分の価値観は、だれかに教えられたものじゃなくて、
自分だけのオリジナル、オーダーメイド、
自分だけにフィットするようなものになる。

価値観が「自分だけのもの」だという認識がある人は、
その価値観で人を裁かない。
私はこれが居心地が良くて着ているんだって思うから。

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