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4年ぶりの里帰り ④

4年ぶりの里帰りの3つ目の壁はー自身の健康。

4月と11月の初めに毎年通っている持病の定期検査と定期検診。4月3日の検査にはあまり問題はなかったのに、10日後に出発を控えた一週間後の診察のとき血圧が200近くまで上がって、また夏に余分な定期検査が増え、毎日2回血圧を測る生活を始めた。

家で測ると、もちろん下がってはいるのだけれど、旅行前は結構高いまま推移ー低血圧だった私が、高血圧かもしれないなんて・・・とため息が出たが、腹をくくって出発するしかないと思い始めた出発の数日前から、血圧は正常値に近くなり、アメリカから帰国後、血圧はほぼ正常値になっている。

いろいろなことがストレスだったようだ。

航空券の手配をし、ワクチン接種証明書を手に入れ、誓約書を書き、エスタの手続きをし、友人と連絡を取り宿泊先や空港から、また空港への移動手段の確保、荷物の準備、姉に母を託し、愛犬を預け・・・空港での両替ーーー。そして、休暇中の仕事の準備と引き継ぎ、連絡手段の確保ー全てが不安でしかなかったけれど、1つ1つ準備をしていって、出発の準備が整ったら、もう腹をくくるしかなかった。

バタバタと相変わらず動き回る日々が続いたが、出発が近づくにつれて体調は改善していった。

初めて、アメリカの地を踏んだとき16歳だった私は、30歳を過ぎて数年経つまでほぼ毎年アメリカに帰省していた。そしてその後、数年に1度のペースに減っていったけれどー渡米ーというか海外旅行を計画することがこんなに大変だと思ったことは今まで一度もなかった。

もちろん、おそらくコロナ禍が1番の原因だけれどー今回の旅行ー人生最後の海外旅行になるかも⁉️なんて、現地に到着して親友と話すまで本気で思っていた。

つづく

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