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【ドラクエ】「痛恨のミス」じゃなくて「渾身のミス」と言う人いますけど誤用ですかね?

『ドラゴンクエスト』では一定の確率で攻撃の威力が上昇することがあります。それがプレイヤー側の攻撃であれば「会心の一撃」と呼び、敵側の攻撃(プレイヤー側が受ける攻撃)であれば「痛恨の一撃」と呼びます。

「会心」が「上手くいった」という意味で、「痛恨」が「悔しい」という意味なので同じ威力が上昇した攻撃でも呼び方が違うんですね。敵が運良く大ダメージを出したらプレイヤーは悔しい!

また、ゲームでは会心にニュアンスも音も似た「渾身」がよく使われます。『モンスターハンター』では「渾身」というスキルがありますね。スタミナが最大だと会心率が上昇するというスキルで、「渾身」の説明に「会心」が出て来ます。

他には、最近だと『テイルズオブアライズ』「渾身の一撃」というトロフィーがありました。一撃で10,000以上のダメージを与えると取得出来るトロフィーです。

「渾身」は「全身」という意味で「上手くいった一撃」の会心の一撃に対して「渾身の一撃」と言えば「全身の力を振り絞った一撃」といった感じですかね。

『ドラゴンクエスト』でも『ドラゴンクエストⅩ』から「渾身斬り」という特技が追加されました。MPを消費して通常攻撃よりも大きいダメージを与える特技です。一定確率でたまたま上手くいった会心の一撃と違って、全力で攻撃するのでMPさえ使えばいつでも大ダメージを狙えるわけですね。

さて、本題。世の中には「痛恨のミス」という言葉があります。前述の通り「痛恨」は「悔しい」という意味で、「痛恨のミス」は「とても悔やまれる失敗」といった感じでしょうか。

ところが「渾身のミス」という言葉も聞くことがあるんですね。まあ全身全霊でミスをすることはあると思います。全力ダッシュで電車に駆け込んだら逆の方向だったとか。ミスはやろうと思ってやるものじゃないですしね。そもそも、誤用なのかは知りません。教えてください。

ただこの「渾身のミス」という言葉、ゲームをやってる人が言うことが多い気がするんですね(筆者の知り合いがゲーマーしかいないだけだろとか言わない)。かいしん・つうこん・こんしん、どれも微妙に似ているせいでしょうか…。他に渾身も痛恨も使う機会が多いのはスポーツ実況とかですかね。

「痛恨のミス」と言いたかったんだろうなという場面に出くわした時に「ゲームの影響かな?」と思った日記でした。


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