ロックダウン時の貿易実務

この世界中の国々が物流で金融でITで繋がる時代にコロナが世界を襲った。

インコタームズにも書かれていない事態、
何が起きたか、そしてどう解決したかを書いて行きたい。

〜中国向け〜
これは春節を挟んだという事もあり、
各需要家が集めに製品在庫を持っていた事、
またV字回復生産とならない為、特段の問題とはならなかった。シップバックなどの事態にもならない。

〜インド向け〜
さて、問題となるのがインドである。何故、インドが問題になるのか? 完全なロックダウンにより、物流の引き手、トラックも手配出来ないのもそうだか、問題は違う。日本側にも起きた。

日本のメガバンクが銀行(買取)書類を送れない事により、買取書類を引き受けないのである!

さて困った小生、2度トライしたが断られ、
3度目にある思いつきを試した。
プレゼンテーション期限が切れるが、
どうしてくれるのか!?この切口で銀行は買取書類の引き受けを行なって貰えた。

いやはや、この様な状況下ではインコタームズなどには対応の記載はない。活きた貿易実務が必要となると実感した。

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