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寺子屋の取り組み紹介 ⑧ 釣り部編

9月24日(日) 朝8:00に寺子屋に集合して、香良洲漁港に向かった。

私を含めて寺子屋の講師2人、卒業生の社会人1名・大学生1名・寺子屋生の高校1年生2名の全部で6名。私は、小学生のときに父と兄たちと一緒に行って、ゴカイを触って楽しんでいたくらい以来の釣り同行だった。社会人の卒業生は、釣り部に所属はしているけれど、釣りにはあまり興味がない様子。高校生の1名は釣りにはほとんど行ったことがなく、もう1人は、小さいころ釣り堀には行っていたという。

ゴカイを針につける

釣りを趣味としているのは、講師1名と大学生くん。2人が道具やえさなどを用意してくれて、4名がついていくーという状況での決行だった。

私は、とりあえず、社会人くんとおしゃべりをしながら、釣り部の活動と学校のいろいろになんやら疲れ切っていた高校生の様子を見るというのが目的でついていったので、釣りはしなった。そして、釣りが趣味という2人の期待以上の素敵男子ぶりに、海の美しさ以上に感動した。

針を飲み込んだ魚を針からはずす

講師はもちろんのこと、大学生アシスタントの教え方、フォローの仕方、気配りが素晴らしくて、ほれぼれした。高校生たちが餌がうまくつけられなかったり、釣れた魚を針から外せなかったり、糸が絡まったり、いろんなことが起こって困ると、自分のことはおいておいてさっと横に行き、優しく声をかけ、問題を聞き、対応を教えたり、代わりにしてあげたりしていた。そして、最後には、全部の釣れた魚の内臓をとり、それぞれを釣った生徒にそのあと家でどうさばけばよいかまで説明していた。また、お持ち帰り用の袋まで用意してくれていて・・・。

一方、高校生たちが素直に先輩たちに頼る姿も気持ちがよかった。

20年ほど前、中学3年生男子に手伝ってもらって、小学6年生男子2人と伊勢に自転車で出かけたときにも感じたことだけれど、自然に人を助けられること、素直に人に助けてもらう姿は見ていて気持ちが良い。

実は、釣りが趣味のこの講師くん、この伊勢への小旅行のときの小学6年生の1人。そのときの行事は毎年続いているのかと思っていた、なんて言っていたけれど、、、、伊勢へのサイクリングもまたしてみたいけれど、釣りは、まかせた!と思う1日だった。

この日最初に撮った写真

年齢に関係なく、青空のもと、しばし、日常を忘れて過ごすことの大切さをあらためて感じる1日でもあった。


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