【せたがや図鑑】おでかけひろばまーぶる
せたがや図鑑で、子育て支援・母親支援について調べているすずかです。
今回は、子育て支援の活動をしている、東京都世田谷区瀬田、玉川地区にあるおでかけひろばまーぶるさんにお伺いしました!
1.取り組み
おでかけひろばまーぶるさんは、普段のひろばのほか、季節ごとのプログラムや子育て講座を行っています。また、一時預かりや地域子育て支援コーディネーターへの相談もできます。
活動詳細については下記のリンクを参考にしていただければと思います!
www.setagaya-kosodate.net/hiroba/marble/
2.スタッフの想い
おでかけひろばまーぶるさんで活動するスタッフの方々がどのような想いで子育て支援に携わっているのか、インタビューさせていただきました。この投稿で、おでかけひろばを知る方が増えればと思います☺︎。
ーーほっと一息つく場所として
お家で過ごす時間のほかに、まーぶるで少しでものんびりと、思い思いの時間を過ごしてほしいと思っています。
ーー助け合い
子どもが産まれてみると、自ずと夫婦関係も変化します。お母さんは妊娠、出産を経て、心も身体も変化しますが、お父さんはなかなか難しいようです。
好き同士で結婚する人がほとんどだと思いますが、関係性は変わる、ということを女性男性ともに知っていただきたいです。
現在、核家族化でなかなか親になるまでに乳幼児と触れあう経験をする人が少なくなってきています。そこで、世田谷区では中学校の授業に”赤ちゃんを連れて学校へ行こう!”という取り組みもあります。
ーー気持ちに寄り添う
社会には色々な大人がいるように、誰ひとりとして同じ赤ちゃんはいません。最近はコロナ禍ということもあり、乳幼児親子同士の出会いも減り、同じ月齢のお子さんと我が子の発達の違いにびっくりされる方が多いようです。
まーぶるでは、「○○できるのね!」ではなくその子の成長に合わせて「今は、はいはいの練習しているんだね」「おしゃべりしたくて力をためているんだね」など、子どもの気持ちを代弁できるような声かけを大切にしています。
ーーママさんへ
初めての子育てはどこでどう手を抜いていいか分からないですよね。いつの間にか頑張りすぎてしまうこともあると思います。世田谷区には現在おでかけひろばが42カ所ほどあり、誰でも気軽に利用できるということを知ってもらいたいです。できれば出産前から知っておいてほしいのですが、ギリギリまでお仕事をされている方も多いこともあり、どう伝えるかという点については広報の課題です。
そして全部自分だけでやろうとしない意識も必要です。他の人の助けを借りてもいいのです。地域で、みんなで助け合って子育てをしていくことの楽しさも知ってほしいです。
3.利用者さんにもお聞きしました
2021年の秋に訪問した時、利用者の方から以下のようなお話をお伺いすることができました。
Aさん:おでかけひろばを最初は知らず、まずは児童館に行っていました。おでかけひろばについてはネットで知り、今は主に2カ所のおでかけひろばを利用しています。行けそうな範囲から行ってみていました。
Bさん:区からもらった冊子(世田谷区おでかけひろば・ほっとステイガイドブック)で知り、周りがおすすめしてくれて、利用し始めました。
Cさん:家から近所で、保健師さんが赤ちゃん訪問で来たときに教えていただいて、一人目のお兄ちゃんの時から利用しています。
このお話をきくと、口コミで広がっている部分も大きいのかなと感じました。いま利用している方が、どんどん次のお母さんへと情報を伝えていくことが重要なポイントといえそうです。
4.おまけ〈若い人たちへ〉
スタッフさんから若い人たちに向けて以下のメッセージをいただきました。
自分が親になって苦しいときに、分からない、助けて、と言えるようになってほしいです。言わないと周りは気付けないので、どうしてもひとりで頑張りすぎてしまいます。そしてそんな時に、「おでかけひろば」の存在を思い出してもらえたら嬉しいです。赤ちゃんは泣くのがお仕事です!
5.ひろばの様子
ーー和気あいあいと
おでかけひろばまーぶるさんにはピアノがおいてあり、おままごとコーナーもありました。子どもたちは自分が気に入ったおもちゃで遊び、それを見守りつつお母さんとスタッフの方が様々なお話をしていたり、お母さん同士で情報交換をしていたり、温かい雰囲気でした。育児休暇を取られたお父さんや平日お休みのお父さんもいらっしゃることもあるそうです。
6.おわりに
今回はおでかけひろばまーぶるさんについて取り上げさせていただきました。世田谷には子育て支援の活動を行っている場所がさまざまあり、各々の場所がそれぞれの特色を持っていたり違いがあると思います。まずは是非調べてみてほしいです。
前回の投稿は古民家mamasさん、今回はおでかけひろばまーぶるさんを紹介させていただきましたが、次回の投稿では、二つの場所でインタビューを受けてくださったお母さんのさまざまな想いについての投稿を予定しています!
今回のインタビューで、助けを借りてもいいという言葉が非常に響きました。今回の投稿で心が少し軽くなる方がいれば嬉しいなと思います。
おでかけひろばまーぶるのみなさま、インタビューを受けて頂いたお母様方、ご協力ありがとうございました!
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