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サン・スタジオのスラップバックエコーに関する英語資料を2つ紹介する

紹介

今回はサン・スタジオに関する以下の動画の紹介です。

はじめに紹介されているのが録音機です。この録音機はモノでしか録音できず全ての音が1つのテープに映されます。

エコーマシンは付属のマイクで同時に音を録り、それを遅らせて録音機に送ることで効果をもたらします。はじめの浅いエコーはMystery TrainやJerry Lee Lewisの曲はこのエコーを使って録音されました。次の深いエコーはBlue Moon of Kentuckyで使われたものです。

おまけ

おまけにスラップバックエコーに関する論文としてHalmrast(2019)を紹介します。要約すると、サン・スタジオのスラップバックエコーは小さな部屋で歌っているような効果をもたらしますが、実際の計測によるとディレイタイムが長すぎてそのように感知できるはずがないそうです。数値だけを見れば言わばやまびこのように聞こえるはずですが実際はそうではありません。Halmratはこの効果をもたらしているのはモノでの録音だと言います。全てを1つの場所に録音することにより"親密性"の効果が生まれ、ディレイタイムが短く聞こえるようです。

https://www.diva-portal.org/smash/get/diva2:1320422/FULLTEXT01.pdf





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