講師ブログ〜高校3年生の春休みの過ごし方〜

高校3年生を迎えるみなさんへ

 
みなさんこんにちは!!てらこやオンライン講師のAです。最近は某動画配信サービスの無料お試し契約をして、アニメや映画を見ています。今はジョジョの奇妙な冒険というアニメを少しずつ見ています。題名だけはよく聞いていたので、これからどのように展開が進んでいくのか楽しみです。無料期間が3月いっぱいで終わってしまうので、なにかおすすめの作品があったらぜひ教えてくださいね!

さて、来年度受験生になる生徒さんから、春休みの過ごし方について記事を書いてほしいというリクエストがあったので、今回は、春休みにするべきこと、について書こうと思います。書こうと思ったんですけど、するべきこと、というよりは受験生を迎えるみなさんへのメッセージになってしまいました。主に来年度高校3年生になる方に向けたものになりますが、ほかの学年の方もよかったら読んでみてくださいね。
 

1、 勉強面のアドバイス

最初に言っておきますが、春休みにすべきことは人によって全然違うので、これがすべてと思わず、あくまで一例として参考にしてください。

言わずもがなって感じですけど、今まで習ったことの復習をしておきましょう。3年生になったら、模試や実テがすごく増えます、月に平均2回くらいの頻度であります。今まで学習したことや、基礎的な暗記はできるだけこの春休みに済ませて置けば、3年生になったら、新しく習ったことの復習や模試や実テの復習に時間が使えるようになります。今までにやったことを全部完璧にしなきゃ!と焦る必要はありませんが、できる限り暗記したり理解を深めたりしておきましょう。

各教科で、どの程度まで完成させるか、目標を決めておくといいと思います。自分だったらこんな感じの目標にするな~というのを書いておくので、参考までに。(理系で、物理、日本史選択でした)
国語→古文、漢文の基礎知識の復習。古文単語は、単語帳にのっている1単語につきとりあえず1つは意味を覚える。そこができている人は、多義語の単語をどんどん覚えていく。漢文は明説漢文(みなさん学校でおそらく配られてる?)の表と裏表紙の裏に書いてある句法を、白文を見て読み方と意味が分かる状態にする。

数学→課題はおそらく今まで習った範囲全体から出されると思うので、課題を完璧にして、全体的な重要問題を抑える。そのなかで苦手だと判明した分野や、自分が苦手だとわかっている分野については教科書、またはチャートなどの参考書で復習する。(ただ演習するだけでなく、深く理解するようにこころがける。)数学が二次試験にある人は特に、チャートなどの参考書を周回する勉強法がおすすめです。チャートを解いていく中で、できた問題とできなかった問題の仕分けを必ずやっていくようにしてください。こうすることで二週目以降や模試前の勉強の効率が上がります。

英語→英単語は、春休みで量を増やして復習、というよりは、週に100個くらいのペースで暗記を進めていく。春休みが終わっても続ける。英文法は、英表の教科書のまとめページを読んで理解する。アップグレードは問題数が多いので、春休みで一周でいいので解いて、解ける問題、解けない問題、不安な問題に仕分けする。そうしておけば、春休み以降の勉強がしやすくなります。

物理と化学→理解が追いついてない分野があれば、そこを理解することが最優先。分からないところはできるだけ人に聞いて理解する。余裕がある人は、宿題にプラスしてワークで演習する。

日本史→課題をやって、ここ忘れているな、と思った部分を授業プリントを使って復習する。日本史は人物名などの暗記する単語が増えると内容が理解しやすくなり、また内容を理解すれば、暗記事項も覚えやすくなる、という教科なので、流れをつかんで理解する勉強(授業プリントを暗記しようとせず、理解しようとして読む)と、暗記する勉強(授業プリントの空欄を赤シートを使って覚える)のどちらも同時進行で進めていくといいと思います。
 
全体にむけたアドバイスなので、少し抽象的だったり大まかなアドバイスになってしまいました。やるべきことについては自分で考えたり学校の先生やてらこやの先生と相談して決めるのが一番だと思います。
 
あとは勉強や生活のペースづくりも大切です。受験勉強は長期戦です。春休みは、長期的に勉強を続ける練習期間だと思ってください。なにかを継続しようと思ったとき、急にたくさんのことを始めるのはやめましょう。続きません。そして、続けることができなかったなーと思うと、自分は継続する力がないと脳が勘違いして、さらに継続するのが難しくなったりします。3年生になるからと言って急に勉強習慣を変えるのではなく、今までの勉強習慣を少しずつ変える、ということを意識して春休みを過ごしてみてください。
 

2、 進路を決めかねている人へ

今まだ進む方向が決まっていない人に向けてのメッセージになります。進路の決め方にこうでないといけない、というものはありませんし、いつまでに決めないといけないというのもないのですが、私の考えをお話します。

まだ決まってない人はこの春休みにもう一度自問してみてください。そして、できればなんとなくでいいので自分が腑に落ちる理由を見つけて進路を決めてみてください。というのも、悩んでいる時間は、それはそれでとても大切なのですが、決定を遅らせると焦りも相まって勉強に集中できなかったり、全体的にネガティブ思考になってしまったりします。悩むこと自体は全く責めるべきことではないですよ!それだけ真剣に将来について考えられるのは素敵なことです。

なかなか進む方向が決まらない人に向けて、私が医学部に来て出会った人のお話をしますね。今同期が100人くらいいるのですが、私が知っているだけでも10人は再受験生です。再受験生というのは、ほかの大学に進学していたのをやめるか、卒業してから、勉強して医学部に入ってきた人のことです。薬剤師として働いていた人や、文系の大学をやめてもう一度受験勉強をしてうちの大学にきた人、うちの大学が3つ目の大学だという人もいます。この人たちを見ていると、人生って意外と何とでもなるんだなあと思います。私が高校生の時は、一度きりの人生なんだから後悔しないようにしないと、とか、正しい選択をしないと、とかいろいろ考えすぎていましたが、意外と人生はいつでも引き返せるし、やり直しもききます。

だからあまり気負わなくて大丈夫だと思いますよ。明確な理由がなくても大丈夫。なんとなくこれがやってみたいな~くらいでも大丈夫です。進んでみてやっぱり違うと思えばやめて別の道に進めばいいのです。あまり先々のことを考えすぎず、できるだけシンプルに考えて選択する。最初は難しいかもしれませんが、このことを少し意識してみてください。もちろん私でよければ相談にも乗ります。
 

3、 高校3年生を迎えるみなさんへメッセージ

 
報われなかった?
そもそもまだ終わりきっちゃいない
全てを伏線に
信じるからこそのロマンだ         
(ロマン/柳沢亮太(SUPER BEAVER))
 
これはSUPER BEAVERというアーティストのロマンという曲の冒頭の歌詞です。自分語りになってしまいますが、私はSUPER BEAVERさんが好きでよく彼らの曲を聴いています。このロマンという曲を含むアルバムが結構最近リリースされて、この歌詞を聞いたときに、これは3年生に伝えなければ!という使命感に駆られて今ブログに書いている次第です。

少し照れるんですけど、頑張って書きますね。いいですか、苦しい経験はすべて、最後の幸せへの伏線になります。主人公が最初から最後までうまくいく漫画はなんだか味気ないですよね?受験勉強をしていく中で、全員がそれぞれ違う難しさに直面すると思います。よく、大変なのはみんな一緒という言葉を聞きますが、大変なのは同じでも、大変の種類が違うから、なかなか理解されなかったりして孤独を感じたりするんですよね。不安や自己嫌悪に飲まれそうになったときや、何も感じなくなってしまったときに、それは結末への伏線だと、そう思える強さを持ってほしいってすごく思います。苦しい経験をすればするほど、それが伏線となって最後に得たものは人の何倍も輝いて見えると思います。

私は全人類の人生をこの目で見てきたわけではないので絶対そうとは言えないんですけど、そう信じていた方がわくわくするので信じています。いつもこんな風にポジティブでいろとは言いませんが、心のどこかで信じていてくれたらうれしいなと思います。みなさんのことを、心から、応援しています。

最後まで読んでくださってありがとうございました!

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