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正義であるとはどんな意味か

「正義であるなら、それは無条件に許されるものか?」
「無条件に違う。
決してそうではない。
正義であるとはその人が責任を持つならやっていいと言う意味である。
よって責任のない正義はあり得ない。」
「では正義でないとはどんな意味か?」
「正義でないとは正義ではないと言う意味である。
よって正義以外の何物かである。
それが不正義かどうかは知らない。」
「では不正義とは何か?」
「不正義とは見ているだけで何もしないことを含む。
他に不正義のバリエーションはある。
興味ある人が考えればよい。」
「不正義に興味を持たない人は正義に興味を持つのか?」
「恐らく持たない。
しかし、そんな人間は想定の中にしかいないと願いたい。」
「そもそも不正義とは何か?」
「これは無知を含む。
よって赤ん坊は不正義な存在と言える。」
「では正義とは何か?」
「正しいことを正しいと発言できる権利である。」
「正義のない権利はあり得るのか?」
「原理的にはあり得ない。
権利があるなら正義がある。」
「では権利がないとはどういうことか?」
「資格がないことを意味する。」
「資格がないとはどんなことか?」
「資格がないのは、経験がないことである。
また、経験をする価値がないことである。」
「経験をする価値がないとはどんな意味か?」
「学ばないと目されている。」
「学ばないとは何なのか?」
「学ばないとは知性が働いていないことを示す。」
「知性が働かないとはどんな理屈か?」
「責任能力がないことを意味する。」
「それは正義を行うことができないのか?」
「恐らくできない。が、保証できない。」
「保証できないのは当然だ。
あなたの責任ではないからだ。」
「その通りだ。
では何故わたしはそれに責任を取らなくていいのか。」
「それは関係ないからだ。」
「これは正義か?」
「正義である」
「では、不正義とは何だ?」
「事物を明らかにしないことである。」
「明らかになるとはどんな意味だ?」
「知性が働いているという意味だ。」
「知性が働いているなら正義はあるのか?」
「恐らくある。
が、誤魔化しは効くかもしれない。」
「何故、誤魔化しが効くのか?」
「そう想定できるからだ。」
「なるほど。
では、不正義と不正はどう違うのか?
同じか?」
「違う。
不正とは不正義のことではない。
不正義とは許容されてよいものである。
正義を発揮しなくてよい場合がそれである。
不正は許容されていけないものである。
それを告発することが正義である。」
「告発することは危険が伴うのか?」
「そうらしい。
だが、何故かは分からない。
人間も動物だからだろうか。
この辺りは今後掘り下げるとしようか。
ネタがほじくれてよかったな。」
「ああ。
そうだ。
その通りだ。
何故、告発が危険な行為になり得るのかは今後、考えていこう。
ともかく告発されそうになると、わたしはそれを避けたくなる。
告発者の安全を考えてのことか?」
「かもしれない。
また考えよう。」
「いや、このままある程度、進めよう。
機会を逃すな、と思える。」
「しかし、またの機会を待とう。」
「ではそうしよう。
またの機会を待とう。
それが実際にあることを願う。」
「では、何もしなくていいのか?」
「よい。
これはわたしの不正義である。
よって許容されるべきだ。」
「その保障はどうなる?」
「いつの日か行われるかもしれないが、
保証できない。
保証とは保障ではない。」
「そうだ。
その通りだ。
保障とは保証ではない。
だから、保障されることを保証する必要はない。」
「つまり言い換えるとどうなる?」
「つまり必要があるなら、やればいいのだ。」
「そうだ。
それでいいはずだ。」
「ではそれがそれでいいのは何故だ?」
「それが正義だからである。」
「それは保障されるのか?」
「される。
保証してもいい。
普通の感覚が通じる人間ならそうできるはずである。
そうでない場合においては知らない。」
「何故そう断るのか?」
「想定できるからだ。」
「何故して想定できるのか?」
「恐らくそうであるからだろう。」
「何故そうなのか?」
「それは分からない。
神に聞いてくれ。」
「神はいるのか?」
「いる。
君をずっと見ているぞ。
無論わたしではない。」
「ふーん。
そうか。
神はいるのか。
分かった。」

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