見出し画像

ブロックのシステムとか(memo)

◇ ブロックシステム における視点

 リード(=シーアンドレスポンス)かコミットか
ゾーンかマンツーマンか
バンチかデディケートかスプレッド・・・か
フロントするかステイするか

マークした相手の動きを追いかけ、時にはブロッカー同士で場所をチェンジするシステムが
マンツーマンブロックで、
ほとんどのチームで行われているマークを流動的に対応させるシステムが
ゾーンブロックです。

画像1

(「セリンジャーのパワーバレーボール」A・セリンジャー/共著 J・アッカーマン‐ブルント/共著 都沢凡夫/訳]. ベースボール・マガジン社. 1993年)より

ブロックシステムの構築に着手する時、手掛かりや糸口はどこからはじまるのか。配置や反応、反応の応用・・・これだけ考えていっても、あれこれ整理できていないところも正直出てきます。上の図で言うと、バンチ、デディケート、スプレッド、リリースなどは、図の中に入れると、どの部分になるのか、など。

そう考えると、中高生バレーでは、マンツー的なブロックが多いのかなと思ったり。なので先日の春高男子決勝ではスタックブロックがみられたりするんだろうなと思ったりします。ただ、個人的な印象で言えば、「ゾーンリードブロック」がベースとなっていくのかな?そこに各々の戦術が織り込まれていくのかなと思います。

ブロックの「正面」とは?

1.「スパイカーが向いている方向」 : 「正面で飛ぶ(正面を押さえる)」
2.「ネットに正対してスパイカーを真正面に見る位置」:「正対して飛ぶ」
3.「コート中央にスパイクを打たれないような位置」:「真ん中を押さえる」

レフト平行をブロックする時は基本的に3.真ん中を押さえるべきです。
そこに打たれるとレシーバーが普通いませんから。
しかしトスがネットに近い時は話が変わります。
スパイカーの身体の向きに関係なく
この場合はストレート方向に打ち込まれる危険性が大きいからです。
そこでブロッカーは2.正対して飛ぶべきなのです。

またトスが割れた場合はどうでしょう。
多くの場合割れたトスを打つスパイカーには、
正面以外の方向に強いスパイクを打つ余力はありません。
そして正面以外の方向に打ってもトスが割れているため下に落とされる事はなく、
レシーブできれいに処理できるはずですね。
つまりトスが割れた時は、ブロッカーは1.正面を押さえに行くべきなのです。

(2013年)