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子ども向けオンライン運動イベント~運営編~

前回~当日編~でお子さん向けのなわとびイベントの様子や講師が教えてくれた運動のコツを書きました。

その上で今回オンライン運動イベントを運営してみて分かった反省点や良かったことを、今回講師やオンラインの運営として関わってくださった方の助言もご紹介しながら書いていこうと思います。

今後、子ども向けオンライン運動イベントを開催したいなと考えている方の参考になればいいなと思います。


子ども向けの運動イベントをオンラインでやるとどんな感じ?

今回のイベントは「なわとび相談所」というタイトルで、運動の相談時間と、ミニクイズと講話、そして、はっしーとアソボ!というみんながいるのを感じながら体を動かす時間でした。

小学校低学年の年齢のお子さんを中心とした、2時間のオンラインイベント。

その中で、保護者の方にフォローいただくための事前の情報共有が大事だねというところや(今回保護者の方のご協力がありがたかったです)、家庭の環境だからこそできることがあるねというところ、それからお子さんが楽しく時間を過ごせるための時間設定ができていたかなという反省も含めて、運動オンラインイベントの良かったことと改善点を書いていこうと思います。


オンライン運動イベントの良かったこと


まず、良かった点は自宅の環境だからこそできたこと。

その中で3つ上げると

①兄弟の下のお子さん(赤ちゃんや幼児)がいても参加しやすいこと

実際に参加してくださった方が「赤ちゃんが途中からお布団で寝たので、お兄ちゃんとコミュニケーションをとりながら運動アソビができた」とおっしゃっていました。

②自分のおうちの環境で「運動の相談」ができたこと

今回、イベントの中でなわとびがうまくなるコツを講師に相談できる時間がありました。なわとび上達のためのアドバイスを聞いて、その場で跳んでみたりタオルを回してコツをつかむ時間だったのですが、自宅の環境で運動の実践例がきけるのは、イベント後の実践にもつながりやすくていいなと感じました。

個別で相談できたのでリラックスしながらできたし、相談中に子どもが画面からいなくなっても気にならなかったという意見もありました。


③保護者の方がお子さんの全体の姿が見えやすい位置に機器のカメラを設置していてくれたこと

講師から「お子さんの全身の姿が画面に映っていてアドバイスしやすかった」という意見がありました。(今回のイベント前にカメラの設定位置はお知らせできていなかったのですが、次回からは事前にお伝えするリストに入れておいたらよさそうです)


運動をオンラインでやってみての反省点

次に、反省点。改善できれば参加者の方が受講しやすかったんじゃないかという点。

こちらは大きく分けて2つ。


①オンライン受講前に前提条件をしっかり共有しておく

今回のイベント、受講は部屋の中で行うという前提条件を伝えられていませんでした。なわとびのイベントだから外でやるだろうと、外にタブレット環境を準備してくださる方も十分想定されるので、具体的に条件を共有しておかないと、いけないなと反省しました。プログラムの内容が室内用に準備されているか、屋外用かでは全然違ってくるので、十分に行程をふめないまま終了になってしまいます。

後日、テキストや画像で補足させていただきましたが、こちらの思い込みをまっさらにして前提条件をお伝えしなければいけないなと反省しました‥。


②イベントに参加する前の準備の多さ

今回、事前に参加者のお子さんの運動の状況を詳細に教えていただくことで、「運動の相談時間」を開催することができました。

ですが、ここで問題なのが事前に準備しないといけないことの多さ。


今回オンラインイベントの参加者の方にお願いした事前準備は以下の4つ

①Googleフォーム  お子さんの運動の現状把握

②動画送信     相談したいなわとびの技で跳んだ動画を送る

③参加費      Payapyにて

④Zoom      イベントはZoomにて開催


スクリーンショット (83)


(上記画像は今回のイベントで使用したGoogleフォーム)

これは事前に保護者の方にお願いしなければいけないことが多すぎるなと。今回、保護者の方が事前準備にご協力いただいたおかげで、じっくりなわとびのコツをご助言するお時間をとれたのですが。

事前にお願いするにしても、せめて同じプラットフォーム(例えばすべてGoogle)で完結できると参加者の方の負担が減るなと思いますが。

なにかいい方法はないかまた考えていけたらと思います。


お子さんのオンラインイベントに取り入れたらいいと思うこと

幼児から小学校低学年のお子さん対象のオンラインイベントを開催してみて、このようなイベントの開催する際に取り入れたらいいなと思うことを書いてみました。

今後このようなイベントを検討されている方に届いたらいいなと思います。

①具体的な体の動かし方の説明

今回イベントの講師を担当してくださった橋本貴紘さんが教えてくださったのですが、体を動かしてほしい時に「体に沿って手を下に移動する」と言ってもお子さんは想像しずらいので、

「みんな今日ごはん食べた~?」お腹に手を当ててみて。お腹すいてない?そのお腹に当てた手を下へ移動してみてという声かけをされていました。普段の生活で行っていることを取り入れることでお子さんたちがピン!ときて、会話もできていいなと感じました。


②参加者の声を出す機会を増やす

今回のイベント内では、相談の時間にお子さんにも聞く、テキストを読んでもらう、クイズに答える、自己紹介をするときも会話しやすい構成にするなどして、参加者の方の声を出す機会を工夫してくださり、参加者のお子さんの笑顔がみられました。


③家庭の環境を利用する

今回のイベントの話ではないのですが、参加者としてイベントに参加した時に、いいなと思ったのでご紹介。

家庭にあるものをイベントの内容に合わせて紹介できる機会を設けると、子どもたちが体を動かせたり、気分転換になったり、自分の家のものを紹介できるので、おすすめです。

自分の気持ちを発信しやすい環境があるといいですよね。盛り上がりすぎるので、その後の気分の切り替えのアイデアや声かけも必要ですが。


どうやったらオンラインイベントを開催できる?

今回のイベントは「運動のコツ」を相談できるイベントということで、講師として、土佐リハビリテーションカレッジの講師の稲富惇一さん、㈱Workth の橋本貴紘さん、高知大学生の青山結依さん、そして運営のサポート、オンライン環境のサポートをしてくださった理学療法士、作業療法士さん(体を動かすことの専門家)の方数名に関わっていただきイベントをつくることができました。

イベント開催までに運営側で何度か打ち合わせをしたのですが、社会の色んな立場の人に関わってもらいながら一つのイベントをつくるのは、いいなと感じました。

普段仕事中や生活の中で感じていることを共有してもらうことで、私自身さらに深く考えるきっかけになりましたし、これからのきっかけも生まれました。

最後に

小学校低学年のお子さんを中心としたオンラインの運動イベントを寺子屋きんいろで開催してみての反省点や良かったところを書きました。今後このようなイベントの開催を検討されている方に届くものがあればいいなと思います。

今回参加してくださったお子さんや保護者の方々には慣れない環境の中での参加だったかと思いますが、ご参加ありがとうございました。

そして講師や運営のサポートをしてくださった方々には感謝の気持ちでいっぱいです。











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