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まずは知ることから始めよう - エネミラが描くエネルギーの未来とは - 前編|龍大文学部生がテラエナジーの魅力を見つけてみた!#01

このコラムでは、テラエナジーと龍谷大学文学部でのプロジェクト授業がコラボレーション。大学生がテラエナジーの様々な魅力や価値を掘り下げ、ウェブコラムとしてまとめ、皆さんへお届けします!

龍谷大学文学部で開講している授業「文学部プロジェクト実践発展演習(通称・文プロ)」では、「文学部の学び」が地域社会の価値を創出、再構築(リ・ブランディング)する力となることを体感し、人文知の社会還元を目指すプロジェクト型の授業です。2021年度・2022年度はTERA Energy株式会社とコラボレーションし、ウェブコラムの取材・作成に取り組んでいます!

龍谷大学ウェブシラバスより

テラエナジーの魅力「ほっと資産団体」への寄付ができる!

今回はテラエナジーの魅力の一つである「⾝近な⼈を応援する喜びを実感できる寄付つきでんき」について「ほっと資産団体」がどのような想いを持って活動に取り組んでいるのか、龍谷大学文学部の大学生が取材をしてみることにしました!ぜひ最後までご覧ください!

皆さんはエネルギーについて考えたことはありますか?

そもそもエネルギーとは何でしょうか?

身の回りのあらゆるものに使われており、例えばスマホやテレビといったものは「電気」というエネルギーで動いています。しかし、こうしたエネルギーによる生活というのは、私たちに利便さをもたらした一方で、様々な問題も抱えています。特に最近のガソリン価格の上昇や電力ひっ迫により、エネルギー問題が深刻であることに関心を持ちました。

そこで、私たちはテラエナジーの「ほっと資産団体」である「おかやまエネルギーの未来を考える会(エネミラ)」代表・廣本悦子さんのお話しを伺いました。

2019年11月に岡山で開催された第11回市民・地域共同発電所全国フォーラムの様子

「エネミラ」の取組みに迫る

1997年、地球温暖化問題に関する国際会議「COP3」が開かれました。その後、地球温暖化やそれに伴うエネルギー問題というのは、世界中で考えるべきだと認識されているのです。エネルギー問題といえば、東日本大震災で問題となった原発もその一つであり、決して他人事ではありません。

エネミラは、この「COP3」に影響を受け、主婦が集まり成立しました。エネルギーにおいて、重要な点は2つです。

まず1つ目は「有限である」ということ。

ケーキを食べたらなくなるように、資源も掘り続けたらなくなっていきます。

そして2つ目が、「二酸化炭素を排出する」ということ。

従来のやり方では、限りある資源を使うだけでなく、二酸化炭素を排出し、地球温暖化にもつながってしまいます。そうなれば、私たちも快適に生活を送ることができなくなるでしょう。

そのため、「枯渇せず」、「二酸化炭素を排出しない」、「再生可能エネルギー」に生活を切り替えていく必要があります。エネミラは、その中でも太陽エネルギーやバイオマスエネルギーに注目し活動を行っています。

活動の一環として小・中学校への出前授業を実施されています

エネミラ廣本悦子さんが考えるエネルギーの未来とは

龍大生:活動で嬉しかった事、感動した事はなんですか?

エネミラ廣本さん:活動しているうえでの大きな柱は公共施設の屋根を借りての市民共同発電11基を作ったことですが、この「市民公共発電所作り」が岡山市の政策になったことが嬉しかったです。

龍大生:発電所を11つも作ったことも凄いですが、1つの団体が、市を動かしたというのは凄いことだと思います。「自然エネルギーの普及に向けて、エネミラはこんな活動をしています」に市民共同発電所の開発に、地域住民の理解を得ることが苦労していた、とありましたが、理解のために何をしましたか?

エネミラ廣本さん:太陽光パネルの安全性や岡山市の施設の寄付などに関しての地域住民の心配や不安への誤解を解くために、一件一件家を回るポスティングを行いました。

龍大生:他に苦労した経験はありましたか?

エネミラ廣本さん:太陽光パネルを複数設置するための資金集めに苦労しました。相場として、現在の住宅用のパネル設置費用は4kW~5kWで84~140万円になります。

龍大生:新型コロナの影響はありましたか?

エネミラ廣本さん:発電所を作ったころはコロナ前なので影響はありませんでしたが、今行っている人材育成講座はオンラインになりました。相手の表情が分からなかったり、付き合いが続かないところがとても大変でした。

龍大生:私たちも、授業や仕事がオンラインになり大変でしたね…。エネミラの活動で最終的に実現したいことはなんですか?

エネミラ廣本さん:2000年頃は温暖化を理解している人が少なかったので、一生懸命に伝えていました。温暖化が知られている今は深刻な状況なので早く食い止めたいです。今は2050年までにカーボンニュートラルをめざし、最終的に地球上から気候変動をなくしたいです。地球上から気候変動をなくすためにも次の世代にもがんばってもらいたいです。

龍大生:太陽光パネル普及やエネルギー教育などをなされているが、活動内容の柱は何ですか

エネミラ廣本さん:市民共同発電所の建設から今は、小中学校などへの環境教育と行政と連携した事業、政策への意見提出などの3つの柱があります。

龍大生:小中学生に再生可能エネルギーに興味を持ってもらうために工夫していることは何ですか?

エネミラ廣本さん:気候ネットワークが京都で実施している授業内容を借りたり、仲間のエンジニアグループに自転車発電機や小水力発電、電球の明るさ比べなどを手作りするなどしてもらっています。この環境教育活動のなかで苦労していることはボランティアの高齢化です。

龍大生:団体のなかでもっとも推し進めたい再生可能エネルギーは何ですか?

エネミラ廣本さん:岡山は晴れの国として有名なので、太陽光発電を推し進めたいです。

龍大生:たくさんお話しを聞かせて頂き、ありがとうございました!

オンラインで取材にご協力いただいた廣本悦子さん。私たちは初めての取材で緊張していましたが、廣本さんの朗らかな笑顔に助けられました。

まず大切なことは「知ること、興味を持つこと」

今回、エネミラの代表者である廣本悦子さんにお話を伺い、発電所をつくられていたり、小中学生にエネルギーについて考える機会を設けてられていたりと、様々な活動を行っていることが分かりました。

皆さんのエネルギーに関する考えは様々だと思いますが、やはりまず大切なことは、「知ること、興味を持つこと」だと思います。

例えば、ウクライナ侵攻については皆さん知っていると思いますが、あれも突発的に起こったものではありません。しかし、それまでは「ウクライナ」という国に関してさほど関心がなかった人が多いのではないでしょうか。 

ですから、まず知ること、興味を持つということが大切なのです。そして、できることからはじめていく。

例えば、エネルギーに関してネットで調べてみるとか、エネルギーに関するボランティア活動に参加することだとか。

それが積み重なれば、エネルギー問題はきっといい方向に向かっていくはずだと確信するインタビューでした。

テラエナジーでんきは、お客さまが応援したい活動へ電気代の上限2.5%を寄付する「寄付つき電気」です。再生可能エネルギー由来の電源にこだわってお届けします。


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