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山部泰司個展 「Stay in the flow」  12月13日(日) まで。はじまりました

実際に取材した場所をもとに印象的なブルーや赤を使い、想像の及ばない新風景を誕生させます。
細かな筆使いで描かれた大作には、風が吹き、滝から落ちどこまでも流れる水が壮大な眺めとなって現われます。
また「ふでの意志」「ふでのふるまい」と題された小品シリーズは大作のひとこまを切り取ったようでもあり、揺れる樹々や葉の線は抽象の領域へ入り込もうとしているようにも見えます。
西へ東へ、展覧会つづき。ギャラリーモーニングでは2012年、15年、18年以来の個展開催となります。/gallery morning

山部泰司個展 「Stay in the flow」 
2020年12月1日(火)-13日(日) 12時〜18時(月曜日休廊)

https://gallerymorningkyoto.blogspot.com/2020/11/yamabe-yasushi-exhibition-stay-ub-tha.html

今回の個展では、ひとつの場所にとどまるのではなく、その場の流れに身を委ねる感覚を表現しました。
北宋の山水画家 燕文貴の「江山楼観図」では、水辺から山岳へいたる流水や地形の起伏が変化する気象とともに描かれます。
細密な描写の集積から壮大な自然の流れが立ち現れます。細部のこだわりが大自然のうねりにつながる「江山楼観図」に倣い、私も絵画による旅に出たいと思います。/山部泰司

YAMABE Yasushi
1958 岡山県生まれ
1981 京都市立芸術大学美術学部美術科卒業
1983 京都市立芸術大学大学院美術研究科修了

1981 年からギャラリー白/大阪、ギャラリーすずき/京都、ギャラリーココ/ 京都、ギャラリー16/京都、ギャラリーQ/東京、村松画廊/東京、LADS GALLERY/大阪、ギャラリーあしやシューレ/兵庫などで個展、グループ展多数。

ほかに2008 「山部泰司展 ~変容する絵画~ 奈義町現代美術館/ 岡山
2016「山部泰司展 ~ここから始まる風景画~」奈義町現代美術館/ 岡山
2018「ニュー・ウェイブ 現代美術の80年代」国立国際美術館/大阪
  「アートの今・岡山展 2018 Call&Response 呼応」 岡山天神プラザ、高梁市歴史博物館、華鴒大塚美術館、~2019巡回/岡山
2019「美作三湯芸術温度 山部泰司展 八景山水」湯原温泉八景/岡山
2019「生きてゐる山水 廬山をのぞむ古今のまなざし」岡山県立美術館/岡山
2020「三密回避展・休廊中」ギャラリーパリ/横浜
  「ドローイングの可能性」東京都現代美術館/東京など美術館等での展示も多数。
※詳細は案内状裏面、ギャラリーHPをご参照ください。

現在「Remote Lands」 Zuleika Gallery,Woodstock,UKに出品中のほか「京都の美術 250年の夢-江戸から現代へー」12/6まで/京都市京セラ美術館 に収蔵作品「TUBE’86-2」(1986年制作)が展示されています。
またギャラリー東側ウィンドーに「舞鶴平遠図」(2017)を展示しています。

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