「優しさ」って何だろう

「優しさとは何でしょうか。
人の痛みを和らげる人間の度量でしょうか。
ブルーハーツにも『人にやさしく』なんて歌がありました。
私は人に優しくする能力に欠けているでしょうか？
分かりません。
でも、子供心があった頃の方が素直だった気がします。
大人になって色々と知識がついたのはいいけど、
どう生きていいか分からない。
それでは得た知識なんて何の為なのでしょう。
私は自分に優しくしてもらいたい。
そうなると、自分も人に優しくするべきですね。
人からそうしてほしいなら、率先して自分からやる、それは大切なことだと思います。
でも、実際はそうもいかない。
それは何故でしょう。
仏教用語ではどう説明すればいいでしょうか。
やはり人から優しくしてもらったことが少ないので、
どうしたらいいか分からない。
因果応報とでもいうべきでしょうか。
諸行無常でしょうか。
あらゆることが空しくて、
無駄なことがたくさんある。
それなら断捨離すればいいですよね。
でも、実際にできるかは分かりません。
言ったり書いたりすることは簡単でも、
やろうとすると難しい。
そんなことは枚挙に暇がありません。
自分は何のために生きてるんだろうか。
それにも答えが見つかりません。
楽しみもなく、何のために生きているのか、
途方に暮れてしまいます。
自分にしてもらいたいことは自分からというのは簡単です。
でも、それも難しいことです。
人間には感情があります。
それを抜きにして生きていくことはできません。
私のしょうもない人生はどれだけ人の役に立つか分かりません。
体験談はそれなりにありますね。
もういい年になってしまいました。
でも、それでも自分が何のために生きてきたのか分かりません。
恐らく多くの人がそうではないでしょうか。
自分が何のために生きてきたかはっきりしている人なんているのでしょうか。
分かりません。
とやかく言うのはやめにしたいです。
それでも敢えて言うなら、
どんなセリフが相応しいでしょう？
自分はある意味でもうクタクタです。
卑下する訳ではないですけど、
私なんて知れています。
大した人間ではないのです。
では大した人間ってどんなか？
それは知らないですけど、
自分なんかはそれなりにそれなりだけど、
それだけの存在です。
それが悪いのではないのです。
寧ろそれでいいのではないでしょうか。
別に人に良く思われたいのではないのです。
それが本心ではあります。
私は自意識過剰でしょうか。
人からとやかく言われたくないのです。
私は私の好きなように生きたい。
それだけではあります。
まとまりもありませんね。
また自分がどれだけつまらないか、
そんな卑下はやめた方がいいのかも知れないですけど、
やはり分かりません。
自分のことをはっきりと知っていると言える人もいないと思います。」