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きゅん君が道の真ん中を歩く理由

最近はだいぶ暑さも出て来て、
今までより早めの時間の散歩が必要となった、
この、いぬうた市ですが、きゅん君と、
ぐーちゃんの家において、ママと飼い主の、
ふたり散歩体制の時、きゅん君のリードは飼い主が、
ぐーちゃんのリードはママが、それぞれ持つことが、
ここのところ多くなりました。
それにはちゃんと理由があり、きゅん君の方が、
散歩の途中でする、マーキングを兼ねての、
おしっこの回数が断然多くて、
わんこがおしっこをした場合、マナーとして、
水をおしっこをした場所にかけるのですが、
この水が入ったペットボトルは、
飼い主の持つ役目になっているので、きゅん君のリードを、
飼い主が持っていたほうが、すぐに水をかけられるので、
自然とそうゆう流れになりました。
しかし、きゅん君はこの流れに大層不満を抱いています。
何故なら、きゅん君はママが大好きなので、
自分のリードはママに持ってもらいたいからです。
そして、ある日、この不満を、
ぐーちゃんにぶつけてみました。
「ぐー、何で僕ばかりが飼い主に持たれるのだろう。何か、僕が悪いことした、その罰なのかな?逆に、ぐーは何でいつもママに持ってもらえるのかな?」
きゅん君は、自分のおしっこの回数の多さが理由で、
こうなっていることに、どうやら気付いていないのです。
一方、ぐーちゃんは、気付いているのでしょうか?
答えようとする、ぐーちゃんの顔、
何だか自信満々のように見えますが。
「それはね、きゅん。考えてみれば当たり前の話よ。何故って、ママは、きゅんがところ構わず、電信柱さんにマーキングするのが恥ずかしいのよ。だから、きゅんは飼い主なんかに持たれちゃうのよ。飼い主は恥ずかしいという感情がないから、きゅんを持つのは大丈夫なのね。何故って飼い主は、自分自体が恥ずかしい存在だから」
と、ぐーちゃん、とうとうと、ご自分の思う解答を、
きゅん君に語りました。
えーと、ちょっと違いましたね。
マーキングはあっているのですが。
しかし、きゅん君は、その、ぐーちゃんの言ったことを、
すっかりそれが真実だと思い込み、
「がーん。そうだったんだ。僕の本能が原因だったんだ。知らずとママには恥ずかしい思いをさせてしまっていたんだな。これは何とかしないと、いつまでもママにリードを持ってもらえない」
と、きゅん君考えて、考え出した策が、こうでした。
まず、おしっこはなるべく家で済ます。
それでもって、散歩の時はなるべく道の真ん中を歩く。
という2点でした。
1点目は分かるのですが、2点目の、道の真ん中を歩く、
というのは、きゅん君、どうゆう理由でしょうか?
「だって、道の端っこを歩くと電信柱とかがいっぱいあるから、どうしてもマーキングしたくなるでしょ。だから道の真ん中を歩けば、我慢も出来るってもんさ」
と、自分のこの対処に自信がある、きゅん君は、
元気良く答えました。
途中の理由は違えど、着地点はあっているので、
この作戦は上手くいくのではないでしょうか?
早くこのことにママや飼い主が気付いてくれるといいですね。
「うん!きっと、ママは分かってくれるさ!」
と、これまた、きゅん君、大きな声で、そう言ったのです。

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