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【詩】血染めの創造主

色のない世界に取り残され
仕方がないから歩いて行く
ひかりもないから 目印もない
空ものっぺらぼうの あかんべえをして
わたしを嘲笑う

あてもなく 囚人服を着たまま
歩いて行くのがわたしの刑
靴をすり減らし
足の裏を露わにし
血糊と血清で染める 世界の型取りを
 

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