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2020シアトルシーホークス選手名鑑

2020年開幕直前(9/1)でのシーホークス選手紹介。

※書いてる人OL畑なのでdefenseはよく分かってないです。

※あんまり数字見ないので印象論中心。

※主力選手だけ。


QB/RB

QB#3 ラッセル・ウィルソン

今やNFCでもトップのQBとなったウィルソン。OLが弱いため激しいパスラッシュを喰らうも、上手くいなして時間を作りパスを通す司令塔。やや持ちすぎで被サック数が多いが、判断力が悪い平凡なQBと違うのはインターセプトが極めて少ない点。逃げながらもしっかり判断してボールを投じている証。勝負どころではインター覚悟でドカンと投じることもあり、NFL屈指の勝負師。

QB#7 ジーノ・スミス

元二巡指名。ルーキーとして入団したジェッツでそれなりに試合に出るも結果を残せず。ジャーニーマンとして放浪していたが去年開幕ロースターに控えQBとして残ると、コロナ禍で戦術理解が難しい中QBの補強をしていなかったシーホークスの事情もあり2年目の契約を勝ち取る。恐らくこのまま控えQBとして今シーズンを全うするだろう。昨年はコイントスを当てた功績があった。逆に言うとレギュラーシーズンはそれくらい。

RB#20 ラシャード・ペニー

元一巡指名。相次ぐ怪我でブラウンズのニック・チャブ(同年2巡指名)に大きな遅れを取り、ファンのヘイトも溜まり気味。リターナーとしても優秀なマルチさが持ち味の一つだが、こんなに怪我されるとリターナーとして使うのはちょっと難しい。スピードと鋭いカットは魅力的で、ボールの扱いもまあまあ器用。出て来ると良い仕事をするが、しばらくすると消える。

RB#31ディージェイ・ダラス

カーソン、ペニー、ハイドに次ぐ現状4番手のルーキー。四巡指名。適当に動画を漁ってみたところ下半身の強さが魅力的に見えた。スタイルとしてはリンチとかその辺だろうか。大学レベルでそれなりにパシュートされてたので足はそこまで速くないかも。顔も下半身強そうな顔してる。

RB#32 クリストファー・カーソン

中継ではもっぱらクリス・カーソンと呼ばれます。昨年1000yd突破したエースRBだが、過労が祟ってプレーオフ寸前で負傷。臀部の怪我らしいがあまりケツの怪我というのは聞いたことがないのでよく分からない。これがあんまり状態良くないらしく開幕間に合うか微妙とかなんとか。選手としては速いし強い一方でボールの扱いが雑。良く言えばクラシカルなRB。スクリーンとかパスとかの細かい仕事は微妙だし、ファンブルも多め。この人7巡指名なんでそこまで万能なのを期待するのは間違いかもしれないし、シーホークスは器用なRBをあまり上手く使えないので、別にいいのかもしれない。

RB カルロス・ハイド

同地区のライバル49ersに数年いたりしたベテランRB。去年まあまあ走るも良くない怪我があったらしくテキサンズから放出。カーソン、ペニーが怪我明けで不安なシーホークスがバックアップとして獲得した。一方のテキサンズはRBの補強をしたいため(?)エースWRを放出していた。多くは期待出来ないが、めちゃくちゃ駄目ってこともない、はず。

#44FB ニック・ベロアー

ライオンズで地道にFBやってた人。去年にFAで加入。一応10試合出てる筈なのだが、あんまり印象にない。そもそもFBあるフォーメーションが使われた記憶もあんまりない。終盤のいいとこで怪我してたから? 目立たないポジションではあるが、怪我すると代わりがいないので戦略が変わる、地味に大事な人。


 WR/TE

WR#11 フィリップ・ドーセット

元ペイトリオッツの一巡指名。スピードはあるが、その他がイマイチで再契約出来ず。プロ入り後初めての契約先はシーホークスということになった。WRが焼け野原気味だった古巣と違いロケット、メトカーフがいるので、しぶとく1st downを取るいぶし銀的な仕事をこなしてくれるとありがたい。去年で言うとWRゴードンが一時期このポジションに収まっていたが、だからといって逮捕とかはやめて欲しい。

WR#14 D.K.メトカーフ

D.K.でもメトカーフでも呼びやすい方でどうぞ。フィジカルな筋肉ごり押し系WRで、ポテンシャルは抜群。スピードとパワーと高さで大抵のCBには力押しで勝てる稀有な選手。去年一巡指名予想されていたにも関わらず、二巡目の終わりまで余っていたので獲得してみたところ大活躍。怪我がちなのが敬遠されたらしいが少なくとも1シーズン目はそういう感じでは無かった。今シーズンの目標は1000ydか。

WR#16 タイラー・ロケット

NFL選手としてはかなり小柄だが、リターナーやスロット、ジェットなどをこなす器用な万能選手として存在感を発揮してきた選手。そうして試合に出続けた結果、昨年エースWRとしてブレイクした。捕球力が高く落球が少ないのが持ち味。パスプロが崩れても足を止めず走り回るスタミナもあるのでウィルソンとの相性は抜群。メトカーフとの凸凹コンビに期待がかかる。

WR#83 デビッド・ムーア

WR陣のムードーメーカー。ロケット、メトカーフ、あとは退団したブラウンなんかを巻き込んでタッチダウンセレブレーションを開発していた。結果としてシーホークスは「BYE BYE BYE」のダンスで最優秀セレブレーション賞を受賞。TEホリスターが置いていかれているのが面白かった。

TE#86 ジェイコブ・ホリスター

昨年怪我人が多かったTE陣を救った選手。驚くべきキャッチを見せたと思いきや平凡なパスを落球する二面性が持ち味。いつの間に背番号を48から変えているが、やっぱりTEは80番代がいいのだろうか。シーホークス歴代背番号別名選手にも選ばれていたのに。個人的には40番代も収まりが良くて良いと思うのだが、ちょっと残念である。

TE#88 グレッグ・オルセン

レシービングTEとして鳴らした名選手。イマイチTEがパッとしないシーホークスに単年契約で登場。怪我の心配もあるのでローテーションだろうが、まあまあ出番はありそうな感じである。WRが結構充実しているのでここが結果を出せるとかなり強力なユニットになるため、キーを握る選手。

TE#89 ウィル・ディズリー

ポテンシャルは高く評価されており、出場した試合ではそこそこ活躍するが、シーズン途中に怪我で消えるのが最大の欠点。割と何でもそつなくこなす万能タイプだが、ガツガツレシービングさせても結構いけそうな雰囲気はある。

OL

 C#67 B.J.フィニー

スティーラーズから2年契約で加入。C,Gをこなす器用な選手だが、Gは何人かいるので恐らくCで出てくる。前チームではパウンシーという不動の先発がいたためずっと控え。シーホークスで初めて先発待遇で迎えられた。キャンプでは不調らしく、不安が残る。

G#68 ダミアン・ルイス

今年の三巡指名。全米を席巻したLSUのレギュラーで、大学時代のパフォーマンスは上々。動きが鋭くプレーを止めない集中力もシーホークス向きだと思うが、6フィート2インチとNFLのOLとしては小さいのがネック。3年目ポーシック、2年目ヘインズらとRGの先発を争うと見られる。

G#70 マイク・イウパティ

顔が可愛いおじさん。安定したプレーを披露するが怪我がち。昨年はなんだかんだ数試合を除いてレギュラーを張り続けたが、先のことを考えると若手を使いたいところ。

T#72 ブランドン・シェル

叔父がNFL選手とかなんとか。ジェッツでルーキー年から出場するも、パフォーマンスはイマイチ。ラン、パスともに微妙で、相手DEに間合いを詰められすぎのように見える。去年は新人エドガにポジションを奪われ再契約されなかったところをシーホークスが獲得。RTで先発か。

T#74 セドリック・オグウェイヒ

元一巡指名。怪我に悩まされ、出場した試合のパフォーマンスも悪くベンガルズを追われる。去年はジャガーズで先発なし。契約内容は先発待遇っぽいがキャンプでのパフォーマンスは良くない様で、現状ブラウン、シェルの控え。控えの立ち位置すらジョーンズの猛追を受ける。このままではNFLキャリアが厳しい。

T#76 ドゥアン・ブラウン

テキサンズで長らく先発を張っていたベテランだが、シーホークスOL陣では一番の実力を持つ。流石に運動量が落ち、また細かい怪我はあるものの悪くないパフォーマンスを見せ再契約。ここが怪我すると目に見えてOLのパフォーマンスが落ちるので、身体に気を付けてほしい。

G#77 イーサン・ポーシック

元二巡指名。3年目。ルーキー年はまあまあ試合に出たがパフォーマンスはそこまで良くなかった。昨年は怪我で終盤まで故障者リスト入り。戻ってきた頃にはシーズンは佳境を迎えており、中々出番は無かった。C、Gをこなし、Cフィニーのパフォーマンスが良くない様なのでこの人の先発があるかも。キャリアを立て直す大チャンス。

DL

DE#58 ダレル・テイラー

今年の二巡指名。身体が大きくパワーのある選手で、将来プロボウル級の選手まで飛躍することを期待されている。まずは同じく上位指名のL.J.コリアー、グリーンとの争いに勝ち先発の座を掴みたいところ。

DT#91 ジャラン・リード

去年は一昨年から成績を落としたものの再契約。とはいえ今いる面子では一番の実力者であることは間違いない。内側からパワーとスピードでQBにプレッシャーをかけられる貴重な選手。パフォーマンスを戻せばパスラッシュは一気に強烈になる。

DE#95 L.J.コリアー

昨年の一巡指名だが、開幕前に足首を捻挫。怪我を引きずったかシーズン中出場すら少なく、期待外れのシーズンになってしまった。計算外の不振という点では昨年の守備崩壊の一因を担う形に。今年はリベンジと行きたいが足首は完治しない(引きずりやすい)靭帯なのでパフォーマンスが戻るかは不明。パフォーマンスを戻したところで通用するかはまだ未知数。

DT#97 プォーナ・フォード

いわゆる重石タイプのDTで、時にはダブルで来るOLに押されず離されずキープし続けるのが彼の役割。この選手がいるとLBの上がりがスムーズになる。ドラフト外から生き残った選手であり、正直身体能力は高くない。足が遅くQBに逃げられるシーンも何度かあった。それでもチームに欠かせない戦略的なプレイヤー。

DE#99 ベンソン・メイヨワ

シーホークス所属経験ありのベテラン。昨年はパスシュチュエーションで登場し8サックとまあまあな数字を残した。DEの層がゲキ薄なシーホークスでは先発での継続的な出場を期待されている。飛躍的な数字は期待しにくいが10弱程度のサック数を望みたい。

LB

OLB#49 シャキーム・グリフィン

へその緒が絡まったとかで左手が上手く発育しなかったため、現在も左手は手首から先がない選手。ハンディをものともせず大学で活躍し、双子の兄が前年に指名されていたシーホークスに四巡指名で入団。そうした経緯もありチームでも上位の人気選手だが、ここまではコンスタントに活躍を見せることが出来ていない。昨年初サックを記録し、飛躍が期待される。大学時代はタックラーとして有名だったが、現在はパスシュチュエーションのブリッツ要員としての出場が主となる。

OLB#50 K.J.ライト

四巡指名でシーホークスに入団して以来シアトル一筋。もう31歳だがスピード、パワー、判断力ともに一線級で、今年も先発としての活躍が期待されている。一昨年怪我の影響で出場数を減らしていたが去年は数試合を除いて出場し、改めて確かな実力を見せつけた。守備陣の安定を担う存在。

OLB/DE#51 ブルース・アービン

LBとDEを同レベルでこなすマルチな選手。元シーホークス一巡選手で久しぶりに帰ってきた。飛び抜けた武器があるというよりは万能な能力と複数ポジションへの適応で重宝されてきた選手。今年はDEの層が薄いため主にDEとしてパスラッシュでの活躍を期待されている。

MLB#54 ボビー・ワグナー

NFLきってのタックラーで、シーホークス守備陣は彼の狩猟能力に依存して設計されているといっても過言ではない。仕留めるタイミングが的確で、ミスなくボールキャリアーを倒す技術を持つ。怪我の少なさやリーダーシップも持ち合わせている一流選手だが、30歳と衰えが気になる年代に。数字が落ちつつあるともいわれ、彼の後継はチームの悩みのひとつ。

OLB#56 ジョーダン・ブルックス

今年の一巡指名。スピードとパワーを合わせ持ち、MLB、OLB、DEにも対応するマルチな能力を持つ。とはいえ二巡以降の指名を予想されていた選手であり、彼の活躍次第ではフロント陣にも批判が向くことに。シーホークスではストロングサイドのOLBでの先発が期待されるが、キャンプで細かい負傷があったらしい。

DB

CB#21 トレ・フラワーズ

一昨年の五巡指名から先発として定着。昨年は時折ビッグプレーを見せるも、大きなミスも目立ち荒さが際立つシーズンに。彼の不安定なプレーはフロントをダンバー補強に導いた。今年はそのダンパーと先発争い。チームがDB5枚を多用するので先発争いに敗れても出番は多い。

CB#22 クイントン・ダンバー

昨年28歳で自己最高の成績を残し、シーホークスにトレード加入。加入直後に強盗容疑で逮捕されるも、これは証人の誤った証言もあり無実だったらしい。フラワーズとの先発争いがユニット全体を活性化させることが期待されている。

CB#23 ネイコ・ソープ

スペシャルチームで地道に結果を残し、昨年やっと先発争いに参加するかと思いきや負傷。今年は逆襲を期すシーズンだが、ロースターに残れるかは微妙なところ。

CB#26 シャキール・グリフィン

OLBシャキームの兄で、こちらはCB。昨年崩壊したDB陣で気を吐き続け、補欠選手ながらプロボウル初選出。身体能力に優れ届かなそうなボールを叩ける点が持ち味。今年は不動の先発として文句なしのプロボウル選出が期待される。

SS#33 ジャマール・アダムス

ジェッツから出たいと昨年からトレードを主張していた選手で、希望が叶いSSマクドゥーガルドと一巡指名権2つとの交換でシーホークスに加入。大柄でパワーがあり敏捷性も兼ね備える選手で、パスラッシュからパスカバーまでフィールド上の広い範囲に絡んでいくことが出来る。昨年はジェッツでラン守備3位の一端を担い、最高潮に脂の乗った選手。恐らくシーホークスと長期契約を結ぶことになるだろう。

FS#37 クアンドレ・ディグス

ライオンズから去年のシーズン途中にトレード加入。元々CBでありパスの読みが鋭いが、ランサポートも悪くない。アダムスとのコンビでシーホークスの守備を立て直すことが期待されている。

K/P

P#4 マイケル・ディクソン

パワーとコントロールを併せ持ったパンターで、昨年は一昨年より成績を落としプロボウル選出こそ逃したもののクラッチなキックで貢献。ホルダー、キックオフのキッカーとしても存在感を放つ。スペシャルプレーが上手い。

K#5 ジェイソン・マイヤーズ

一昨年ジェッツでハイパフォーマンスを披露し、出戻る形でシーホークスと長期契約。しかし勝負所でのキックミスが目立ち、終盤やや持ち直したものの平凡な成績に終わってしまった。このままだと長期契約は外れとなってしまう、勝負の年。


GO HAWKS!!




アメフト、野球、サッカーの落書きです。