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時代遅れ、古い考え

ある日 ある生徒が、ある講師に

ー先生は何が嫌いですか? と聞いていた。

講師が、その漠然とした質問への答えに困っていると

ー私は、古い考えが嫌いです。昭和の考えというか、、、

と、彼女が続けて話し始めた。

ちょっと気になったので

「もはや、君のその考えが古くて、1周回って、昭和の考えが新しいということもあるよ。」

っと、言ってみた。聞いてはもらえなかったけれど、、、

古い考え、時代遅れなことが必ずしも悪いことでも、間違っているということでもなく、また、その古い考え、時代遅れのやり方がそこに存在するまでに、人々のたくさんの葛藤や努力があったこともまた、事実だ。そして、誰にでも思想の自由は担保されなければならない。

一方で、身近な相手がそれを押し付けてきたり、それにより自らが傷つけられたときは、好き嫌いという感情論ではなく、きちんと伝えて自分を守る術を子どもたちには持ってほしいと思う。

同時に、自分の考えが凝り固まっていて、人にそれを押し付ける言動をしていることだってあることを忘れないでほしい。

だから、敢えて意地悪なことも言ってみる。大概、そのときは、笑われるか無視されるのだけれど、「昭和のおばちゃん」は、そんなことでへこたれたりはしない。

私の仕事は、あなたたちに嫌われてナンボの商売で、そして、今すぐ、わかってほしくて言っているわけではないのだから。

いただいたサポートは、子どもたちの学ぶ環境づくりに使わせていただきます。よろしくお願いいたします<m(__)m>