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これからテックウイングで働く人へ_従業員コラム_菊田駿

テックウイングのロボット教室とプログラミング教室で、大学院の卒業までの2年間、講師として勤務して頂いた菊田さんよりコラムを寄稿頂きました。下記に原文を掲載させて頂きます。
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これからテックウイングで働く人へ                    千葉大学大学院修士2年 菊田 駿

私がテックウィングで働くにあたって気を付けたことについてまとめたいと思います。

1.生徒が悩んだら寄り添う姿勢をもって接する
 大人からしたら簡単なことでも小学生にとっては難しいことは多いので、自分が簡単だと思ってもそれを決して口には出さずに「ここは難しいよね」と生徒に共感しつつ問題を考えさせるようにしてください。分からないことは恥ずかしいことではないということを生徒に指導してあげるといいと思います。

事例1

2. 結果に対して理由を考えさせる
 先程に関連したことですが、ロボットを動かしたときに何故そう動くのかを考えさせてください。分からないことに対して自分なりに考え答えを出させることが一番重要だと思います。例えそれが間違った結論だとしても思考するプロセス自体が合っていれば問題ないと思います。間違った結論になるのは、論理が飛躍しているか仮定自体が間違っているかのどちらかであるので、そこについて深堀して正しい結論を自力で導かせてあげてください。

3.些細なことでも褒める
 生徒のモチベーション維持のためにこまめに褒めることは大事です。自分の経験則ですが名前を呼びながら褒めると効果があると思います。達成感を持たせることが何よりのモチベーション維持の方法だと思います。

事例3

4.つきっきりで指導しない
 自力で考える力を養うには先生に頼らせないことが大事です。無論パーツが見つからない、パーツが固くて外せない等の物理的問題に対してはフォローしてもよいですが、思考することが絡むような問題に対しては手助けしないようにしてください。自分の力で考えて問題が解けたという事実が生徒のモチベーションアップと成長に繋がるのでそこは気を付けましょう。また、一人の生徒につきっきりになると他の生徒に手が回らなくなるということもあるので例外を除いて1分以内を目途にしましょう。

上記のように気を付けたことをまとめましたが、要するに「生徒に論理的思考力を養わせる」指導を心掛けてください。小学生は私たちが思っている以上に学習能力が高く驚くような成長をしますので、その過程をしっかり見つつ生徒毎に合った課題を与えるようにしてください。

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