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NISAの特徴とメリット、デメリット

こんにちは、てっぱもん(@teppamon)です。

早いもので投資を始めてから、6年が経過しました。

今までは感覚的なインプットがメインでしたが、
・知識、判断、解釈を言語化し、他者と共有する
・論理的思考を養う
・ライティング力を身につける

上記3点を目的として、徐々にアウトプットしていこうと思います。

今回は、NISAについてまとめた記事になります。

NISA口座とは?

証券口座の一種です。
証券口座は、株を売買するのに必要な口座のこと。
他の証券口座には、一般口座、特定口座があります。(ここでは説明省略)
NISA口座=NISAと考えてOKです。

NISAの特徴は?

他の口座にない特徴を見ていきます。

・非課税である
→譲渡(売却)、配当で得た利益に税金がかかりません。

・毎年120万円まで購入できる
→投資できる額が限られています。翌年への繰り越しは出来ません。

・5年間有効
→購入後5年経った場合は、
①ロールオーバーする(翌年の非課税投資枠に移す)
②課税口座(一般口座or特定口座)に移行する
③売却する
のいずれかを選択します。

もちろん、5年経っていない場合でも売却は可能です。

NISAのメリット、デメリットは?

・メリット
NISAを利用する最大のメリットとしては、譲渡益と配当金に税金がかからない(非課税)ということ。

NISA以外の口座で得た譲渡益や配当金には、
所得税15%+住民税5%+復興特別所得税0.315%=20.315%
の税金がかかります。

例を見てみましょう。

例 20万円で買った株が30万円に値上がりしたので売却した

売却益が10万円です。

源泉徴収ありの特定口座で売買した場合
20.315%が税金として引かれるため、実際に手元に来るお金は、
10万-(10万×0.20315)=79685円
になります。

NISA口座で売買した場合
20.315%の税金が引かれないため、売却益の10万円がまるまる手元に来ます。

このように、儲けが出た場合はNISAの恩恵を最大限に受けられます。

・デメリット
悲しいことに、デメリットも非課税であるという点に由来します。

具体的には、損益通算(年度内の利益と損失の合算)が出来ません。

例を見てみましょう。

例 30万円で買った株が20万円に値下がりしたので売却した

売却損が10万円です。

源泉徴収ありの特定口座で売買した場合
損益通算が出来るので、他に譲渡や配当で10万円以上の利益を出している場合は、その分の税金が還付されます。

-10万+(10万×0.20315)=-79685円

よって、実際の損失額は79685円で済みます。

利益を出していない場合も、年度内に利益を出せば損益通算可能です。
10万円分の利益までは非課税扱いとなります。

また、年度内に利益が出なかった場合でも、3年間は損失の繰越控除として使えます。
ただし、こちらは確定申告が必須であったり、配当控除が使えないなどのデメリットもあるので注意です。(配当控除は別の機会で解説します)

NISA口座で売買した場合
損益通算が出来ないので、売却損は10万円のままです。

また、損益通算が出来ないということは、損失の繰越控除も当然使えません。

まとめ

利益が出た場合→他の口座よりも利益が大きい
損失が出た場合→他の口座よりも損失が大きい

NISAは上記のような性質を持っている口座であることが分かります。

次回は、NISAの性質を踏まえて、どのような銘柄に投資したら良いかを考察してみる予定です。

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