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建築士の提案を受けて思ったこと

基礎が少しずつ出来上がってきて、頭の中でずっと描いてきていたレイアウトが目の前に表れつつあります。それだけでもワクワクが止まりません。これで上棟したら一回感動で泣くんじゃなかろうか。と思ったりしてます。

さて。時を大分前に巻き戻しまして。

店舗兼住宅を建てるにあたって、3名の方にお声がけさせて頂きました。
皆さんに同じ資料を渡して、同じ話をして。その場その場で受けた質問に答えて。可能な限り条件を同じにした上でのコンペティションです。
(それぞれ別日にお話しているので、みんな同じタイミングで話した訳ではないですが)

皆さんに図面や簡単なイメージ、そして模型を含めて提案頂きました。そこで感じたことと、自分が決めた建築士の案に対して思ったことを書いてみたいと思います。

あれもこれも!の中からより線引きされる

実際にプロの目線で考えられた案を見た時に感じたことは、やっぱり全体を俯瞰した時のバランスが大事なんだな、ということでした。

一つ一つ、自分達で要望を挙げだしていくとどうしてもモリモリになりがち。なるべく優先順位は付けているつもりではいても、個々に判断はできるにしても全体を見た時のバランスみたいなものを踏まえてはいないのでちぐはぐになっているんだな、と思いました。

実際に案を前にした時に「ココよりもこっちが大事だった」とか、「そんなに大きな要素では無かったな」みたいなことがより明確になった気がしています。

そして自分でも上手く言葉にできなかった事や、意識の外にあったけど大事なこととか、そういうポイントをうまくすくい上げて形にしてくださっている案にはビビッと来ました。

良い/悪いではなく、合うかどうか

今あらためて提案書を見直してみてもそれぞれに良いなと思えるポイントはあるのです。

だからコンペティションをした上で大事なことは優劣を付けるポイント性のようなものではなく、自身の持っているニュアンスやフィーリングといった感覚的なものをより深く感じてくださる方を見つける工程なんだと思います。

こればかりは1案だけ見て、そこから練り上げるスタイルではできなかったことだと思います。最初の一歩を同じ方向、同じバランス感覚を持った方と一緒に踏み出すことが大事なのだと。

同じベクトルでありながら、想像を超える

そしてそんな同じフィーリングを持ちながらも、プロの仕事としてこちらの想像をひょいっと飛び越えてくる案がありました。何がすごいと思ったかと言うと、高低差の使い方です。

素人でもなんとなくイメージは広げることはできるんですよ。お店のこと、自宅のこと。だって使うのは自分ですから。
こんな風に使いたいから玄関から1階はこんな感じで、2階に上がってこんな風になって…と。所謂シンプルなボックス型に近い感じで1階2階と要素ごとのブロックをガチャガチャと組み合わせていけば良いんです。

レイアウト

↑いつ頃考えてた案だったかもあやふや…。

でも用途地域の件でも書きましたが、2階建ての建物にしたいという条件の中でただボックスをガチャガチャと組み上げていくと無駄があったり具合の良くないレイアウトになるんです。しっくりこない。

そういった中で必要な広さと機能をバランス良く両立させるために、高低差やロフトのような部屋未満の高さのスペースなどを上手い具合に使うことできっちり収めてくる案をバシッと提示されたのです。

プロすげぇ!と。

この家住みたい!と。

最初の話を聞いた時からそう感じました。自分達の中では到底発想できない建物としてのワクワク感があったのです。
(特に高低差やロフトの使い方に驚愕した我々はその案を提案してくださった建築士Kさんを「ロフトの魔術師」と勝手に呼んでました)

皆さんの案を全部受け止めて、改めて冷静に考えて。お一人、建築士Kさんに決めることができました。
今建てようとしている間取りは勿論最初に頂いた提案の形から大分変わりました。でも最初の土台があった上でよりブラッシュアップされた形であり、より洗練され自分達の思いも乗っかった案であると断言できます。

ここまで何度も何度も…。本当に大小交えて、機能面などだけではなく感覚的なことも含めて沢山のことを丁寧にご提案してくださるKさんには感謝するばかり。最初にKさんにお話をしてみようと思って良かったです。

今月中には上棟予定

まだ細かい部分で詰めきれていない部分は沢山あり、現場で色々と動きながらの確認になることも多々あるのでしょう。自分も引き続き頑張らなければと思います。

楽天ルームやってます

こちらのnoteで書いたり書こうとしているもののご紹介を楽天ルームでもやっていければと思います。こちらも是非チェックしてみてくださいね。

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