見出し画像

自分たち自身のSDGsを考える ⑤

この辺の小学校で夏休みが始まる前日の正午ごろ、近くの小学校から一斉に帰ってくる小学生たちと出くわした。

ある交差点で、左折の車の後ろで直進しようと待っていた私。

前の左折車が、横断歩道を渡る小学生のために、停止していたので待ちながら、ふと、横断歩道を見てみると、集団で渡る子どもたちの後ろに、一人だけ遅れて歩く少年が・・・。タラタラと歩き、その上、待ってくれている車の前で一旦停止、何を思ったか、その車をにらみつけてから、もう一度歩き出した。私が見る限り、車はきちんと横断歩道の手前で停止して待っていた。

子どもに限らず、車が停まって待っているのにダラダラと歩き、相手への敬意の感じられない歩行者を、横断歩道でときどき見かける。体調が悪いこともあるだろうけれど、一礼や笑顔を向けることくらいはできるだろうに・・・と思うことが少なくない。その日も、確かに暑い日だったし、車は横断歩道を渡る歩行者のために停まるのが当たり前。もちろん、歩行者優先だけれど、車の運転手がいつも善良な人とは限らない。私は、横断歩道では、停まってくれた車の運転手に頭をさげ、できる限り速く渡るようにしたいし、子どもたちにもそうするように伝えたい。

それが、自らを守ることにもなるから。

今は、横断歩道で歩行者のために停まった車の後ろから、停まった車を追い越していこうとする車もいる。何が起こるかわからないから、左右を見て安全を確認して、危ない場所からはさっさと去る。

相手が停まるのが当然の義務だとしても、その義務を果たしてくれる人に敬意を持つーそれが自分を守ることでもある。

子どもたちにそう教える大人でありたいと思っている。甘くきれいごとを言う大人ではなく、厳しい優しさを持って言うべきことを言う大人でありたい。

それが、子どもたちを守ることだと信じている。

いただいたサポートは、子どもたちの学ぶ環境づくりに使わせていただきます。よろしくお願いいたします<m(__)m>