少子化対策についてのとある主婦からの提言
妊娠の届け出数が減少したという記事を読んだ。おそらくコロナの影響であろうと。
厚労省が緊急調査した結果によると、5~7月の届け出件数は、前年同期比2万6331件減の20万4482件で、減少率は11・4%となった。
そうでなくても少子化が進んでいる日本。対策は誰が考えても必要。
少子化とセットで考えなければいけないのは高齢化なのだが、今回は一旦それはおいといて、少子化だけにフォーカスしてみる。
もう一点、産みたいけどできない人もいるんだよ!の件についても、ちょっとおいとかせてくだい。
まず私の少子化対策についての提言を2つ挙げたい。
①出産を保険適用に
②企業の採用条件についての改革と、採用を受ける側の意識改革
この2つを挙げる。
それぞれについて詳しく話してみよう。
①出産を保険適用に
少子化対策として政府も金銭面での補助について色々議論してくれているらしい。出産一時金の増額とか。
さて、このニュースを聞いた世の中の母親たちは、わーい!と思ったかというと、そうでもないんじゃなかろうか。
なぜなら、地域差や施設の差はあれどそもそも現行の42万円で収まるお産ができる人も一定数居るわけで。帝王切開をはじめ出産時に医療行為が生じた際は保険適用となり、費用が抑えられる事実も有る。
ちなみに3人産んで上2人は誘発分娩&吸引(1人は鉗子分娩)だったため費用は42万で収まったのに、全くの自然分娩だった3人目だけ10万以上足が出るという謎な展開に。
つまり、一時金を増やすより、そもそも出産を保険適用にしてしまうってことで問題解決してしまうと思う。
まぁ、そのへんは偉い人もすでに考えてることなのかな?とは思うけれど。
②企業の採用条件についての改革と、採用を受ける側の意識改革
お金の問題はもう、各家庭の意識の問題で、習い事を減らしたくないとか私立に入れたいとかそういう人が増えれば増えるほど、国のお金では解決できない。
私は本来は子どもにフォーカスするよりも、生き方や仕事へのフォーカスが重要だと感じている。子どもの将来を考えてお金を掛けるつまり、職業選択のためにという目標がぼんやりあるはずだからだ。
いつの間にか社会は大卒が当たり前の世の中になりつつ有る。多くの企業は新卒採用の条件として大卒資格がある。
果たして本当に必要か。本当に大卒者が優秀な人材と言えるだろうか?
私はとある大学を卒業し、地元の企業にUターンで就職した。その実感として、大卒だからといって能力が有る人は一握りだし、大学での知識が役立ったかというとクエッションマークだ。正直、高卒時点での学力でもできた。高卒では足りなかったのは飲み会のスキルと世の中にはいろんな人が居るという経験的知識くらいだ。
ちなみに私は大学という選択肢以外の魅力有る選択肢を高校の時点で知らなかった。
世の中は色々な職業で溢れていて、大学卒業していなくてもできる仕事はたくさん有る。そして多くの若者は、将来の職業を目標として大学に入るのではなく、大学へ入ることが目標となっている。それは時間の無駄遣いでしかない。
やりたいことや職業ありきの進学や勉強があれば仕事開始年齢は早まり、出産年齢を早くできる可能性も有る。
大学無償化なんて話も有るけれど、大学無償化するならば、小学校や中学校時点で職業の選択肢にもっとたくさん触れ合う環境を整えるべきだし、社会人になってから、必要に応じて大学や専門学校、大学院へと繋るルートを増やすことが肝要だ。
モラトリアムしたいならフリーターで十分なのだから。守られている時間がとにかく長くなっているのが少子化の原因だと考えている。
そしてもう一つ、公的に保育園を増やすより、一定数以上の社員数を有する会社がそれぞれに託児や保育所を設置すること。
そうすることで、保育園は小さな規模の会社の人が優先されることになる。もしくはこれから増えるであろう介護家庭のために融通できる。
これらは国や企業が動かなければできない。今一度、学校のあり方を考えてみてほしい。
選択肢は1つではない。
我が家は私は国立大卒。夫は大学中退。でも私は専業主婦で夫は職人をしていて夫の収入一本で子供3人と私を養ってくれていて、不足はない。(幼稚園無償化はかなりありがたい!)
大卒かどうかって、ほんと、関係ない。
うちの子どもはまだ幼稚園児と未就園児だ。彼らにはいろいろな職業を伝え、見せていこうと思っている。
それは、大学に行く必要が有る仕事なのか、地元に居てできることか、早くからどこか遠くで学ぶ必要があるのか、一緒に調べ、考えたい。もちろん、彼らのなりたいものが大学で学ぶ必要があるものならば全力で受験も応援する。
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