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そして、導きを感じながら餃子を食す

御縁に感謝です。


母、兄一家に、関西弁であいさつをした。
「ほな、行ってくるわ」

車は、阪神高速から名神高速へ。
「京都府」に入った瞬間、自分が“引き返すことのない道”に向かっていることを実感した。

深夜の名神高速~東名高速を、ひたすら走る。
睡魔のそそのかしを受ければ、パーキングエリアで休息。
早朝、横浜に着いた頃には、過去が遠い昔のように感じた。

迷路のような首都高速を抜けて、東北道に入り、ひたすら北へ。
「鹿沼インター」を降りた時、僕の視野には、未来しか入ってこなかった。

2001年7月18日。

天蔵の回想





移住の序章

“栃木県民”になってから、ちょうど22年の時が流れました。

この22年の日々は、僕にとってもドラマティックな展開でした。


栃木県との関わりは、今から27年前から始まりました。

移住する前の約5年間は、年に1~2度は栃木を訪れていました。

その間に、栃木在住の人との交流も始まっていました。


その頃のエピソードは、あらためてお話ししますが、移住する前年(2000年)の秋頃から、道筋はできていたかもしれません。

そして、2001年の年初に、栃木在住の友達と話している時に、その道筋を予感したのでした。


導きの会話

僕「なんとなく、今年の年末には、“関東”で生活するような気がする」

友「えっ!?」

僕「でも、東京、横浜、埼玉は、家賃が高そうだからなぁ~」

友「じゃあ、栃木に来れば?」


この、なにげない会話に、僕の心の奥で電流が走ったのを感じました。


導きは続く

そして、不思議なことに、1月から、ほぼ毎月のように、栃木に来る用事ができたのでした。

1月、2月、3月・・・5月・・・

そして、6月・・・

高速バスで宇都宮に着き、一息ついていた時に、心の奥で“声”を感じたのでした。

その時に心に浮かんだ映像は、「1ヶ月後、栃木に移住する」というものでした。

そのことを友達に話すと、「よしっ、俺の車に乗れ」といって、宇都宮市内を案内してくれたのでした。

「このあたりは、家賃も安いよ」

「このあたりは、買い物に便利だよ」

その説明に耳を向けつつも、まだ、現実に起きている状況が把握できてませんでした。


「たぶん、大阪に戻ったら、この宇都宮での出来事はシャボン玉のようにはじけて、日常生活に流されていくのだろうなぁ」

大阪に向かう高速バスに揺られながら、リアリスティックな気持ちになって、大阪の空気に流されながら日常を過ごしていく様子を想像していたのでした。


導きは現実を捻じ曲げる

僕は、きわめて浅はかだったのでした。


「僕、栃木に移住しようと思ってるんです」と言ってみる。

そうすれば、「アホっ! 何考えとるんや」と返される。

・・・というリアクションを予想していたのかもしれません。


ところが、現実は違ってました。


≪当時、勤めていた会社の社長≫

「お~っ、そうか。

俺は、夢を追う人間を応援したくなるんや。

契約の関係で、もうちょっと働いてもらわんとあかんけど、我慢してくれや」


≪地域活動の“おかあちゃん”≫

「あ~っ、よく決断したね~(目に涙を浮かべる)。

あなたには、そのほうがいいかもしれないね~(涙声になる)」

(その“おかあちゃん”の涙に、思わず「なんで止めてくれへんのですか~?」と、僕も号泣する)


≪自分の母親≫

「え~っ!?

・・・(しばらく沈黙)

・・・でも、アンタは、止めても行くんやろ?

寂しくなるけど、がんばりなさい」


こうして、僕はほんとうに栃木に移住することになり、1ヶ月間で引っ越しの準備を進めたのでした。


志を果たすために

気がつけば、大阪を離れて22年。

この間、「大阪に帰ろうかな?」と思ったことが一度もなかったわけではありません。

「帰ろうかな?」と思っても、次の瞬間には忘れて、「よしっ、またがんばろうか」と気持ちを切り替えることの連続でした。


“ことばクリエイター”を目指してきた僕にとって、栃木の空気は、イマジネーションを育むのに最適で、インスピレーションを受けるのに最高の地なのです。

いわば、僕にとっての“聖なる地”なのです。


だから、今、ここにいることは、僕にとっては“志を果たす”機会であり、僕を超えた大いなる導きの側からすれば、“あるべき”姿なのです。



導きの前では無心になれ

「ふっと心に浮かぶこと」の中には、自分の心の邪心や欲望につけ込む“惑わしの導き”もありますが、自分の心の奥の奥にある人生の使命を果たすための“天使の導き”もあります

僕が栃木に移住することになったのは、“天使の導き”だったのでしょう。

(ただ、今の世の中に起きていることは、大多数が“惑わしの導き”であると思います。ほんのわずかでも、邪心、欲心があると、人間を混乱させる惑わしに翻弄されることが多いようです)


この“導き”の前では、自我の心、保身や現実主義の考えは捨て去って、無心になることが大事だと思います。

“天使の導き”であれば、無心になればなるほど、その動きはさらに加速します。

とりあえず、この22年間の僕は、修行が足りなくても、心の奥の純粋な部分を通して導かれてきたのだと思います。

今日(7月18日)という記念の日に、また心を正し、果てしない未来に向かって精進を重ねながら、使命を果たしていきたいと思います。


今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

皆さまの心に、キラッとしたものをお届けできれば幸いです。


≪2021.7.18の作品と想い≫


≪2021.7.18の作品と想い≫


≪2022.7.18の作品と想い≫


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