楽しい色って何色？

おやおや、何やら、いぬうた市の、きゅん君と、
ぐーちゃんが、自宅の2階のベランダで、
周りの風景を見ながら、いろいろと何かを、
話をしてるみたいですよ。
きゅん君、ぐーちゃんと一体、何の話をしているのですか？
「いろいろだよ。いろいろな話をしているんだ」
いろいろは分かっているんですよ。
だからどんないろいろな話をしているんですか？
「だからいろいろだよ。いろいろな色の話だよ」
なんだ。色の話ですか。
「そうだよ。だからさっきからそう言っているのに」
と、にんまり確信犯的に笑う、きゅん君です。
でもいろいろと色の話って、具体的にどうゆう話ですか？
きゅん君だと、また面倒くさそうなこと、
言い出しそうですから、ぐーちゃん、答えて下さいな。
「はいな！ほいきた！では、ぐーがお答え致しましょうー！ぐーたちがお色の何を話していたかと言うと、お色の中でどのお色が1番楽しいお色か？というのをディスカッチャンしてたのでありまっす！」
正しくはディスカッションですけどね。ぐーちゃん。
なるほど。楽しい色ですか？
それはどんなディスカッションしていたのか？
気になります。
ちなみに、ぐーちゃんはどの色が楽しいと思うんですか？
「ぐーはちょっと前に桜さんのお花をいっぱい見て楽しい気分になったから、ぐー的にはピンクさんだと思うのよね」
まあ、確かに、ぐーちゃんでなくても、
ピンク色は楽しい気分になる1番候補かもしれませんね。
「でもね。そしたら、きゅんが、ブンブン！首を振る訳よ。それはどうかなって」
そうですか。きゅん君は違うんのではと。
では、きゅん君は何色が1番楽しいと思うんですか？
「僕はね。僕は青だと思うんだよね。だってさ、今日のこの空もそうだけど、この空の青さって、無条件に楽しい気分にならないかな。天気が晴れてて、空が抜けるように青かったら、それだけで楽しいと思うんだけど」
確かにそれは言えますね。
青色だけ考えたら、冷たく寒々しく映るかもしれませんが、
空の青色を考えたら、それは楽しい気分になりますね。
「ねっ、そうだろ。でも僕は黄色も好きだから楽しい気分になるし、赤だって場合によったら楽しいし、白も悪くないし、なかなかひとつに決めるのは難しいね」
その日の気分にもよるかもしれませんしね。
「ぐーだって、ピンクさん以外にもオレンジさんも好きだし、葉っぱとかの緑さんも大好きよ。考えたら、ぐーもいっぱい楽しい色さんあるわー！ぐー、どうしましょう」
と、おふたり、ディスカッションが、
行き詰まってしまったようですね。
だったらこうゆう考えはどうですか？
きゅん君も、ぐーちゃんも好きで楽しくなる色が、
いっぱいあるのでしたら、その色を全部混ぜてみれば、
いいのではないでしょうか。
「ん？どうゆうこと？」
「ぐー、全然分からないー」
と、言う、きゅん君、ぐーちゃん、よく聞いて下さい。
絵の具はおおかた、いっぱいの色を混ぜると、
黒に近くなりますから、楽しい色は、
黒ということでいかがでしょう？
黒は、きゅん君と、ぐーちゃんの、
地毛の色でもありますから。
いつも楽しい黒色のおふたりですから、
楽しい色は黒ということで、どうでしょう。
「あっ、いいじゃん、それ最高！僕らの黒が1番楽しい色だー！」
「ぐーの黒色さんがやっぱり何でも1番よねー！だから楽しい色も黒色さんでお異議なーし！」
と、おふたりの満場一致で同意を得られましたから、
この、いぬうた市では、1番楽しい色は黒ということで、
今後よろしくお願いしまーす。