見出し画像

1095日の生き様 ④~正部員~

3年間を文章と画像で表現するのって難しいですが、楽しみにしてる方々がいる限りは頑張ります。笑

至福のGW

4月入部以降、以前の記事の通り「お客様扱い」であり「体験入部扱い」である期間を[今に見てろよ感]をなんとなく感じながらも何とか乗り越えた(?)一同は初めてのGW連休に入ります。

ここまでの期間、たった一ヶ月ですが同期の奴らが帰ってきて各校の情報交換したり、まだ中学生の後輩達に高校とは、をイキがって伝えたり、体験入部扱いのクセに「マジ駒澤やべぇから!」と一丁前な事を皆に話す期間です。

もちろん白樺に行った彼も揚々と苫小牧に帰って来ます。

画像1

「坂やばい」「ウェイトやれて嬉しい」
そんな事を言ってたような気がします。

1日1日と消化していくGW、それは地獄へのカウントダウンでもあります。
自主練?休む時は休むんです。
そうして連休をシンプルに休養として消化しました。

本当の1年生

GWも終わり、いよいよお客様扱いも解け、『1年生の仕事、見てたんだろ?今日からやれや』と言わんばかりに軽く説明され、やる事になります。

とは言うものの、当時のこの頃は陸上トレーニングしかない時期なので以前紹介した半分凍らせたペットボトルの水汲み(水補給)や、掛け声(回数のカウント)など、莫大な仕事の量が増えるわけではありません。

そんな1年生の仕事(雑務)よりもGW中にイキってたのがまるで全て見られてたかのように、「おいっ、1年!しっかりやれや!」が台本の如く飛び交います。

「しっかりやれや」(”れ”巻き舌)
「余裕か?」
「やるぞ」(”る”巻き舌)
「ながしてるべ?」
等々

これらの意味と使用用途については省略しますが、こんな言葉がいきなり増え始めます。

練習の負荷が増えるわけでもないのですが、何より上からの圧が増加、そして先輩方の悪ふざけもスタートし始めます。

A先輩「おい、ちょっと来い」
B後輩「はいっ!(タッタッタ)」
A先輩「あいつに○○って言ってこい」
B後輩「はいっ!(タッタッタ)」「○○!」
C先輩「おい、お前、やるぞ?(ボコ!ドカ!バキ!)」
A先輩「(クスクスクス)」

みたいなやり取りを何度もやらされるのが決まりです。笑
この場合、C先輩はB後輩が自己判断で悪口言ってくるわけがないのは十分承知で誰かの指示で言わされてるのも承知です。
機嫌の良い場合や優しい先輩は「おぉーい!誰よ言わしたの!笑笑」みたいな流れになるんですが、怖い先輩やキツイ練習の時、その人が機嫌が悪い時なんかは、まるで後輩が自発的に悪口言ったかの如くボッコボコです。

個人名は伏せ、書ける範囲だけ紹介しますが

「まゆげって言ってこい」
「パンチョって言ってこい」
「ジャンボって言ってこい」
「殿って言ってこい」


等々、少し思い出そうとしただけでいくらでも言わされたものを思い出します。笑

そして当時のブーム
「イモ入れる」
これ今まで駒澤IH部用語かと思ってたんですが違うんですね。
今調べて知りました。

画像2

どういう事かと言うと、

画像3

ちょうどこの画像のしびれる場所と書かれている太ももの側面
あっ!今あいつ無防備だ!と思ったら

画像4

ダッ!と無音で勢いよく全力で助走をつけて

画像5

こうです!

これをまともに喰らったら激痛と痺れで本当に立ち上がれなくなります。
決してマネしないでください。

これを無防備な後輩に全力で放ち「あぁ今良いの入ったわ!(ケラッケラッケラッ)」と痛がって立ち上がれない小鹿の後輩を見下ろして爆笑する。

これがイタズラ範囲です。※ヤキではありません。笑

受ける側のコツとしては、当たる瞬間にちょっと裏モモ側にインパクトポイントをズラしてジャストインパクトを外すという事です。

そしてこれは私の場合、3年生になるまで続きました。
1個上にこれが大好きな方が1人おりまして、むしろ2年になった時の方が部室で油断して余裕こいてたので喰らってた記憶があります。
本来なら2年でも悶絶させられててブチ切れるレベルなのですが、偉大な方だったのと、ホッケーでは全く敵わない先輩だったので、2年間受け続けた結果が今の太ももの太さに・・・というわけではないですが2年になってもその方が近くにいる時は油断できなくツラかったです。笑
(そんな先輩でも当時も今も憧れでしたし好きでした。笑)

この様に1年生と判断されてからは、仕事(雑務)、圧、イタズラ、これが倍増し、先輩からは選手どころか人間として扱われないゴミを見るような目に変わりました。
(まぁ実際、根性のないゴミみたいなメンタルでした・・・)

図面

色々と説明する上で体育館・部室の図面を明確にしておいた方がわかりやすいと思うので作りました。

画像6

記憶が無くなりつつあるのでおおよそですが体育館全貌はこんな感じだったはずです。

図でいうところの下のエリアですが実は二階建てになってまして正規の出入口の横に階段があり、二階に行けます。二階には大量のウェイト器具があり、ウェイトルームとなってました。

画像8

体育館に入って正面から見るとこんな感じです。

で、部室内は

画像8

こんな感じ。笑

当時の駒澤OBのあなた、忠実に表現され過ぎてて懐かしくて今、ニヤけてるでしょ?笑


さて、活動に戻りますが。
この頃から練習後に一発芸をやらされるようになります。

画像10

2階のウェイトエリアで並んで待ち、順番に階段を下りて正規出入口を一年生の分際でこの時はありがたく御利用させていただき入室、緑のエリアで「○○やりまーす!」と言って一発芸を行います。

お先輩方はボロボロのソファをひっくり返し出入口に向かって、ソファーに座って見る人、立ちながら見る人、それぞれですが主に紫のエリアから1年生に視線を送ります。そんな中、我々1年生は全力で一発芸を披露します。

ですので、同期の奴が何をやったのか、声と音しか聞こえず一発芸の内容などは芸最中以外は2階のウェイトエリアにいるので全く見たことがありません。
先輩が笑ったかどうか、空気感、何がウケるのか、間や勢い、私は芸人として直前まで聞き耳を立てて脳内で試行錯誤し、チャレンジします。
(あれ、俺、何部だったっけ・・・)

という事で私が初めてやった一発芸のタイトル
お恥ずかしながら発表させていただきます・・・

画像10

お題「有珠山噴火」

はい。
先輩の期待通り、爆笑をとらせていただきました。

ちょうど我々が高1の2000年の3月、有珠山が噴火したというトレンドを上手く利用したIQ一発芸です。

その後も何回かやらされた記憶があるんですが、全く覚えておりません。
また、同期の一発芸で記憶にあるタイトルが「えび」「踊る肉団子の甘酢がけ」等、他にもあったはずですが全く覚えてません。笑

この初回の一発芸、どうしてこうもタイトルから考えた経緯まで記憶があるかと言うと、この初回でウケを取ると後に先輩に任命され、高体連の壮行会でステージ上で全校生徒に向けて337拍子に合わせて披露する事になります。
この時はまだそれを知らなかったのですが、そのような選考も兼ねていたようで、結果私は全校生徒に337拍子のタイミングで噴火する有珠山を見てもらったわけです。これは1年生がメインですが頭にハンガー付けてフラフラするという伝説の一発芸を持った2年生なんかも一緒に舞台に立ちました。

次回予告

ここまでで全てを紹介できてるわけではありませんが、お客様⇒正部員になる、という事は仕事以外で色んな事が増え、その分メンタルも徐々に壊されて行きます。

今回はこの辺で。

次はメンタルの崩壊と脱落について。

お楽しみに!


てらを


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?