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【IPA】CBT方式の情報セキュリティマネジメント試験を受けてきた

※ 問題内容に触れると怒られるので一切触れません!

(1)試験問題の全部又は一部(試験問題中に登場する文字に限らず、出題内容を示唆する表現も含む)を第三者に開示(漏洩)しないこと
(2)上記(1)を開示(漏洩)した場合、関係法令等に基づき損害賠償請求等の措置が取られること

IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:試験実施案内:令和4年度上期情報セキュリティマネジメント試験について

CBT方式への変更

コロナ禍になってから資格試験もなかなか受けづらく尻込みしていたのですが、コロナの影響か基本情報技術者試験(FE)と情報セキュリティマネジメント(SG)試験がCBT方式に変更したと聞きました。
CBT方式はComputer Based Testingの略でコンピュータ上で行うテストのことです。情報処理技術者試験ではITパスポート試験(IP)で既に導入済みです。Wikipedeiaによると国家試験でCBT方式を採用しているのは上記の三つと運行管理者試験だけみたいですね。

元々コロナ禍でなければ情報処理安全確保支援士試験(SC)を受けようと思っていたので、その軽い腕試しとCBT方式の体験にと情報セキュリティマネジメント試験(SG)を受けてきました。

情報セキュリティマネジメント試験とは

実際に受けるまで「誰でも受かる」と噂のITパスポート試験(IP)と同程度の試験だと思っていたのですが、公式の説明を読むとスキルレベルは2と基本情報技術者試験(FE)と同じですね。難易度もITパスポート(IP)と基本情報技術者試験(FE)の中間くらいを想定しているようです。
どうも試験制度が開始された2016年春は合格率が88.0%と異様に高く、簡単というのはこの時のイメージだったみたいです。

情報セキュリティマネジメント試験は、情報セキュリティマネジメントの計画・運用・評価・改善を通して組織の情報セキュリティ確保に貢献し、脅威から継続的に組織を守るための基本的なスキルを認定する試験です。〈共通キャリア・スキルフレームワーク(CCSF)レベル2相当〉

情報セキュリティマネジメント試験とは|情報セキュリティマネジメント試験

申し込み

申し込みは他の情報処理技術者試験と同じくIPAのサイトから行います。書店等に置いてある申込用紙からも申し込めるらしいですが、試したことないので知りません。

他の試験と違うのはプロメトリックという資格試験の配信を行っているサービスにアカウント登録をする必要がある点です。登録後に受験場所と受験日時を予約します。

筆者が受験した都道府県では同じ会場で二つの選択肢がありました。実際に会場に足を運んで分かったのですが、同じ建物内の別の部屋のことのようです。会場の選択肢の多さは都道府県によると思います。
CBT方式では午前と午後を別日に予約することが出来ます。勉強する余裕が出来ますし、集中力も保てるので合格しやすいかもしれませんね。
混雑状況があって確実に受けられない場合はどうなるのか分かりませんが、土日のみで済ませようなどと思っていると予約が埋まってしまうと思います。申し込みは早めにした方が良いです。
また、午前→午後の順に予約をしなければなりませんが、受験はどちらが先でも構わないという罠があります。同日に受ける場合はトイレ等の心配がなければ終了予定時刻+30分で次の試験を入れても「「「恐らく」」」大丈夫です(保証しかねます…)。後述しますが終了時刻は予定より早くなりそうです。30分は15分前に集合するよう書いてあったためです。

・午前試験、午後試験のそれぞれについて、個別に予約を行う必要があります。
・午前試験 → 午後試験の順に予約してください(午後試験から先に予約できません)。
〔中略〕
・午前試験、午後試験の順に受験する必要はなく、午後試験を先に受験することも可能です。

IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:試験実施案内:令和4年度上期情報セキュリティマネジメント試験について

受付完了ページ(確認書)がそのまま受験票になるので印刷が必要です。安心のためページごと保存しておくと良いと思います。

CBT方式感想

※ 問題内容に触れると(略)。

本人確認書類と確認書を忘れずに。免許証を提示したら触れないので自分で裏返して裏も見せてと言われた(コロナ対策?)。確認書は見せるだけなので手元に残る
筆記用具を持ち込む必要がないので荷物が軽い

・コロナ禍なので体温測定(37.5度以上は受験不可)があったが徒歩だったので寒すぎて体温計が測定不能となり自己申告となった

荷物は本人確認書類以外すべて鍵付きロッカーに預ける(腕時計や確認書も)。そのため荷物が大きすぎると問題になるかもしれない。筆者はリュックだったが何とか収まった。

・開始予定時刻の15分前から会場案内が始まり着席したら始めて良いらしく予定時刻より早く始まった(テスト時間は延びない)

・モニター上で回答するのでマークシート方式に比べて記入ミスも起きなくて無駄な不安や確認作業をしなくて済んだ

・午後試験は本文と設問が一緒に見れないので非常にやりにくい。事前に知っておかないと困惑するかも

ハイライト機能が非常に便利。メモ用の紙とペンを渡されたがハイライト機能のおかげで殆ど使わずに済んだ
・メモ用の紙とペンも終了時に返却なので答え合わせ的なことは不可能

・残り時間が常に画面に表示されていて安心

・終了ボタンがあるので好きな時に終了できる。これも他の試験と違う特徴かもしれない(確か何分か経たないと退室できない)。

午前午後ともにスコアレポート(テスト結果)のURLが終了後すぐに(5分もかかってない?)メールで送られてくる
・確認出来るのは出題分野ごとの点数のパーセンテージと全体の得点で各問題ごとの正否は確認できない。60%合格のはずなので得点が60点以上なら合格だと思うが、この合格点は上下することがあるらしい。

・よほど混んでたり案内に時間がかからない限り予定時間より早く終わるので、連続で申し込めば午前と午後を午前中または午後のみで終わらせることは可能に思える。集合時間が15分前なのでそこだけは注意!

合格発表は翌月末にIPAのサイトにて行われる。合格証書の発送は発表の約一週間後。筆者の場合は発送日から二日後に届いた。

以下の「情報セキュリティマネジメント試験:試験当日の受験の流れ|プロメトリック」を読んでおくと回答方法などに戸惑わずに済むと思います。

合格証書はこんな感じで簡易書留で届く

令和4年度上期情報セキュリティマネジメント試験

次回の令和4年度上期情報セキュリティマネジメント試験は2022年5月9日(月)10時から申し込み開始らしいです。興味を持った方がいれば是非。


出来ることが増えると記事に還元されます。コメント頂ければ参考にします。