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完全無料!!じっちゃまオススメのRIDE(Lordstown Motors)を徹底調査!

こんにちわ。
八木翼です。

最近、じっちゃま(広瀬隆雄さん)が勧めている株の一つにRIDE(Lordstown Motors)があります。

今日は、決算説明会で使っていた資料を和訳しながら見ていきたいと思います。
こちらのニュースも参考にさせてもらってるので、時間がある方は是非見てみてください。

Lordstown Motors: It's Time To Electrify Your Portfolio
https://seekingalpha.com/article/4369207-lordstown-motors-time-to-electrify-your-portfolio

さて正直な話、電気自動車を作っている会社はたくさんあります。
既存の自動車会社ですと、BMWなんかが有名ですね。
また、TESLAが一番人気です。
では、このRIDEにはどんな特徴があり、他社と比べてどこら辺が有望なのかみていきたいと思います。

①ハブモータを搭載


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ハブモーターというのは、車のホイールの中についています。
「え??モーターがホイールについてるの??」
と驚かれる方もいるかもしれません。
しかし、このハブモーターは理にかなっています。上記はLordstown Motorsのスライドの一部です。
ホイールにHub Motorと書かれているのがわかると思います。
普通の自動車は燃焼機関があり、その燃焼のエネルギーでモータを動かし、1つのモータを動かし、その動力をベルトとシャフトで4つの車輪に伝えていました。

しかし、このモデルでは動力が直にタイヤに埋め込まれているため、ベルトやシャフトで発生していたロスがなくなります。

ちなみにシャフトがなくなったことにより、ハンドルの可動域が増えています。
何が言いたいかというと、真横に走れるようになっているのです。(原理上は)
そのため、切り返して駐車するなんてことはしなくていいのです。
(これがスライドの右に書いてあるHigh Maneuvabilityだと思います)
ちなみにテスラ車は普通に主軸があるため、操作性ではLordstown Motorsの方が上です。

2.儲かる市場「だけ」で勝負


下のスライドをご覧ください。

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Lordstown Motorsは、儲かる市場だけで勝負します。
計算方法は書かれていませんが、「Pichupトラックが今最も儲かる市場だ。」と書かれていますね。

え?なんで??と思ったので、Googleで検索してみるとこんな記事にぶち当たりました。

米国で根強い人気のピックアップトラック、高価格化しても販売台数増加
櫛谷 さえ子 日経Automotive専属ライター
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/news/18/06764/

まずは、車種別の販売台数シェアを確認しておきましょう


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車種別で見ると、SUVのシェアが上がり、セダンのシェアが急激に下がっていますね。そして、ピックアップのシェアは微増しています。
これだけでは「これが儲かる市場??嘘なんじゃないの??」という気持ちになってしまいます。笑
SUVの方が人気高まっていそうですもんね。


さて、しかし下の図を見ると印象が変わります。


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こちらは米国の車種別の販売価格なんですがピックアップトラック(灰色)が最も高価です。そして2010年あたりはSUVと同じ用な価格だったんですが、徐々に差がついていき、いつの間にやらSUVが37,465ドルで売られているのに対し、ピックアップは44,039ドルで売られています。
約17.5%もピックアップトラックの価格が高いのです。
2010年までの販売台数は、ピックアップトラックの方が上でした。
しかし、価格に敏感に反応し、ピックアップトラックではなくSUVが売れたと推測することができます。よって、価格弾力性は非常に高いことが推測できます。
(価格弾力性が高いとは、値下げによって、需要が喚起されやすいということです。)

そこでRoseTownMoterは、「本当はピックアップトラックが欲しいけど、値段が高いからSUVにした層」を狙いに行ったわけですね。
以下の図はこの会社のスライドですが、価格が安いんです。

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なぜこんなことができるのかというと、格安でGMの工場を買い取ったからと推測できます。
さて、勘のいい方はもしかしたら気づいたかもしれませんが、これ、大して割安じゃありません。
同業他社の電気自動車と比べると、確かに割安なんですが、もう一つ上の図を振り返って見てもらうと、ピックアップトラックの2019年平均価格は44,039ドルです。Lordstown MotorsのEnduranceの価格は45,000ドルです。

「大してガソリン車と値段変わんねーじゃん!!(笑)」と思ってしまいそうです。これは肯定ツッコミで人気のぺこぱですらも擁護できないかもしれません。
「いや、割安だと思って見てたけど、平均価格よりも高い。だけど環境に優しいなら許されるだろう。悪くないだろう」というツッコミもできなくはないですが、ピックアップトラックは仕事でも使われる自動車です。
環境に配慮した結果、儲けが減るのであれば、そんな自動車犬も食べない無用の産物です。

しかし!
もちろん、そんなわけはありません。
以下の図はLordstown Motorsのスライドです。

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右下の5Y TCO Comparison(5年間の所有者のトータルコストでの比較)を見てください。
5年使った時、Ford F-150とEnduranceでは、Enduranceの方が、約36.9%も安いんです。
イニシャルコスト(ほとんど販売価格)は大差ありません。
大きく違うのは、Fuel Cost、Maintenance Cost、Fed Tax Creditですね。
なんと9,080ドル(95万円くらい)も違います。
さらに税控除で7,500ドル(80万円くらい)差がついて、メンテナンスコストで3,325ドル(35万円くらい)差がつきます。
メンテナンスは燃焼機関もなければ、ベルトやシャフトもないので、確かに少なくて済む気がしますね。

これは市場的にはかなりいい感じの攻めをしているように思います。

③もう受注している

なんだかバカっぽいタイトルにしてしまいましたが、LodsTown Motorsはもう5万台(30億ドル相当)を受注しています。(広瀬さんの記事によれば)
まだ計画段階でありますが、計画はしっかりしていますし、GMの工場を譲り受けているわけですから、製造への着手はすぐにできます。
2021年にはフルプロダクションに入り、Q3、Q4で2,200台を作ります。
2022年には31,600台を作る予定で、2023年には65,000台を作る予定です。

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下に書いてありますが、2万7,000台は受注済みとのことです。(このスライドはちょっと古いのでカウントレスな部分があると思います。)

当面の決算は、広瀬さん3大原則である、「売上、EPS、ガイダンスがアナリスト平均予測を超えているか?」を見るのではなく、テスラの時と同様、「会社が提示した販売台数予測をきちんとこなせているか?」を確認していく作業をしていくことが大事かと思います。

そこら辺は、私のTwitterで追っていく予定ですので、Twitteでフォローしておいてください。この画像と一緒にツイートしていきたいと思っています。

ちなみにLords Town Motorsは、ピックアップトラック市場を局所的に攻めているのであまり比較にもなりませんが、テスラの第3四半期(2020年7月~9月)の納車台数は13万9300台です。 
単純に4倍すると55万7200台になり、やはりテスラの方が巨大です。
しかし、ピックアップトラックと局所的に市場を攻めることで、テスラを撃ち落とす可能性は十分秘めているように感じますね。

ちなみに、過去10年間で、米国で最も多く販売されたピックアップトラックは米フォード(Ford Motor)「F-150」で、520万台以上です。

電気自動車への需要の高まりや、採算性を考えて、この買い替え需要は十分に見込めます。
作れば作っただけ売れまくる、今のテスラのような状態になる可能性があるということです。

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財務諸表の予測数値を見ると、2022年には既に黒字予想なんですよね。
テスラも赤字会社から黒字会社に変わってから株価の評価がガラッと変わりました。そう考えれば、今のうちにこの会社の株を仕込んでおくのはお買い得に思えます。

ちなみに、現在のテスラの株価は、PSR(EV/Sales)で23.81倍です。
このPSRを2024年の売り上げにそのまま当てはめれば、
5,576M  ✖️ 23.81= 132BのEV(事業価値)を持つことになります。

発行済み株式は、164.95Mなので、割り返すと

132,000M➗164.95M=一株あたりEV:800ドル

となります。
今の株価は、20.06ドルです。
テスラはイーロンマスクのプレミアムが載っていると言っても、流石に割安すぎるのではないでしょうか?
40倍割安と言っても過言ではありません(笑)
計画通りことが運べば、テンバーガーは目指せる気がしますよね。
(もちろんテスラには、自動運転、UI、などへの期待感があるので一概には言えませんが)

④経営陣が優秀そう


またもバカっぽいタイトルにしてしまいましたが、経営陣の経歴が優秀そうです。

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よく見れば、Chief  Productionn OfficerのRich Schmidtさんはトヨタやテスラにいた経歴もあり、「こいつ食えんな感」が半端なくていい感じです。
なんとなく刃牙に登場するビスケットオリバに雰囲気も似ていて、怖そうです。

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いやごめんなさい。記事を書くのに飽きてきて、ちょっとだけふざけました。笑



あと、John Voさんもアジア人ヤクザっぽくてそそりますね。
この方も2011-2017年までテスラでGlobal Manufacturingをやっていたとのことです。ちなみにHoneywellという会社は航空機のソフトウェア会社だったと思います。自動運転の部分でもこの方は活躍しそうですよね。

とまあ、ちょっとふざけてしまいましたが、経歴十分の経営陣もいますので、現在はまだ絵に描いた餅状態のRIDE(Lordstown Motors)ですが、地に足についた経営をしていきそうな雰囲気がぷんぷんしております。

公平をきすために一応言っておくと、私は既に22.31ドルで495株取得しており、(約100万円)10万円ほど損しております。

当面、テスラ崩壊とともに、値下がりもありうるんじゃないかと思っていて、上がり出したらまた買おうと思っています。

ちなみにこの記事が良かったと思った方はTwitterでツイートしていただけると大変嬉しいです。ぜひよろしくお願いします。

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