新歓に参加してみた!? “ファシリ目線のコミュニケーションデザイン”
Fo -LAB 3rd ファシリテーション講座 Day2
〜unlearning thema(2022/2/9)〜
『設定』
・あなた(=僕)は大学2年生の人狼サークルに所属している。
・総合大学で5つの学部が一つのキャンパスに混在している。
・時期は4月下旬、人数は院生も含めて3000人弱 、1学年1学部150人ほど
・サークルの規模は30名ほど、幽霊部員も10名ほどいて実際にアクティブに
活動しているのは5〜10名ほど。残りの10名は他のサークルとの兼ねあい
をしながら、またバイトに力を入れつつ不定期に参加する。
・活動頻度は週に1〜2回。夜の21:00友人宅集合。
・4年生はほとんど来なくて、2・3年生の仲はそこそこいい。
・割合で言うと2年生:3年生=6:4くらい 性別は男性7:女性3
・性格は大人しめな人が多いけど、酒はそこそこ飲む。
・twitterでの告知を見て、4名の新入生が来てくれた。
・場所は大学近くの大衆居酒屋。19:00〜21:00 (その後任意で先輩宅で人狼)
・徒歩5分ほどなので学校の正門集合で先輩(2名くらい)がご案内。
・予算は2500円。先輩同士で割り勘し、新入生は500円いただく。
・その内、あなた(=僕)が所属するグループには2名の新入生が一緒に。
『コミュニケーションデザイン目標』
「誰と誰が」新入生と先輩(2〜3年生)が
もしくは新入生と新入生が
「どんなコミュニケーションをとって欲しいか」
先輩「あれ見てどう思う?」*先輩が顔を真っ赤にして奇声を上げた
新入生「え、、ちょっとお酒飲みすぎちゃったんですかね」
先輩「真面目だね〜」「やっぱりそう思うよね!」
新入生「うわ、苦・・・」
先輩「お酒苦いよね〜」「歳をとれば美味しく感じるんだけどね〜」
新入生「自炊できないんですよ〜いつもカップ麺です。。」
先輩「数学できるのに自炊できないの!意外だね〜」
先輩「野菜炒めも作れないだと!?小学校からやり直しましょうね」
「その結果、どんな状態になって欲しいか」
○「この先輩怖くないな〜、話しやすいし、自分の話受け止めてくれ
る!」と感じてもらって、サークルに入った後の先輩との生活が想像
できる。
○たくさん話せて楽しかった〜って口にする状態。
後日談:「拘束もほとんどなく、バイトや学業、他のサークルと両立でき
そう遠慮なく質問できるし、かといって無理に気を使ったりしな
くても自分らしくいれるな〜」
「ちょっと先輩おっちょこちょいで可愛らしいところもあるな
ぁ〜」
:「ちょっと自分の今までいたコミュニティとは異質な人もいるけ
ど、優しくて理解力があって気にかけてくれる先輩もいるしなん
とかなりそうだな〜」
:「同級生の子と仲良くなって授業とか一緒に行けたら嬉しい
な〜」
「デザインする上での工夫」
・話す割合は新入生2に対して先輩方8くらいに仮設定。
⇨初めましてで緊張しているし、いきなり空気感に慣れたり、話に対して
ツッコミを入れるのは難しいから。
・先輩がガヤガヤ話していてボケがあったら、それについて客観的な視点
での感想(クローズドクエスチョン)を新入生に振る。
「あれ見てどう思う?」
⇨どっちの答えでも「真面目だね〜」「やっぱりそう思うよね!」と新入
生を起点にツッコミ的に話を盛り上げられる。
・場を繋ぐために先輩が武勇伝を話しがちだと思うけど、ところどころ新
入生の新生活の困り事をサークル以外の話題で振り耳を傾ける。
例:困ったら落単の話題、一人暮らしだったら自炊やよく行くお店など
⇨テストのスクショとか、何か写真でもプレゼントするといいかも
⇨「あの〇〇のこと教えてくれた先輩だ」と思い出す。
・初めましてでコミュニケーションするのに疲れることもあると思うので
間に物(例えばトランプとか)を挟んでゲームという設定の中
でいわゆる少し過剰なキャラクターも演じられる状況を作る。
・未成年の子にはお酒は厳禁かもだけど、ノンアルコールビールを用意し
「お酒苦いよね〜」「歳をとれば美味しく感じるんだけどね〜」的な
会話や味覚をもとに感想を言えるように⇦それが喋らなきゃの罪悪感を
打ち消してくれるので、そういった言い訳やシンプルな発言を引き出す
仕掛けを用意する。
・イジってあげる。⇨そのためにできることとできないことを探す。
「〇〇できるのに□□できないの!意外だね〜」
「〇〇できない!?小学校からやり直しましょうね笑」
「あなたはどんな位置に座りますか?」
・2時間あるので、1時間で席の交代制度を設ける。つまり2回席移動があ
る設定。アプリか事前に紙で番号振ってくじを作るなりして、例え退屈
でも1時間話せば違うメンツでフレッシュに話せるという終わりがあるこ
とへの安心感を重視。
・席位置は新入生2人だけ、グループサイズは8人なので、4:4に分けて
右グループと左グループでそれぞれ会話の中心が新入生になるような配
置をこころがける。中央付近にファシリは居座り、どちらも会話に行き
詰まったらパスが出せる状態で臨む。
・必然的に新入生二人は先輩に囲まれる配置なので、角など後ろに寄りか
かれるスペースがあるとパーソナルスペースを確保したり、背後をきに
しなくていい安心感があるのでそうする。身を後ろにずらす事でテーブ
ルから離れ会話のグループから孤立する要因にもなりうるが、話したそ
うなのか、少し一息したいのか観察してから、必要な場合は「ここ空い
てるよ〜」とか「お皿とって〜」とか声をかけてそのスペースから先輩
の許可を取らず移動できる口実を作ってあげる。
・1時間ごとの席交代の設定があるとはいえ、ファシリとして会話があまり
盛り上がっていないグループの方の新入生の横に移動して会話のサポー
トをしたりなど30分に1回は席移動したり、トイレ休憩を挟むなどして
いつでも会話に熱中しすぎずフラットに状況を観察できるすたいるでい
たい。
追記:感覚を言語化することに生みの苦しみなるものを感じながらようやくリリースできた今作だけど、何か見についている、いや身についてたみたいな感覚知に気づけてよかった!
しばらく飲み会に行くのは気まずそうだけどね笑
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