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NISAの特徴から買うべき株、避けるべき株の条件を考察してみる
こんにちは、てっぱもん(@teppamon)です。
今回はNISAの特徴から、買うべき株と避けるべき株の条件を考察してみようと思います。
NISAの特徴は前回の記事にまとめてあるので、まだ読んでいない方は、一度目を通してからこの記事を読むことをオススメします。
前提条件を3つ深堀り
①おさらいになりますが、
利益が出た場合→他の口座よりも利益が大きい
損失が出た場合→他の口座よりも損失が大きい
というのが、NISAの最も重要な特徴です。
これを踏まえると、利益は最大、損失は最小にすることが最も理にかなっています。
そんなの当たり前だろ!!!と言われそうですが、特に損失部分は、課税口座以上に神経を使った方が良いです。
②年間に120万円まで投資できるということは、言い換えると年間に120万円までしか投資できないということです。
つまり、投資できる金額に縛りがあるということ。
どういうデメリットがあるか見ていきます。
まず、1単元(最低購入価格)が120万円を超える銘柄は購入出来ません。
2021/9/10現在の株価だと、ファーストリテイリングや任天堂などの会社の株ですね。
単元未満株であれば、1単元120万円を超える銘柄であっても、一応買うことは出来ますが、
・手数料がかかる(1単元であれば売買手数料無料の証券会社がある)
・リアルタイムで取引出来ない
・優待がもらえない可能性がある
などの理由で、個人的にはオススメしません。
また、ナンピンをしたいタイミングなのに、枠がなくて買えないといった事態も発生する可能性があります。(ナンピンはまた別の機会に解説します)
③5年間有効という期限があるため、長期投資には向いていないことがわかります。
ロールオーバーを使えば最大10年までは伸ばせますが、その後は課税口座への移行か、売却かを迫られます。
値上がりしていれば良いですが、値下がっていた場合は課税口座への移行か損切りかで、NISAの恩恵を得られません。
そもそも、課税口座に移行するのなら、初めから課税口座で買えば良いですよね。
なので、短期〜中期の5年以内に売却するのが、基本的なスタンスになります。
ここまでのまとめ
・利益は最大、損失は最小を心がける
・投資できる金額に縛りがある
・5年以内の売却を目指す
考察の条件
それでは、前提条件がイメージできた所で実際に考察してみます。
一番大事な条件である利益は最大、損失は最小の部分から、損失は最小(ローリスク)の部分のみにフォーカスを当てることにします。
なぜなら、ローリスクハイリターンの株を探すのは、センスや運の要素も関わってくるため、再現性が高いとは思えないから。
自分が今から伝える内容であれば、ローリスクミドルリターンはいける可能性があると思っておいて下さいw
まずは、避けるべき株から。
避けるべき株
赤字続きの会社の株です。
その理由は、株式投資においての最大のリスクは、会社が倒産して上場廃止になることだからです。
監理銘柄に指定→整理銘柄に指定→上場廃止というステップを踏み、最終的には株価が1円になることが多いです。
買値に戻ることはほぼ100%ないので、早い時点で泣く泣く損切りをするしかありません。
ボロ株(1単元100円未満の株)なんかは、該当する銘柄が多いと思われるので、NISAでは手を出さないようにしましょう。
ボロ株は、ハイリターンも十分にありえるのですが、そもそもハイリスクなので、やる場合は課税口座でやる方が良いです。
倒産する可能性が高い株をNISAで買うのは、リスクが高いので止めましょうというお話でした。
買うべき株
安定して配当を出している会社の株がオススメです。
なぜなら、配当がもらえるということは、
お金がお金を生んでいる状態=資産である
と定義出来るから。
値下がって売るに売れない塩漬けの状態になったとしても、配当が出ている限りは資産である、と自分は考えます。
また、値下がりの部分を配当でカバーすることも可能です。
イメージとしては、
1000円で買った株が950円に値下がった
→配当で50円もらっているから損はしていない
という考え方ですね。
実際には、この時点で売らなければ損失の確定にはならないですが、塩漬けをする勇気にはなるかと思います(笑)
年間120万までという縛りはありますが、ナンピンをするのも良いです。
①売却益を得る可能性を高められる
②さらに多くの配当金をもらえる
この2つのメリットを享受出来るので、値下がりの理由にもよりますが、自分は積極的に行っています。
NISAであれば、配当にかかる税金(20.315%)が非課税であることもポイントですね。
配当を非課税でまるまるもらいつつ、5年以内に値上がったタイミングで売却が、基本的な戦略になります。
一番伝えたいマインドとしては、売却益に着目するのではなく、配当部分でリスクを極力減らすことが大事である、ということでした。
まとめ
倒産の可能性が高い株を買うのは避ける
配当部分で値下がりリスクのコントロールが可能
5年以内の売却でローリスクミドルリターンを目指す
基本方針のみをざっくりと解説しましたが、いかがだったでしょうか?
自分のような株で負けたくない人に向けて書いた内容なので、株で勝ちたい人にはあまり響かなかった内容かと思います(笑)
買うべき株には、自分なりに着目しているポイントが他にもいくつかあるんですが、予想以上に長くなってしまったので、今回はこれで終わります。
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