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AIと関わる上で精神が傷ついた人の心の対処法|龍大文学部生がテラエナジーの魅力を見つけてみた!#03

このコラムでは、テラエナジーと龍谷大学文学部でのプロジェクト授業がコラボレーション。大学生がテラエナジーの様々な魅力や価値を掘り下げ、ウェブコラムとしてまとめ、皆さんへお届けします!

龍谷大学文学部で開講している授業「文学部プロジェクト実践発展演習(通称・文プロ)」では、「文学部の学び」が地域社会の価値を創出、再構築(リ・ブランディング)する力となることを体感し、人文知の社会還元を目指すプロジェクト型の授業です。2021年度・2022年度はTERA Energy株式会社とコラボレーションし、ウェブコラムの取材・作成に取り組んでいます!

龍谷大学ウェブシラバスより

テラエナジーの魅力「ほっと資産団体」への寄付ができる!
今回はテラエナジーの魅力の一つである「⾝近な⼈を応援する喜びを実感できる寄付つきでんき」について「ほっと資産団体」がどのような想いを持って活動に取り組んでいるのか、龍谷大学文学部の大学生が取材をしてみることにしました!ぜひ最後までご覧ください!

AIと関わる上で精神が傷ついた人の心の対処法

生活にAIが導入され始め、便利になる一方、事件や事故なども世界各地で起こっています。有名なもので言えば2012年9月に死体の隠し場所をSiriが答えたり、2018年にはアレクサが夫婦の会話を他の人に勝手に送信したりなどです。今後、AIが生活の一部となり、多くの人に関わることで、今までになかった問題が発生したり、嫌な思いをしてしまう人が現れることでしょう。

そんな人達に対してどのような心のケアをするべきか、また、どのようにAIと関係を築いていくべきか、 電話やメールなどで自死にまつわる相談を受けている認定NPO法人 京都自死・自殺相談センターSottoの結幾(ゆい)さんにお話を伺いました。

快くインタビューにご協力くださった結幾さん

これからのAIとの距離

龍大生:これから人とAIとの距離はどうなると予想できるのでしょうか?

結幾さん:将来AIとの距離が縮まり、共存していくことになるだろうと考えます。実際現代でもAIがたくさん使われています。例えば、Siriは現代で使われているAIの代表格でしょう。そして今、作られている空飛ぶ車などもAIを使って作成しています。これらのように年月が進むにつれ、AIは間違いなくいろいろなものに使われていくでしょう。

龍大生:私たちも様々な面で普及することを望んでいます。しかし、AIが私たちの生活に組み込まれることは、メリットだけではないように思うのです。

結幾さん:現段階では暴走をおこすAIは私たちの周りにはありませんが、AIがいろいろな所に組み込まれることによってAIが暴走を起こす可能性は高くなるでしょう。そして、AIが進歩することによって私たちの仕事が奪われる可能性も大きいと考えます。

しかし、これらのデメリットがあっても、私はAIとは共存していけると考えています。なぜなら、これらのデメリットがあることを今の時点で既に把握しているということは、AIを導入する際にはこれらを対処して導入すると予想するからです。

龍大生:なるほど、デメリットを予測することで対策が取れるということですね。

結幾さん:それにAIを導入するメリットのほうがデメリットに比べて、はるかに大きいからです。

メリットの中で一番大きいものは、間違いなくすべてについて楽になるということです。現代でも天気予報のアプリなどはスマホ1つで確認できます。そして年月が進むにつれてこの幅が広がっていくと考えています。例えば、地震などを予知して地震が起きる前に避難することが出来ます。そして天気予報の正確性が上がり、この時間に雷が落ちるなどほかにも今できないことが出来るようになると考えています。このように未来ではAIと共存して生活していると考えます。

AIと関わっていくうえで…

龍大生:AIと関わるうえで人への負担として懸念されることはありますか?

結幾さん:AIと関わる未来を舞台にして描いた物語や小説は沢山あり、例を挙げるとPSYCHO-PASS、サマーウォーズ、アトム、プラチナデータ、AI崩壊などです。

龍大生:物語や小説によって未来世界を想像することができるように思います。

結幾さん:コロナが蔓延して私たちの暮らしが一変し、それによって精神を病んでしまう人が続出したように、AIが導入された新しい生活に変わっていくことで、ストレスを感じ始める人も現れるでしょう。

龍大生:AIの時代において死にたいと思いつめる人に対して何を大切にして支援すべきなのでしょうか?

結幾さん:「死にたい」と思うほどの苦しさを抱えていたとしても、身近な人にそれを打ち明けることで引かれてしまったり「病院に行ってきたら?」と言われてしまったりすることもあります。そこで薬を処方されたとしても根本的な解決にはなりません。そんな状況で誰にも理解をしてもらえず、辛い思いをしている人が世の中には沢山います。

Sottoはそんな人たちを支える力になる為に頑張っています。分かってくれる人が1人いるだけで、苦しい思いをしている人には大きな心の支えとなります。理解者がいる暖かさ、心強い味方の存在を感じていただきたいです。

龍大生:自分の気持ちを分かってくれて味方になってくれる人がいるだけで少し気持ちが落ち着きそうな気がします。Sottoさんで具体的な取り組みは行なっていますか?

結幾さん:Sottoで「RECOR(リコル)」というiOSアプリを開発しました。

1日に約50人が自殺していると言われ、100倍以上の人が全国の自殺相談に何らかの形で繋がっています。

龍大生:そんなに大勢の方から「死にたい」相談が寄せられているのですね。

しかし、相談員の数には限りがあり、本来ならば100%返信できるのが理想ですが、実際はそれに追いつくことが出来ていない状況です。

そんな人たちが自分自身で精神状態をチェックできるアプリがRECORです。RECORはアプリ内でいくつかの質問に答えると、自らの心の状態をモンスターのようなCOR(コル)という生き物で表してくれます。どのCORも目を引く独特なデザインであり、プロジェクトチームの遊び心が盛り込まれています。

これまでのメンタルヘルス用のアプリは、面白さの要素を含んでいるものはありませんでした。その点CORはとっかかりやすく、楽しくメンタルチェックが出来ます。また、ワークアウトという一言アドバイスがあり、これは大学の心理の先生監修の下、認知行動療法などを基にして作られています。

WEBでお試し版もできます。

私も実際にRECORを試してみた所、自身を見つめ直すきっかけになったので、悩みがあったり、なんとなく気分が晴れないといった方はぜひ試してみてください!

私たちが考えたこと

インタビューのなかで結幾さんはこの様なことも述べていました。

「LINEいじめなんてものはLINEが出てくるまでなかった。しかし、だからと言って使わないわけにもいかない。例えば、火やナイフは危険だが便利。大事なのは使い方であり、しっかり使えばその良さも便利さも増えるのだ。それらが善いものになるか悪いものになるかは使う私たち次第である。」

この例えはかなり分かりやすく、そしてとても的を射ているものだと考えます。確かに世の中には使い方を間違えれば悪いものになるものもありますが、そういったものは世の中の役に立つと考えて作られています。だから、この話はまさにその通りだなと思いました。

また、「便利なテクノロジーはその便利性から人の命を奪ってしまう。だが、その技術は生活を便利にするなど、まだまだ今の時代では想像もつかないような色々な良い方向への可能性を秘めている」とも述べており、これを受けて私たちは悪い可能性を秘めているからといってそれを無くすのは良くないと考えました。

テラエナジーでんきは、お客さまが応援したい活動へ電気代の上限2.5%を寄付する「寄付つき電気」です。再生可能エネルギー由来の電源にこだわってお届けします。

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