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なにかが、おかしい ②

テスト期間が順に始まり、順に終わっていくこの時期、返却された答案を見ながら、いろいろと思うことがある。

最近、不思議な添削をされた答案がある。ある中学校の英語の先生に、〇をつけない先生がいるのだ。添削して返ってくる答案は、間違った問題だけ×がされているというとても味気ないものだ。

まだうちの生徒がその先生のテストに100点を取ったことがないから、わからないけれど、100点だと、点数だけ書かれているのだろうかと想像する。毎回、見せてもらう度、自分が生徒だったら、やる気なくすな、と思うところもある。

なぜ、〇をつけないのか、理由が知りたいと思うものの、生徒たちはあまり気にならないらしい。4月の最初の授業で、〇を付けないとその先生は宣言するから、そんなもんだと思っているらしい。

テストは、生徒が、何をどこまでわかっていて、何がわかっていないのかを知るために受けるもので、次につなげなくては意味がない。その先生の添削を見ながら、答案を見直し、理解して正解したもの、理解していないけれど合っていたもの、理解していたつもりだったけれど間違ってしまったもの、わからなかったもの・・・などを復習する気になるのだろうか、と、毎回思ってしまう。

そして、今回は特に、その添削の仕方が、子どもたちの知識や経験の積み上げを考慮すると、あまりに雑に見えた。テストを、ただ成績をつけるためのものだと思っているのではないかという気さえしてきた。

それに疑問を持たず、そんなものだと思う子どもたちー

そして、点数だけを気にする大人たちー

子どもたちの学習離れは、やはり、大人の責任だろうな、と、また思った。





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