「円谷英二展」(国立映画アーカイブ展示室)

先日、「円谷英二展」(国立映画アーカイブ展示室)を観てきました。
(もう展示は終わっています。)

「ゴジラ」などの特撮で知られる円谷英二の仕事をまとめた回顧展。
円谷英二のことについて、なんとなくは知っていましたが、行く会社行く会社が潰れたり、嫌がらせを受けたりとか…
知らなかったのですが、かなりの苦労人なんですね。

あと、今までなくなってしまっていたと思われていた円谷英二の初期の特撮映画「かぐや姫」が、海外にプロモーション用に編集したもののが見つかった映像を流していたりしました。
昔のものなのでそれなりにではありますが、結構綺麗に合成出来ていたりしました。

そういえば、会場へのエレベーター内で乗った時に…
同乗した女子大生(?)の二人組が笑いながらこんな会話をしていました。
「こんな昔の人知らないしさあ」
なんか授業かなんかの関係で観に来ていたのか…
知らないことを特権的に語るという感じだったのかなあ、とか思いつつも展示は一つ一つ丁寧に観ていたのが印象に残りました。
片方の子が、コロナの緊急事態開けて、バイト先の飲み屋で帰りが終電になったとかって話をしていました。
なんかこの会話を、円谷英二の展示観に行くエレベーターの中で聴くというシュチュエーション自体、なんかSF的なシーンだよなあ、とか薄っすら感じたりしました。

https://www.nfaj.go.jp/exhibition/tsuburaya120/

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