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【#007/2021】初めての事はやっぱり緊張する

こんにちは。2児の母・不定期転勤族の妻・パート駆け出し主婦・ママナースのtsukiです。

パートをはじめてから二週経ったのですが、テレビでも報道されている通り、新型コロナウイルスの高齢者のワクチン接種が全国で開始されました。

求職活動をしていた時、もしよい求人に出逢う事が出来なかったら繋ぎでワクチンのバイトをしようと思ってました。しかし今回ご縁があり某クリニックでお仕事を開始出来たためバイトは見送る事となったのですが、集団予防接種とは別に当医院で行う予防接種に関わる事となったためnoteに残しておこうと思います。


当医院で接種を開始する事を聞かされた時

まだ通常の仕事覚えてないけど大丈夫かな。ブランクあるけど大丈夫かな。

↑が1番の感想です。すみません。ニュースで騒がれている潜在看護師の問題や、医療インシデントの話を聞くと流石にそう思ってしまうのも仕方ないかなぁなんて思います。

昨年の緊急事態宣言時、何も出来ず家にいることが今出来ることと言い聞かせていました。なので上のニュースのように役に立ちたいという気持ち、痛いほど分かります。しかし一方で針刺、混注忘れのニュースを聞くことも多く実際一緒に働いているスタッフさんも不安を隠せないようでマニュアルを見返して流れの確認を行ったり事前に準備動画が見たという話を聞きました。

しかし決まった事なのであれこれ悩んでも仕方ありません。

事前勉強して、イメージトレーニングして実践するのみです。


医療は日々進歩する

スタッフの方に今回導入されるワクチンの会社のパンフレットなどをいただき確認を行いました。

そして3年越しに新たな事実発覚。

筋肉注射の手技変わっているやん。

ちなみに動画の検索をすると今までの穿刺方法もたくさん出てきます。医療者がよく目にする某求人サイトでの技術動画は旧式の方法でした。まぁそれでも安全性は確保されていたと思うので間違いではないけど、やはり長年旧式で行っていたのでびっくりはします。

医療は日々変わっていくとは頭では分かっていたのですが、筋肉注射の師入部位含め接種者の腕の出し方や穿刺後に揉む・揉まないなどが変わっていたのにはびっくりでした…。こういうのを実際に体験すると潜在看護師の期間が長いと復職へのハードルが一気に上がると思います。

私は3年弱と医療機関ギリギリ戻れるか戻れないかのラインだと個人的には思っていたので今回このように再度学ぶ機会があったのはラッキーな事なんだと思ってます。


そしていざ開始 患者層や準備まで

ニュースで聞いているのと同じく医療者の先行接種の後は高齢者接種です。

現在の居住地の自治体は80歳以上から接種券が配られたようです。そして初日含め開始の週に訪れる高齢者は集団予防接種を選ばず街のクリニック(かかりつけ)を選んで予約しています。要するに電話争奪戦・予約電話を勝ち抜いた強者達です。

って事で初日に訪れた接種者の皆さんは元気でした。

80過ぎても元気。でも説明書なんて読んでないし、同意するにチェックしていないし、なんなら時間忘れてこなかった人もいたよ。

うん。高齢者元気!病院に来ることに関しては特に元気ね!(涙)って個人的になりました。

国民が元気・患者さんが元気って素晴らしい事なんですが、外来止めて人出増やして小さなクリニックからしたら経営的に痛手で外出が必要な子育て世代・働き盛り世代がまだ接種出来ないってなんだか切ないねって思っちゃいました。だからといっても人員には限りがあるし難しいです。あ、私情ですね。失礼しました。

とりあえず一日6人の枠から始まります。

打つ前にはもちろん準備が必要です。薬剤の入っている1バイアルから6人分注射器に移すのですが先に1バイアルの中に決まった量の生理食塩水を入れて希釈が必要です。しかしバイアルの中に生理食塩水を入れた時、圧がかかりすぎると注射針を抜く時、バイアルの中から薬液が漏れることがあります。
ニュースで破損や、量が足りないなどのトラブルはこれなんだなって思って、混注一つでもかなり緊張します。

薬液混注なんて医療の基本中の基本です。でも大事な薬剤だからこそ緊張してしまい手をプルプルしながら準備をしました。
混注時は薬液漏れがないか、混注後は6本分ちゃんと吸えるか。

なので、実際の希釈方法の動画をYouTubeで視聴しました。

動画再生数を見るとどの動画も20−30万回以上再生されててみんな通常の業務プラス不安を抱えながらやってるんだなって思いました。
私はこの一年医療現場から離れていたので頭が下がる思いです。


6人でも現場はバタバタ

そして初日、クリニックなので少ない人数で回しました。
まずは一日6人からの開始です。
外来を一定時間止めワクチンのためだけに動きます。
問診票の確認、診察注射、注射後安静場所への誘導、問診票のシール貼りバイタル時間部位記入、待機時間後接種者を待合へ誘導、次回の予約日確認、問診票記入漏れ最終確認し終了とざっと流れはそんな感じ。
その間に針刺予防のため未使用、使用済みの針の管理や接種者の体調確認が入るので慣れるまで気が休まりませんでした。
初日は問題なく注射も終わり幸いにも気分不良を起こす方もおられずって感じでした。
たまたまその日が問題なく終えただけなので緊急時、アナフィラキシー時の対応も頭に入れておく必要があるなと感じました。
来週から人数も増えるためどうなるかといった感じです。集団予防接種は沢山の人を打てるメリット反面働く人も色んな人がいて経験年数や仕事のやり方が統一していないと事故も起きてしまうのかなって思ってます。


貴重な経験が出来て感謝と共に日々勉強

まだ数日しか経験していませんがやはりこのような職についたという責任はしっかり全うしないといけないなという想いです。

それは正社員であってパート社員であっても時間が短時間であろうとフルタイムであろうとその場所に立っている時点で医療者としての役目を果たさないといけないのです。

退職前病院で勤めている時は幸いな事に国を巻き込む災害や事故などの経験がなかったので大きく考える事はありませんでしたが、今回このような機会を与えられたという事は一つまた成長する機会なのではないかと思っています。

なので日々勉強するのみです。

最後に

この記事はひょっとすると普段読まない方が読む可能性があるかと思います。

たまたま目に入った方は拙い文章で大変読みにくかったかもしれません。

そして記事に対して補足のためニュース記事や動画を引用させていただきました。

引用記事自体も違法ではないと確認しましたが問題があれば削除いたします。

そして1医療者の何気ない呟きを最後まで読んでいただきありがとうございます。

ひょっとしたらまたこれら関連の記事を書くかもしれません。

予防接種ってなんで注射しかないの?

↑気になっているので調べて分かったらupします。


読んでくれてありがとうございました。

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