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私の仕事

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2000年3月に開校した寺子屋かめいも、2025年3月には25周年を迎えます。そのための準備を進めたいと思っています。その一つとして、私の思いや寺子屋でのエピソードをまとめていき…
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2024年4月の記事一覧

GW休暇 前 

土曜日、大学生アシスタントと少し長く話をした。 ー今年は、英語の授業があるんですけれど・・・ から始まった話、 ー1月から12月も英語で言えない人たちがいるんですよ。 と、続いた。 大学生の話だ。 彼は「書けない」ではなく「言えない」と言っていた。 もはや、そんな報告に微塵も驚かない私もどうかと思うけれど、 やっぱり、何かがおかしいとは思う。 そして、その日、私の最初の授業は小学3年生の算数だった。 こちらの説明や質問を無視して消しカスで遊んでいるので、何

てらこやのひび ㉒

ー実力テストは、成績に入らないから(点数悪くても)いいかなと思う。 ー私、社会は無理なんさ。 ー単語覚えるん無理。 そんな言葉を生徒たちから聞く度、大人たちの子どもたちの学習への導き方のまずさを思い知る。 勉強は、成績のためにするものではない。 「無理」は、おそらく自分としては努力しているつもりでも、点数がとれないということから来ている発言だ。 そして、彼らの学習への取り組み方を聞いてみると、 ひたすら単語を書いていたり、 やみくもにワークを何回もしていたり 授業で

休日前のつぶやき 

昨日、 ー楽しいのは、今だけやろ、若い、青春の間だけやろ というようなことを女子高校生が私たちの前で言い放った。 彼女の担当講師(寺子屋2期生 40代)が 「なんか、それ、私や亀井先生の年齢になったら楽しくないみたいに聞こえるけれど・・・」 と、応えていたのを聞いて、 この春、大学を卒業して社会人になっているはずの学年の生徒が、高校生のとき、同じようなことを言っていたのを思い出した。 ーちなみに、青春ってどういうこと? と、そのとき、私は聞いてみた。 彼女の

てらこやのひび ㉑

最近、中学生、高校生の使う言葉、特に略語について注意することがまた増えてきた気がする。 以前から、キモイとかムズイでも注意する私だけれど、そういうすでに社会で市民権を持っているように思える言葉だけではなく、「それ、略する必要ある?」とか、「君たちの言葉が、みんなに通じると思ったら大間違い!」とか、言いたくなる略語、言葉がまた増えている気がする。 キモイは、わざと、「気持ちいい」と言う意味で掛け合いをしてみる。 ムズイは、「かゆいの?」と聞いてみることにしている。 笑 一

てらこやのひび ⑳

桜の季節の終わりに近づいているけれど(我が家でも、ソメイヨシノはもう葉桜だけれど、八重桜はまだたくさん咲いている)、 いろんな花が庭にも、道にも、公園にも咲いている。 タンポポやオオイヌノフグリ、カタバミ、クローバーなどの草花や、ツツジ・ドウダンツツジ、アケビなどなど・・・ 春だなぁ~と思うと同時に、私は、少し憂鬱になる 笑 夏が近づいてくるからだ。 そして、冬の冷たい朝が恋しくなる。 暑いのは苦手ではないけれど大嫌いな私は、夏が近づいていると感じると、本当に憂鬱

Quotation

ときどき読み返して、そうだ、そうだ!と自分に言い聞かせる言葉だ。笑 同時に、寺子屋を始めるとき同級生のスタッフと話をしたことを思い出す。 ー女は、思い込みと思い切りが大事。 今でもそう信じている。 そして、ここの「女は」という部分を削りたくはない。 私は、日本で生まれ育ち、高校2年生の1年と大学院の修士課程で、アメリカで教育を受けている。これが可能だったのは、両親の理解以外に、多くの先人たちのおかげだと思っている。 でも、私は、欧米に倣った男女平等、女性の社会進出を

Lessons to be learned

昨日会った同級生が 彼女の職場に最近ときどき来る、とても失礼な態度で他人に怒りを露わにする人について ー子どものときに、褒められたり認められたりがなかったり、少なかったりするせいなのかなぁと思うんだよね。 と、言っていた。 ー褒めて育てる と、よく言われるけれど、私はその効果に懐疑的だ。 「褒め殺し」なんて言葉もあるけれど、褒められ続けたら、逆に不安になるように、きちんと叱ることの方が時間はかかっても、子どもたちは大人からの愛情を受け止めやすいのではないかと思うの

2024年の講座たち ①

私は、例年、新入塾の小学生と受験生をメインで担当しているので、あまり中学1年生の講座を持たないのだけれど、今年の中学1年生は、講師の1人の息子さんが含まれていることもあって、文法、教科書共に今のところ私の担当となっている。 久しぶりの中学1年生のクラスに、緊張しながらの3回目のクラスが昨日あった。 教科書クラスは、中学生も文法や表現の説明や課題の問題をしたあと、教科書の音読、和訳をしっかりとすることにしている。 和訳については、とりあえず、丁寧に訳すことを心がけてもらう

2024年度の始まりに ②

先週末、苦情の電話を一本入れた。 その対応に、今でも思い出すとふつふつと不快になる感情にさせられた。それは、係の方の態度が「苦情」を聞くという態度ではなく、私の意見をはなっから「クレーム」とする態度だったからだ。いろいろと突っ込みどころがあるのに、自分たちの非は絶対に認めない言葉と態度に、私は、そのことに関してのその団体との取引を辞めることにした。 苦情は、改善を求めて、害や不利益などの苦しい事情を相手に示し、説明や改善を求める行為だけれど、claimという英語のもともと

2024年度の始まりに 

2024年度最初の1週間を終えたとき、頭に浮かんだ祈りだ。 今年は寺子屋かめい設立から25年目の節目の年。様々な思いが交差する。 この25年間、価値観が揺さぶられることばかりだったけれど、私が設立時に持っていた思いや考えは変わらず今もこの胸にある。 そして、何が一番大切だったのかを、昨年1年間かけて、私に思い出させてくれた生徒たちがいた。 彼らが、のらりくらりと塾に通いながらも、また春からの継続を決めてくれたとき、スタッフの1人がその理由をー 彼らには、様々なことを真

次の25年を見据えて ~ カメイズム⁈ ② ~

日曜日、何人かの卒業生と会ったー 食事をしたあと、LINEのグループに、お子さんが今月末に3歳になる卒業生から 「久しぶりにオトナなお店で、オトナな会話」 が楽しかったとメッセージがあった。 私には、ちょっと若作りなお店での普通の会話だったけれど 笑  私も、とても楽しかった。2023年度の喧騒の中で私にとり憑いていたものが取り除かれた気までした。 オトナな会話 私が、卒業生たちの集まりと大学・大学院時代の友人たちの集まりくらいにしか、年をとるにつれてどんどん参加

次の25年を見据えて ーカメイズム⁉️

新学年度が始まる。 今日は月曜日で定休日なので、寺子屋の新学年度の授業は明日からだ。 今年は、寺子屋25年目の節目の年ー 次の25年に向かう準備をする1年にしたい😊 土曜日、面談で、現寺子屋生と卒業生のお母様に ー娘たちは、カメイズムの信者です。 と、言われ、思わず笑ってしまった。 カメイズムって何だ⁉️ そして、信者って‼️ 笑 そういえば、昔、「僕は亀井教徒やよ」と言っていた生徒がいたー カメイズムあるとしたら、 その考え方って何だろう。 そして、私たち