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#インスタントポット 記事まとめ

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インスタントポットについての記事をまとめました。
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#instantpot

鍋界のスターウォーズ、インスタントポット

先週末にインスタントポットが届いた。インスタントポットというのはここ10年程北米で人気の圧力鍋/万能調理器具だが、これを買うことに決めてから実際買うまでにこれほどに迷うことになるとは思いもよらなかった。 容量3Qt, 6Qt, 8Qt, 10Qt と13種類の組み合わせ インスタントポットを買おうと思ったのは夏のおわりのこと。春からの自宅勤務が新年まで延長されたので引き続き家からリモートで働いているが、勤務先の大学では秋の新学期が始まって以来新型コロナの状況にあわせて対策が

2台めのインスタントポット : 煎じ薬

目から鱗だった。食べ物の調理に使うことしか頭になかったが、一定の温度で長時間かけて薬草を煮出すのにインスタントポットがぴったりなのだ。 最近、チャーガという薬効の高いキノコのNOTE記事を読んで興味が湧き、カナダに近いミネソタ州北部の業者から取り寄せてみた。1パウンドのチャーガ顆粒が入ってきた紙袋には「1/4カップのチャーガの粉末に1ガロン(4リットル弱)の水を加えて沸騰させずに3-4時間加熱する。」と書かれている。家に中医薬を煎じる土瓶電気ポットがあるけれど、これはグラグ

2台めのインスタントポット: とうもろこしの味噌汁

6月のアマゾンプライムデーに、主に味噌汁とご飯を炊く目的で2台目のインスタントポットを買った。3クォート(一番小さいサイズ)のDuo Novaという機種で、2ヶ月使った感想は、買ってよかった。はじめてのインスタントポットはUltra シリーズの6クォートで、二人分の味噌汁を作ると鍋底に2センチくらいの状態になってしまうため、多めに作るか、味噌汁は普通の手鍋でだった。それがこの3クォートのポットだと丁度いい深さでお玉ですくいやすいし、残る量が多すぎて何度も温め直して食べないです

はじめてのインスタントポット: 煮豚でバインミー風サンドイッチ

お正月明けの時期に「紅白なますが余っていたらフランスパンにはさんでベトナム風サンドイッチにしよう」という記事をどこかで見かけて、なんだろうそれ、と、気になっていた。2月に入りインスタントポットで煮豚を作った時に、冷めて肉が締まってから薄切りにしてなますのサンドイッチに入れたら美味しいんじゃないかと思った。 翌日の夕方自宅オフィスでの仕事を終えてから、運動不足解消も兼ねて家から徒歩で15分ほどの食料品店にフランスパンを買いに行くことにした。寒波が来ていたので万全な格好をした。

はじめてのインスタントポット: 脂の乗らないBBQ風スペアリブ

大きなかたまり肉の調理が苦手だ。日本でひき肉や薄切り肉しか調理したことがなかったからアメリカに来てすぐの頃、肉売り場で売られる肉の単位の違いに驚いた。昨年新型コロナが流行りだしてステイホームが始まる直前の3月半ば、最後にオフィスに出た日に立ち話をしていて部長が「食料が心配だからあした牛を4分の1頭買って来るつもりだ。」と言った。それを聞いたとき、うーんやっぱりここはでは食べる肉の単位が違うと思った。 触るのが苦手 スペアリブは厚みはないが面積が広く、片面脂身もいっぱいついて

はじめてのインスタントポット: すき焼き鍋の常識からはみ出して

いかんせんコタツに座った位置からでは鍋の高さが高すぎる。30センチはあるだろう。まるで手探りでくじを引くような感じで高い位置からすき焼きをたぐり寄せる。薄切り肉や小さな野菜はともかく、箸使いの経験が私ほど長くないアメリカ人の夫がうどんの取り分けに苦戦している。膝立ちの中腰で鍋の中を真上から見下ろして臨んでいるのにもかかわらず、一度は箸で挟んだはずのうどんが汁をはじきながらするすると鍋に落ちてしまう。私はといえば、さすがに母国語ならぬ母国箸とでもいうか、昔取った杵柄で、ちょっと

はじめてのインスタントポット: パンプキンパイ風のプリン

10月末にファーマーズマーケットが終わるときに焦って買いだめしたいろいろな種類のかぼちゃがいよいよ外皮にシワが寄ったりして放っておくとダメになりそうなので、ポタージュにして消費しているが、他の使い道を探していた。少し前にSNSのインスタントポットユーザーグループでは「す」が入らないプリンの作り方が話題に登り、ポットの設定方法がシェアされていた。かぼちゃプリン、やってみるかな。 参照したのはこのページ。だが、もとのレシピよりかぼちゃの分量を大幅にふやしたのと、スパイスを加えた

はじめてのインスタントポット:クリスマスイブの温泉たまご

バブルでGoの80年代後半、残業していたクリスマスイブがあった。日本では脳天気に若い世代はクリスマスイブを恋人と高級レストランで食事の後シティホテルでお泊まりするものだという流れをメディアが作り出して衆人が踊らされた。 イブは残業なんてしていたら彼氏彼女がいない残念な人認定をされてしまう踏み絵的な日。一緒に残業を終えた後輩男性と最寄りの赤坂駅から地下鉄に乗り、乗り換えで別れるまでの数駅その人はクリスマス前に彼女と別れてしまったことをしきりと嘆いて、世間みなさまは今宵の予定が

はじめてのインスタントポット: 見た目と味のギャップに驚くキールバサソーセージとじゃが芋のザワークラウト煮込み

アメリカのインスタントポットユーザーがネットにアップする料理は高確率で見た目がぐちゃぐちゃだ。具沢山すぎるスープ、マカロニチーズやトマトソースでぶよぶよなパスタを大きな匙でぐるぐるすくって見せる映像で「ほら見て!おいしいよ!」と教えたいのだろうが、あんまり美味しそうじゃないなあと思ってしまう。このキールバサソーセージの煮込みもそんな料理の一つだ。おでんを一度も食べたことがない人がおでん鍋をみたら、くすんだ色の冴えない食べ物だなあと思うだろう。それと一緒。けれどもSNSでたくさ

はじめてのインスタントポット: なんちゃってチキンビリヤニのレトルトカレー添え

タイトル画像の右斜め上のまぜご飯がインスタントポットで作ったチキンビリヤニ。左下のチャナマサラはTasty Bite社のレトルト。週なかばで時間が無かったのでこういう組み合わせになった。 この日は友達と、日暮れ前に近くの州立公園にビーバーの観察を兼ねて雪中ウォーキングに行って、家に戻ってから一緒に夕ごはんの予定だった。でも待ち合わせの時間ぎりぎりまで仕事なのでランチ休憩の時に材料をインスタントポットでソテーするところまで準備。 友達が来る少し前にオーブンでデザート用のりん

はじめてのインスタントポット: まずはゆでたまごから。

先月から熱く語っているインスタントポットシリーズ。鍋が届いてまず1番最初に取扱説明書にある水のみを入れた始動のテストをした。そのあと実際に食べ物を入れてトライしたのはゆで卵だった。 わたしの買ったUltraという機種には卵調理モードがついている。もともとのの設定は強圧でたぶん5分がプリセットされていたと思う。(一度設定を3分に変えたら以降そのまま3分が表示されているので最初何分だったのかが不明。) まずそのままの分数でやってみることに。取り扱い説明書に書いてある強制リリース

はじめてのインスタントポット: 鶏手羽元のなんちゃってバーベキュー

木曜日の晩は時短メニュー 前回お話しした通り、今回は鳥手羽もと(ドラムスティック)のメニュー。木曜日の夕方は一週間の中で一番忙しい。午後5時30分から45分のオンラインヨガクラス、そのあと6時30分から8時までスピーチクラブのミーティングが入っている。シフト勤務の夫が帰ってくるのが夜8時すぎのため、彼が帰宅する前に夕食を用意する時間があまりない。今週の木曜は4時45分に仕事を切り上げて近くのマーケットに食材を買いに行った。帰宅したらもう5時20分。急いで肉と卵を冷蔵庫にいれて

はじめてのインスタントポット: 中華がゆ(Chicken Congee)

私のインスタントポット”Ultra"にはお粥モードがついている。でも、お粥モードがないインスタントポットでも手動で強圧30分で設定すればよい。参考にしたのはAmy + Jackyのこのレシピ。でも、このレシピの材料にはない根菜のみじん切りも入れる。 使った材料 ・お米1合、洗って水をきる。 ・水7カップ。 ・鳥手羽元4本。 ・生姜の千切り大匙1。 ・大根みじん切り2カップ。 ・人参みじん切り1カップ。 ・セロリ2本みじん切り。 手順 以上の材料を全部インスタントポットに

はじめてのインスタントポット:魅惑の納豆メイキング

インスタントポットを買った理由の一つが、鍋一つで簡単に納豆が作れること、だ。アメリカでも日本人が多いカリフォルニアとかなら日系食料品店でなんでも買えるのだろうが、田舎だと日本食材全般手に入れにくい。私の住んでいる町から直近で納豆を売っている町まで120キロほどで、まさに東京から茨城県の水戸まで納豆を買いに車を飛ばすようなものだと言ったら距離感がわかってもらえるだろうか。買えるときに沢山買って冷凍保存しておき1パックずつ解凍してはありがたくいただく。いっぱい食べたくなった時は買