校歌と校訓

通った学校の校歌から風景を抜いてみたら、思わぬ教育理念がかくれていた。
へ~、校歌って言霊だったんだ。私はこんなこどもに育っただろうか。

その学校に通った証は、思いのほか自分に刻まれていることに最近おどろいている。

質実剛健、文武両道をかかげるわが母校のシンボルが、二本松だったのは、至極当然なことな気がする。

文武両道と言われるたびに、二兎を追うものは一兎をも得ずという言葉を知らないんだろうか?と思う、と言っている友達がいた。
たしかに、二兎を追うと、一兎も得られないこともある。
けれども、一石を投じて二鳥を得られることもある。

質実剛健、文武両道、二本松のシンボルが表すのは、二鳥を落とせる一石を見つけなさい、ということだったんだろうと思う。
私は二兎を追いました。そして、二兎を得たと思っています。
その結果見えた世界は、たぶん二兎追うのはやめて一兎を得た友達とは違うものだったと思う。
もちろん一石を投じ続けた友達は、私は得なかった美しい二羽の鳥を得たのかもしれない。

最初から我が道が見えている人が果たしてどれだけいるのだろうか。
若いって可能性に満ちている。
自分で限界を決めないで、広い視野を求めて目の前のことに精一杯取り組むこと。両方追いかけてみよう。その結果何が得られるだろうか。
あたたかい大人のまなざしがあったのだなあと今気づく。

私も指針になる言葉が見つけたい。
今は思いつく言葉をどんどん出している段階。
全てに通じる1石を見つかればいいな思っている。

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