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出張でした

金曜の朝から福岡に出張だった。宮崎からは九州内のどこも陸路について不便極まりないので飛行機にて。40分くらいのフライトで朝9時に福岡空港に着いた。

この日の予定は来年開業予定のクリニック内装についての打ち合わせが中心。私はロゴデザインとグラフィック面担当だけど、これまでホスピタルアートという形で何度かクリニックの内装の提案もしたことがあったので、なんとなく内装の相談も受けることが多い。

とはいえ、別のアプローチの建築士も入っているし、言えることはロゴ開発を通じて見えてきたクリニックとしてのコミュニケーションのトーンに沿って、内装の色や質感が大幅にズレた方向に行かないよう、ちょこちょこ口出しをする程度だ。

内装資材の大手のショールームへ向かい、4時間ほどかけてほぼ全部の部屋の壁紙や天井、床材が決まった。その後はロイヤルホストにて、ウェブサイトとグラフィックツールの打ち合わせ、その後某家具屋へ…と気がついたら18時を回っていた。

壁紙がずらり

SNSやnoteの様な記事にはなるべく具体的な個人名や関係性を明記しない様にしているのだけど(その方や知り合いが読んだ時にどんな印象を受けるか考えると筆が進まなくなるから)、開院予定の先生方チームも、繋いでくださったウェブサイトチームも尊敬する人ばかり。打ち合わせは長かったけど楽しかった。

19時過ぎにホテルにチェックイン。夜ご飯くらい事前に誰か友だちと約束をしておけば良いのだけど、仕事の終わりも分からないし会食になるかもしれないのでいつも予定を入れない様にしている。

しばらく会えていない人や最近どうしているかな、と気になる人に連絡をして、直前に約束を取り付ける。快くお返事がもらえてありがたい限り。その日の夜、翌朝、お昼、と何人かのお友だちと一緒に食事やお茶にでかけた。

近況だったり、思いだったり、思い出話もあればこれからの事も。

ほらね、詳しい事を書こうとすると、当人の顔が浮かんで文字が打てなくなる。なんでもない会話も、ちょっと深い会話も、大切なものなので、簡単な文章にしてしまうとちんまりと纏まってしまう。それを避けたい。ので、とても楽しかった、とだけ。

今現在を一緒に過ごすことはあまりなくなってしまったけれど、この人たちといた時間が自分を作ってくれたのだなと思う。同時に、今宮崎で一緒に日々を過ごす人たちもこうして大切な存在に無意識になっていっているのだと思う。

とある人との帰り際に、つい「私が死んでもたまに思い出してくれそうなので」と言ってしまった。

会いたかった、楽しかった、変化球で投げすぎた。そういう気持ちの一日でした。