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4月原宿にTERASの常設店を出します。僕が思う「6年後の未来」

自社HPでは出店情報や取扱店舗などの情報を更新しています。


【株式会社TOMOS company HP】

火曜日、代表飯島です。
タイトルにもあるように4月にハラカド3Fのクリエイターズプラットフォーム313区画にてTERASの常設店を構えることになりました。

かつて日本の様々なストーリーとカルチャーを発信してきたこの原宿でチャレンジできることに喜びと緊張で溢れています。
いつか常設店やりたいと思っていましたが、東京のこの街が出発点になるとは想像していませんでした。
2017年栃木県宇都宮市で始まったTERASをこの場所から世界に羽ばたかせたいと思っています。変わらず応援宜しくお願い致します。

「ハラカド」では原宿限定アイテムや、プリント物、スーベニアアイテムなど新しいラインナップも加えて商品展開していきますので是非店舗までお越しください。

ここからは僕らのもう一つの顔であり基礎となる福祉の話。

株式会社TOMOS companyは現在、就労継続支援A型事業所TERASと就労継続支援B型事業所TOMOS(2箇所)の計3箇所を運営しています。
HPに掲載している通り今後はグループホーム・オープンファクトリーの設立を目標に動いていきます。
そこで、未来予測は大変重要になるので「6年後の未来」という僕の予測を記録しておきます。
まず、何年も前から言っているのですがおそらくここからの6年間で就労継続支援の在り方が大きく変わると思っています。
そもそも就労継続支援とは何か。こちらを読むと分かりやすいです。


理由は6年に一度の予算法改正案により運営が困難になる事業所が多くなるという点です。現在丁度前回から6年経過したので4月1日付で予算の見直しが実施されます。
就労継続支援A型事業所は障がいのある方を最低賃金以上の金額で雇用し運営をします。TERASは現在28名。

今までの就労支援施設では原則、国からの報酬で給与を支払ってはいけないとなっていました。ここで福祉あるあるをいうと原則(可能なら。)がやたら多い。これまでは原則だったのですが今回の法改正で原則でなく、そこがしっかり評価されることになったので売上が作れている事業所は生き残りますがその他はとても運営できる金額じゃないほどに減算をされます。
そうなった時に何が起きるか。

・生き残ったA型事業所も毎年の最低賃金引き上げと増税によりいずれにせよ限界がくる(一部大手法人が運営している場所は別)なのでAB混合の多機能型がメインになる。
・A型事業所に通所している方は生き残ったA型を探すかB型に行くか一般就労をするかの3択になる。(当然A型での採用はハードルが上がる)
・B型事業所は利用者を増やしたいので工賃引き上げを行う。(月4万円〜とかでしょうか)
・B型事業所は工賃の引き上げにより売上を出さないといけないの売上に貢献できる利用者を集める。(A型に通所していた方が優先されてしまう)
・本当にB型事業所を必要としている方の行き場がなくなる。
・受け皿が必要なのでC型みたいな新しいジャンルが出来る。

これらが僕の6年予測になります。
就労継続支援に関わる運営陣、スタッフ、利用者さん全員のマインドをアップデートするフェーズに入りました。

生き残るA型は、本来のA型事業所の役割を果たせる会社になるので、かえってぼくは良いと思っています。
例えば、TERASの仕事で作った製品が世界中の方に届くことで自信に繋がって一般就労を目指せる、スタッフも全力で応援できてしっかり皆を送り出せる『TERASで働いて一般就労を目指す』そんな方がこの6年で多くなる。
本来の就労継続支援のあるべき姿で良いんじゃないでしょうか。

『TERASで働いて一般就労を目指す』ここが重要で、僕らはそんな方々が全国から宇都宮に集まることを願っています。

それには、オープンファクトリーという職場が必要
それには、グループホームが必要

という部分に綱っがていくわけです。
会社の目標と言っていますが、目標ではなくミッションですね。

これらが完成されてようやく株式会社TOMOS companyは福祉の未来に明かりを灯せるんじゃないでしょうか。

そこに向かうためにまず「ハラカド」常設店を成功させなくては。

というNOTE.でした。


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