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寺子屋 こぼれ話 ⑤

土曜日ー

この春までアシスタントをしてくれていた卒業生2人がお顔を見せてくれました。

1人は、作文講座を受講に・・・
そして、もう1人は、それを聞いて遊びに 笑

Yくんが作文講座受講中にやってきたKくん、

ー商工会議所主催の新入社員の親睦会で会ったんですよ。そしたら、今日来るっていうから、僕も来てみました。

と、言うので

「それは、それは・・・あ、あなた、何で来た?」

と、私が聞くと

ー車です。すみません、前の駐車場に止めちゃいましたけど、よかったですか?

と、Kくん。

スタッフ駐車場じゃなくて、と、気を利かせるところが、さすが元スタッフ&社会人。

「もうあとはそんなに人数多くないから、大丈夫。ちょうどよかった。お金渡すで、ケーキでも買ってきて。もう少しでみんな終わるから。なんか買ってこようと思っていたのに、私、今朝、頭痛があったので買ってこられなかったから。」

と、言うと

ーえ? いいんすか。

と、彼。

お金を渡すと、

ー領収書いりますよね。

と、言う。再び、さすが、社会人。

「隣のコンビニでお茶も買ってきて」

ーわかりました。これって、センスの問われるお遣いですよね。笑

「そうね、君のセンス、楽しみにしているわ~ 笑」

10分くらいして、作文講座が終わったYくん、私のところにきて

ー先生、Kくん来た?

と聞くので、いじわるな私は・・・

「あぁ、さっき来て、もう帰ったよ。」

と言ってみたら

ーは? ほんとに? え? まじで?

と、本気にしている感じの反応がおかしくて

「だって、おらんやろ?さがしてみ、」

と、付け加えた。

ーうそやろ?なんで?何しに来たんさって感じやん、もう帰ったって・・・

笑笑笑

「お遣いに行ってもらったよ。」

ーなんや、やっぱり。 

そして、ケーキが到着 笑 授業も終わり

スタッフ&彼ら2人で、買ってきてもらったケーキを食べながら、茶話会をしました。

下教室で、みんなバラバラに座って 
コロナ禍をともに過ごしたスタッフ&生徒・・・

自然と、心地よい距離感を知っていてー
久しぶりに たくさん話してー
いっぱい笑いました。

ありがとう。

そして、思い出したー 

そういえば、、、Yくん、中学生のとき

「先生が幸せを感じるときはいつ?」

と、聞いてきて

ー寺子屋の玄関が開いて、そこに卒業生の顔が見えるときかな

と、私が答えたら・・・

「じゃぁ、ぼくも帰ってこやんとあかんな」

と、言ってくれていました。

しっかり、実践してくれています。

本当に、ありがたい というか 嬉しい。

いただいたサポートは、子どもたちの学ぶ環境づくりに使わせていただきます。よろしくお願いいたします<m(__)m>