マガジンのカバー画像

#インスタントポット 記事まとめ

30
インスタントポットについての記事をまとめました。
運営しているクリエイター

#インスタントポット

鍋界のスターウォーズ、インスタントポット

先週末にインスタントポットが届いた。インスタントポットというのはここ10年程北米で人気の圧力鍋/万能調理器具だが、これを買うことに決めてから実際買うまでにこれほどに迷うことになるとは思いもよらなかった。 容量3Qt, 6Qt, 8Qt, 10Qt と13種類の組み合わせ インスタントポットを買おうと思ったのは夏のおわりのこと。春からの自宅勤務が新年まで延長されたので引き続き家からリモートで働いているが、勤務先の大学では秋の新学期が始まって以来新型コロナの状況にあわせて対策が

初めてのエアフライヤー: 鶏手羽元のエアから揚げ

 とうとう鳥手羽元のエア唐揚げにトライする日が来た。ALDIというスーパーに結構大きなサイズのドラムスティック10本入りしかなくて、2度に分けないとエアフライヤーに入らないため半分はインスタントポットで圧力調理してから最後にエアフライヤーで仕上げる実験をすることにした。手羽元バーベキューの時はインスタントポットで下拵えする方法が気に入っていたが、から揚げはどうだろうか?  下味は醤油、酒、砂糖少量、しょうがとニンニクのすりおろし、胡椒を混ぜたものをジップロックに入れて鶏肉を

初めてのインスタントポット: ロックダウンがきっかけで冷凍庫を買ってから塊肉を捌いて牛脂を採るようになった話

 コービッド19のロックダウンの最初に焦ってチェスト型冷凍庫を買った。  それで冷凍保存できるスペースが増えたので肉を塊で買って自分で用途別にスライスして保存するようになった。  牛肉を捌くたびに大量の牛脂が残る。牛脂の使い道といえば子供の頃実家ですき焼きをするときに最初に鍋に入れて肉を焼くのに使ったくらいしか思いつかない。動物性脂肪は健康の敵という昨今流れの逆を行くようだがヘット(精製した牛脂)を採って調理に使ってみることにした。昭和ひとけた代のうちの母はヘットと呼んで

初めてのインスタントポット: 砂糖抜きのアップルソース

   「大晦日の午後1時から3時まで残っているキャベツ、玉ねぎ、りんごを無料放出します。バッグ持参でお願いします。」というお知らせが ”Pick your own” ファームから来たので、友達と出かけた。1時を15分くらいしか過ぎていないのに農場につづくわき道は大混雑。自分たちは少し離れた公園の駐車場に車を停めて、袋を持って歩いて行った。    向かいから工事現場で使う一輪車みたいなカートにキャベツを山盛り積んだ男性がやって来た。たぶんボスニアからの移民の人だろう。彼らは冬

2台めのインスタントポット : 煎じ薬

目から鱗だった。食べ物の調理に使うことしか頭になかったが、一定の温度で長時間かけて薬草を煮出すのにインスタントポットがぴったりなのだ。 最近、チャーガという薬効の高いキノコのNOTE記事を読んで興味が湧き、カナダに近いミネソタ州北部の業者から取り寄せてみた。1パウンドのチャーガ顆粒が入ってきた紙袋には「1/4カップのチャーガの粉末に1ガロン(4リットル弱)の水を加えて沸騰させずに3-4時間加熱する。」と書かれている。家に中医薬を煎じる土瓶電気ポットがあるけれど、これはグラグ

2台めのインスタントポット: とうもろこしの味噌汁

6月のアマゾンプライムデーに、主に味噌汁とご飯を炊く目的で2台目のインスタントポットを買った。3クォート(一番小さいサイズ)のDuo Novaという機種で、2ヶ月使った感想は、買ってよかった。はじめてのインスタントポットはUltra シリーズの6クォートで、二人分の味噌汁を作ると鍋底に2センチくらいの状態になってしまうため、多めに作るか、味噌汁は普通の手鍋でだった。それがこの3クォートのポットだと丁度いい深さでお玉ですくいやすいし、残る量が多すぎて何度も温め直して食べないです

はじめてのインスタントポット: 煮豚でバインミー風サンドイッチ

お正月明けの時期に「紅白なますが余っていたらフランスパンにはさんでベトナム風サンドイッチにしよう」という記事をどこかで見かけて、なんだろうそれ、と、気になっていた。2月に入りインスタントポットで煮豚を作った時に、冷めて肉が締まってから薄切りにしてなますのサンドイッチに入れたら美味しいんじゃないかと思った。 翌日の夕方自宅オフィスでの仕事を終えてから、運動不足解消も兼ねて家から徒歩で15分ほどの食料品店にフランスパンを買いに行くことにした。寒波が来ていたので万全な格好をした。

はじめてのインスタントポット: 脂の乗らないBBQ風スペアリブ

大きなかたまり肉の調理が苦手だ。日本でひき肉や薄切り肉しか調理したことがなかったからアメリカに来てすぐの頃、肉売り場で売られる肉の単位の違いに驚いた。昨年新型コロナが流行りだしてステイホームが始まる直前の3月半ば、最後にオフィスに出た日に立ち話をしていて部長が「食料が心配だからあした牛を4分の1頭買って来るつもりだ。」と言った。それを聞いたとき、うーんやっぱりここはでは食べる肉の単位が違うと思った。 触るのが苦手 スペアリブは厚みはないが面積が広く、片面脂身もいっぱいついて

はじめてのインスタントポット: すき焼き鍋の常識からはみ出して

いかんせんコタツに座った位置からでは鍋の高さが高すぎる。30センチはあるだろう。まるで手探りでくじを引くような感じで高い位置からすき焼きをたぐり寄せる。薄切り肉や小さな野菜はともかく、箸使いの経験が私ほど長くないアメリカ人の夫がうどんの取り分けに苦戦している。膝立ちの中腰で鍋の中を真上から見下ろして臨んでいるのにもかかわらず、一度は箸で挟んだはずのうどんが汁をはじきながらするすると鍋に落ちてしまう。私はといえば、さすがに母国語ならぬ母国箸とでもいうか、昔取った杵柄で、ちょっと

はじめてのインスタントポット: パンプキンパイ風のプリン

10月末にファーマーズマーケットが終わるときに焦って買いだめしたいろいろな種類のかぼちゃがいよいよ外皮にシワが寄ったりして放っておくとダメになりそうなので、ポタージュにして消費しているが、他の使い道を探していた。少し前にSNSのインスタントポットユーザーグループでは「す」が入らないプリンの作り方が話題に登り、ポットの設定方法がシェアされていた。かぼちゃプリン、やってみるかな。 参照したのはこのページ。だが、もとのレシピよりかぼちゃの分量を大幅にふやしたのと、スパイスを加えた

はじめてのインスタントポット: 見た目と味のギャップに驚くキールバサソーセージとじゃが芋のザワークラウト煮込み

アメリカのインスタントポットユーザーがネットにアップする料理は高確率で見た目がぐちゃぐちゃだ。具沢山すぎるスープ、マカロニチーズやトマトソースでぶよぶよなパスタを大きな匙でぐるぐるすくって見せる映像で「ほら見て!おいしいよ!」と教えたいのだろうが、あんまり美味しそうじゃないなあと思ってしまう。このキールバサソーセージの煮込みもそんな料理の一つだ。おでんを一度も食べたことがない人がおでん鍋をみたら、くすんだ色の冴えない食べ物だなあと思うだろう。それと一緒。けれどもSNSでたくさ

はじめてのインスタントポット: なんちゃってチキンビリヤニのレトルトカレー添え

タイトル画像の右斜め上のまぜご飯がインスタントポットで作ったチキンビリヤニ。左下のチャナマサラはTasty Bite社のレトルト。週なかばで時間が無かったのでこういう組み合わせになった。 この日は友達と、日暮れ前に近くの州立公園にビーバーの観察を兼ねて雪中ウォーキングに行って、家に戻ってから一緒に夕ごはんの予定だった。でも待ち合わせの時間ぎりぎりまで仕事なのでランチ休憩の時に材料をインスタントポットでソテーするところまで準備。 友達が来る少し前にオーブンでデザート用のりん

「インスタントポット」で低脂肪ヨーグルトを作っています😊

腸活で毎日ヨーグルトを食べているとお腹の調子がいいのですが、脂肪分がどうしても気になります。 こちらは以前の記事なんですが、 普通の牛乳で作っていました。 上の記事の中にも書いていたんですが、 脂肪分をなるべく減らしたくて、低脂肪ヨーグルトを作りたくて、低脂肪牛乳で試したんですが、うまく固まりませんでした。豆乳、アーモンドミルクなどでも試してたんですが、市販みたいには美味しくなかったりで結局牛乳で作り続けていました。 普段使っているスキムミルクをネットで購入する時に、ス

はじめてのインスタントポット: まずはゆでたまごから。

先月から熱く語っているインスタントポットシリーズ。鍋が届いてまず1番最初に取扱説明書にある水のみを入れた始動のテストをした。そのあと実際に食べ物を入れてトライしたのはゆで卵だった。 わたしの買ったUltraという機種には卵調理モードがついている。もともとのの設定は強圧でたぶん5分がプリセットされていたと思う。(一度設定を3分に変えたら以降そのまま3分が表示されているので最初何分だったのかが不明。) まずそのままの分数でやってみることに。取り扱い説明書に書いてある強制リリース