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デジタル名刺をデザインした話

皆さん初めまして!株式会社メタップスホールディングスでデザイナーをしている、てらだ(@terada_mhd)です!

新卒で入社して早くも2年目ですが、制作に携わったのは新卒時代だったので当時のこと思い出しながらまとめられたらなと思います。


そもそもデジタル名刺とは?

私が携わっているサービス「re:shine」では、お仕事マッチングサービスをしておりまして、その一環でNFCチップを内蔵したカードにプロフィールを書き込み、それをデジタル名刺として配布するサービスも行っております(なんと無料で配布してます!!

re:shine PROFILE CARD

既存デザインは先輩デザイナーさんが作成したもので、どれもシンプルかつ誰でも持てる印象ですよね。3つ並べてみても一貫性のあるデザインになっています。

既存デザイン

制作にあたって

今回追加デザインを作るにあたって「既存にない方向性。新規層、潜在層、既存からの脱落層の掘り起こし」が目的でした。既存のカードにない、かつ広告露出なども増やしていこうというフェーズだったのでバナーやFVで目立つもの!というコンセプトで制作をはじめました。

ラフ案

まずラフで起こしたのは大きく分けて4種類
右から、
・A案:グラデーションっぽいもの
・B案:シンプルで洗練されたイメージのもの
・C案:原色を多く使い目を引くもの
・D案:re:shineロゴのカラーを使用したもの

今回デザインする上で大切にしたのは活用シーンです。re:shineはフリーランスの方向けのサービスなので「ビジネスの場所で使う」だけでなく(ここの部分は既存デザインで補ているため)よりファッショナブルに持ち歩いて、様々な機会で自分を知ってもらうためのものとして活用してほしいという部分を軸に制作を進めました。

C案はカードに印刷するという面で狙った色を出すのは難しそうとのことでA、B、D案で進めることになりました。


印刷してみる!

ラフをブラッシュアップし、印刷の発注をかける前に実寸で手元のプリンターで印刷して調節しつつ、サンプル印刷をお願いしたところプロダクトカラーを用いた案が実際の印刷で見ると少し印象が違ったので練り直して差し替えに。(テスト印刷大事…)

ブラッシュアップ案
実際のカードにテスト印刷物

次はテスト無しなので差し替え案中心に入念にデザインを選定して……

完成!

完成品

仕上がりは大満足です
難航したプロダクトカラーを用いた案も、明るい色味と柔らかいシルエットで既存カードと差別化しつつ新しい印象が持てるものになったのではないでしょうか。

スマホや名刺入れからサッと出てきた時に、「なんか良いのが出てきた」と思ってもらえるデザインになれてたらなと思います。

実際作ってみてどうだった?

DTPの勉強になった
自分がデザイナーになったルーツが少し特殊だったので印刷物系のデザインの経験がほとんどなく、K100=#000000だと思っていたほど知識がありませんでした…。
先輩デザイナーさんに手取り足取り教えてもらいながらもなんとかここまでできたのはすごく勉強になりました。

うれしい

今回作った新デザインのカードもかなりユーザーさんに選んでいただいて、カード発注のシートを見てはホクホクしてます。やはり自分が携わったものを手に取ってもらえるのは嬉しいですね。

無料で配布しているので、デジタル名刺に興味がある人は登録してぜひぜひお手に取ってみてください!
https://work.re-shine.jp/lp/profilecard


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