見出し画像

14年使い続けてきたMacをやめてゲーミングPCを買ったというお話

僕のMacBook Proが壊れてしまった

さて、この記事を書いているきっかけですが、愛用しているMacBook Pro Retina 15inch Late 2013が先日から急に電源落ちするようになりました。もちろん似たような現象の事例を調べ対処法を試してみましたが、一向に治らず。

数週間前までは前日スリープしたのにシャットダウンされていたり、電源アダプタ外して別室に持っていこうとしたらシャットダウンするような状態だったのですが「電源挿しておけば使えるしまぁいいか」と騙し騙し使っていました。

記憶を遡ってみると、そういえば約半年前にバッテリー交換の警告が出ていたなぁ、と。そしてバッテリーは少し膨張していて、トラックパッドがクリックづらくなっています。もちろん今まで何もしてこなかった自分の落ち度ですし、そもそもこいつは約7年も働いてくれてもう寿命だと思ってます。

最上位モデルをカスタマイズし、メモリ16GBストレージ1TBのフルスペック約37万円で購入した、当時は間違いなくハイエンドなやつでした。確かAppBankのYouTubeチャンネルでkazuendさんがフルスペMacを紹介されていたのに触発され購入した記憶があります。笑

何なら今でも普通の使用程度であれば問題なく超快適に使えます。電源さえ落ちなければね!もちろんAppleのサポートにも相談したのですが、結果的に2013モデルはすでに正規工場での修理対応を受付けていないのだとか…ガーン。。

正規サービスプロバイダーへの持ち込み修理(田舎なので遠い…)か、あとは自分でバッテリー交換するしかこいつを救う方法はないのです。まぁ、そのうちMacBook Proはバッテリー交換しようと思ってるので別記事で書くかもしれません。

パソコンがないと仕事ができないよ!ヤバいよ!

仕事の手が止まってはマズい!早急に使えるPCを用意しなければ!と「サブ機なんて面倒くさいし持たない」主義だった私は、ネットの海へダイブしました。ダイブして色んな記事に出会う中で、私は自身のパソコン利用の目的や用途についてこの機会に考え直しました。

ちなみに私はWebデザインやコーディングを本業としている、ゲームが大好きな自営業者です。

・グラフィックデザインソフト(illustratorやPhotoshop、Affinity等)がストレスなく動作すること
・めんどくさがりなので色んなソフト同時起動なマルチタスク万歳スタイルでも快適に動くこと
・ローカル開発環境の管理やソースコードの編集がサクサクできること(←自分の腕がついてきてない…)

えーっと、以上です。
それだけ?って思う方も多いでしょうし、PremiereとかAfterEffectsとかは使わないの?あっ…察しと思う現役バリバリ最前線クリエイターの方もいらっしゃると思いますが、以上です。笑

正直僕にとってのパソコンってその程度のスペックで良かったんです。あくまで「快適に動く」とか「長持ちする(かも)」みたいなことが重要だったわけで、おかげさまでこの7年間は非常に快適なパソコンライフを送ることができました。あとMacBook Proフルスペ持ってるぜーっていうちょっとした優越感&ドヤリングね。笑

じゃあもう低スペでええやん?MacBook Airとか安くてスペックも同等くらいやしええやん?とか思いつつApple公式を眺めてたんですが、ふと気づいてしまったんです。俺、ほぼ外出しないやん!という事実に。

前職ではBYOD(Bring Your Own Device)が歓迎されるゆる~い環境だったので自分のMacを自宅でも会社でも使ってたんですが、個人事業主になってからというもの、Mac持って出かけたのはクライアントとの打ち合わせ数回。しかも打ち合わせなんてページデザイン見せたりメモ帳にメモするくらい。もうこれ…パソコンはデスクトップで良くね?

初めてのデスクトップ購入検討の巻

さてさて検討対象がラップトップからデスクトップへと移行し、金額・スペックの選択の幅が大きく広がりました。当然のことながら金を出せば出すほど良いマシンが手に入る!(ラップトップも同じか笑)

クリエイター向けデスクトップというと「Mac Pro」が大変有名ですし、私も会社員時代に2008年モデルを使わせてもらっていましたが、とても良いマシンです。○○社長、その節は本当にお世話になりました。ということで一旦iMacのページを経由しMac Proのページを見てみたわけです。そして落胆したわけです。

今のMac Proの価格見てみてくださいよ。正直かなり…信心を試されているのですか?って金額。はっきり言ってエグすぎ。本体価格60万円で、目を奪われるほど超高精細な32インチRetina 6KのPro Display XDRが53万円(スタンド別売10万円)で、非常に美しいステンレススチール製のキャスターが4万円。合計すると軽々と100万円を超えますし、もちろん全て最小構成の税別です。本体だけでも60万円だからね?

えっと…貴族が買うものですか?瀬戸弘司さんが動画内で「お金使わせてもらってありがとうございます!」とか言ってましたが、マジでそのレベル。今までは高い金額ながらも高品質なプロダクトを安心感やクリエイター感もあってApple製品まんべんなく買ってきましたが、これはもうほんと異常だなぁとしみじみ思ったわけです。格差がここまで来てる…。

じゃあMacBook系でええやんとも思ったのですが、やっぱり高い。今持ってるのとざっくり同等スペックで20万ってなんやねん!スペック上げたらもう50万近くなりますやん!そもそもTouch Barって何やねん!んなもんどうせ使いこなすようなことないんや!(←自虐)

数年前まではMac持ってるとデザイナーっぽいだとか、なんかかっこいいだとか、やっぱりAppleは最高です!みたいなこと周りでも多かったんですが、最近はどうでしょう?前述した通り金額はべらぼうに高いわ、キーボードの不具合多いわ、正直持ちにくくて使いにくい標準マウスのままだわ…。最近のApple製品を自慢気に持ってる人たちは超お金持ちか狂信者だとしか思えない。(Appleファンの方ごめんなさい)

Appleとの別れ、新たなる出会い

「あー…俺のApple愛、完全に消えたわ。」そんな自分の気持ちに気付いた瞬間、私の検討先は瞬時にゲーミングPCへと移りました。なぜなら私はゲームが好きだからです。普段は寝る間も惜しんで昼夜逆転も日常的になるくらいPS4でゲームしてます。←仕事しろ

どうせパソコン買うなら当然スペック高いほうが良いし、自分がちゃんとワクワクできるモノがいい!この先するかもしれない動画編集とかも快適にできて、高画質でゲームができるんなら尚更いい!大手メーカー製のPCは不要なモノだらけでそこそこお値段も張る印象だったので、いっそのこと自作・BTOを視野に入れることに。

調べ始めたはいいものの、自作とかBTOって難しそう…そんな程度の印象だった僕。ある程度の知識はあるつもりですが、パーツやスペックなどの詳細については全くの無知。そう考えると「以前より50%も速くなりました」ってくらいの表現で製品購入にまで至らせているAppleってやっぱすごい。笑

何が違うのか分からないBTOメーカー各社のサイトを見たり、たくさんの解説動画や先人さんの記事を見たりして自分が出した結論は、ドスパラの「ガレリア」でした。日本国内で昔から有名なゲーミングPCブランドで、私も名前は知っていましたが正直あまり印象が良くなかったドスパラ、そしてガレリア。

まずは私が購入したゲーミングPCのスペックをご紹介します。
▼ GALLERIA XA7R-R70S
OS : Windows10 Home
CPU : AMD Ryzen 7 3700X 8-Core 3.59GHz
グラボ : Nvidia GeForce RTX-2070 SUPER
メモリ : 32GB DDR4 SDRAM
ストレージ :  C: 512GB NVMe SSD / D: 4TB HDD
※その他詳細はここでは割愛
ーーーーーーーーーー
金額:21万8,878円(税・送料込)

うん、安い!!!Macだと同等スペックで50万円は軽く超えることでしょう。PC本体のケースもリニューアルされてたみたいで、前面のフチが青く光ってかっこいいし、ケース内のファンも光るやつ。ゲーミングPCに元々憧れはありましたが、ガレリアを選んだのはこのケースが「程良くゲーミングしてる感」が大きな選考理由です。

昔のガレリアはオフィスPCって感じのダサくてデカい箱って印象でしたが、本当に良いリニューアルをされたなぁと思います。実際けっこう売れてるんじゃないでしょうか?本当はツクモ×デスストのコラボケースも良いなーとか思ってたんですけどね…発売が遅い・入手困難そうってことと、自作はまだ早いってことでひとまず断念しました。シンプルにかっこいいなぁ。。

ゲーミングPCっていいの?実際どうなの?

少々脱線しちゃいましたが肝心の使い心地について。笑
もう文句なく非常に良いですよ!!!起動も動作も爆速だし、メモリ32GBもあるのでほとんどソフト開きっぱなしでOKだし、画像・動画の編集も超快適だし、ゲームは高画質設定でヌルヌル動くし、これで今から何しようかなって思わせてくれます。ほんと買って良かったです。

もちろん私にとっては安い買い物ではないのですが、なんか久々に良い買い物ができたなーと思います。そして良い買い物は続くもので、周辺機器類まで色々と買い足していますが、これもそのうち記事にしようと思ってます。ま、やっぱりパソコン新しくしたら周辺機器も新しくしなきゃね!笑
(来月の請求額が恐ろしい…)

Mac→Winって不便じゃないの?セキュリティとか大丈夫?使い方分かるかなぁ…?って方もいると思いますが、基本的に大半の方は問題ないと思います。OSの違いなんてただの慣れの問題なので使って慣れてしまえばいいし、セキュリティも基本的にはWindows標準のみでも充分みたいだし(勉強中…)、まぁ余裕で移行できると思います。よほどWindows触った経験がないか嫌悪感がない限り!笑

僕はかれこれ14年ほどMacBook Proを代々メイン機として、勉強・仕事・趣味の時間の多くを共に過ごしてきましたが、最近は利用しているツールやサービスの大半がクラウド標準化されており、そもそもプラットフォームの選択ってそこまで重要性が無くなってきているようにも思います。

昔はデザインするならMacとか、ゲームするならWindowsとか(これは今も変わらない)OSやプラットフォームの用途や違いが明確にあったと思うんですが、今はクロスプラットフォームの時代。サービス開発者の弛まぬ努力によって、使うパソコンを自由に選択できるようになりました。最たる例がAdobe Creative Cloudですが、4~5年前からOS依存なく選択できるようにサービス提供されていますね。

まぁ、OSの使いやすさや製品自体の完成度はMacのほうが変わらず安定していて良さそうではありますし、Windowsは10になってから色々良くない情報も目にしますし触ってて「エッ?」となることもあります。でもそれはどの企業でも起きることでこれから良くなるかもということ。昔から繰り返されてきたWin→Mac、Mac→Win、たまにUbuntuとかChromeOSとか言い出す変態さんたち(←褒め言葉)

クリエイター職の皆様方、今はもうAppleの呪縛から解放される時です。実は僕たちが知らない選べる時代が来ていたんですよ!パソコンはMacだけじゃないんですよ!私も目が覚めるのに随分時間がかかりました。もちろん会社で使うなら僕もMacがいいです…でもフリーランス・自営の皆さん、特に自宅で作業が大半な方はどうでしょう。パソコン、Macである必要って本当にありますか?

この記事がMac→WinやPC買い替え検討中の方にとって少しでもお役に立てたら幸いです。それではまた。

ーーー

追伸

iPad Air と AppleWatch Series 6 欲しいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?